フロント・フォークのオーバー・ホール(備忘録)その4
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
今日の午前中は、嫁さんとコストコに買い出しに行ってました。
昼食を終え、休憩(昼寝)をしてから、作業開始です。
その3でフロント・フォークが形になったので、今日は車体に組み付けをします。
せっかく新品のインナー・チューブを組んでも、又、飛び石等で傷が付いてはオイル漏れの原因になってしまうので、その対策としてフォーク・ブーツを装着します。
数社から250TRに使えるフォーク・ブーツがリリースされていますが、汎用品ではなくちょっと値段は張りますが、250TR専用と思われるオスカー製にしました。
案の定、ジャスト・サイズです🎶
2
水抜き用と思われる穴が開いているので、後方内側になるよう、左右を間違えないようにインナー・チューブに挿入します。
上部は結束バンド、下部は両面テープで固定なので、上部はフリーのまま、下部のみアウター・チューブに両面テープを貼って固定します。
フォーク・アッパ・ホルダとフォーク・アンダ・ホルダの内側の汚れを真鍮ブラシを使って落とし、パーツ・クリーナーで洗浄し、シリコン・スプレーを塗布して滑りを良くしておきます。
フロント・フォークを下からフォーク・ホルダに挿入します。
取り外す前に測り忘れましたが、フォーク・アッパ・ホルダ上面から、インナー・チューブの上面までの突き出し量は、標準の17㎜に合わせます。
左右共、同じ突き出し量としますが、フロント・アクスル・シャフトがスムーズに通るように、微調整します。
と、それがセオリーなのですが、アクスル・シャフトの形状と、固定方法の関係上、あんまり神経質にならなくても良いようです。
サービス・マニュアルでは、サスペンションの章には、締め付け順序は載ってないのですが、ステアリングの章には、先にフォーク・アッパ取り付けボルトを締め付け、次にフォーク・ロア取り付けボルトを締め付けます。
ちなみに、
フォーク・アッパ取り付けボルト=2.0kgf・m
フォーク・ロア取り付けボルト=3.0kgf・m
です。
ここで、フォーク・ブーツ上部を結束バンドで固定します。
うちの250TRは、購入時からフロント・フェンダーはダウン・タイプが付いているので、タイヤより先に取り付けないと、フェンダー取り付けボルトが締め付け難いので、フェンダーを先に取り付けます。
フォーク・ブーツの下部とフロント・フェンダーが若干、干渉してますが、フォーク・ブーツはゴムなので、良しとしておきます。
フロント・フォークをばらす為、左側のアクスル・ナットを外しているので、先に左フォーク・フォークにアクスル・ナットが底付きするまで挿入し、左側のアクスル取り付けボルトを規定トルク=2.0kgf・mで締め付けておきます。
左側のメーター・ギヤ・ケース内にリチウム・グリスを注入し、内側の突起とホイールのギヤ・ドライブの切り欠きを合わせてセットします。
右側のカラーにもリチウム・グリスを塗布してハブ右側に取り付けます。
タイヤをフロント・フォークの間に滑り込ませ、左側のメーター・ギヤ・ケースのストッパをフォーク内側のストッパの間に入れて、アクスル・シャフトを右側から挿入します。
タイヤを持ち上げながら、左側のアクスル・ナットのネジ穴に嵌るよう、高さを微調整しながら、アクスル・シャフトをネジ込み、仮止めします。
タイヤがついたら、左側にメーター・ケーブル先端の切り欠きを合わせて取り付け、ケーブル・クランプも取り付けます。
フロント・ブレーキ・キャリパも取り付け、ボルトを仮止めし、ホース・クランプも固定します。
ジャッキ・ダウンして、アクスル・シャフトを規定トルク=9.0kgf・mで締め付け、右側のアクスル取り付けボルトを規定トルク=2.0kgf・mで締め付けます。
ブレーキ・キャリパ取り付けボルトも規定トルク=3.5kgf・mで締め付けます。
フォーク・トップ・キャップも規定トルク=2.3kgf・mで締め付けます。
フォーク・トップ・キャップにラバー・キャップを挿入します。
3
やっと、元の状態に戻ったので、直ぐに試乗したいところですが、ワンコ達の散歩に行く時間になってしまったので、今日のところは此処まで。
(その5へ続く)
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