プロペラシャフトのカルダン角度を小さくセットする

デフ・プロペラシャフト絡みの検証中に、カルダン角度が振動レベルを左右することを体感しました。
知識と経験は違いますね。
と言うことで、できるだけカルダンの角度を小さくする＝基本的に良い条件を作ってみます。

哀のプロペラシャフトに使われているジョイントは、前後のカルダンと中央のCVJ、計3ヶ所。

レイアウトは中央の取付部が頂点になっており、目視でフロント2～3°(デフ搭載角を変更前)、リヤは1～2°ぐらい。

写真は調整前のリヤ。
ちょっと角度が付いていますね。

リヤはエンジン搭載角を変えるわけにもいかないので、びィさんがやっておられる、『センタベアリング位置下げ』が現実的。
パクらせて頂きました。m(_ _)m

床下でいちばん出っ張る部品なので、ちょっと控え目に10mmほど下げると、概算フロントが0.5°、リヤが1°変化します。

ちょっと薄目ですがオートバイの解体品、7mmのスペーサを挟みました。
併せてボルトも10mm長い10Tに交換。

だいたいストレートに見えます。

フロントはマウント加工をして搭載角を調整してあるので、再度セットし直します。
デフ後端が下がり、狭かったスタビライザなどとのクリアランスも若干拡がって、気持ち安心に。

センタのCVJは、その名の通り等速なので、多少の角度はシビアに考えなくていいですが、フロントデフとセンタベアリングの処置をすると、自然0°辺りになります。

ダンパ装着で振動問題は解決しているので、これと言った変化はありません。
体感できなくても振動は減るでしょうから、メカ的負担も減るかな？
カルダンのスパイダ周りにグリス汚れがあるので、少し気になっています。

26-May-2008 追記
チョイ乗りでは分かりませんでしたが、フラットな路面を流すと、まろやか？な感じ。
僅かに発生していた揺れがなくなったのかものかも知れません。
まぁ、プラシーボと言うことで。
地上高が下がってヒットする危険性が高くなるので、敢えてお勧めはしませんです。