台風が日本列島を縦断するらしいね。
NHKを観ていると、けっこう水がたまっている道路を走ろうとしているクルマが多いので驚かされる。
ずいぶんと前にテストしたことだけど、マフラーの出口が完全に水没すると、その時点でエンジンの挙動がおかしくなることがわかった。
つまり、カタログに掲載されている最低地上高プラス数センチで立ち往生する可能性が高いということだ。
だから、あまり過信しない方がいいと思うんだけど、みんなチャレンッジャーだよね。
水没試験のときに、専門家のセンセに聞いたことがあるんだけど、人間もくるぶしくらいの水深で流されてしまうことがあるんだって。
だから、水の威力をナメない方がいいってことだよね。
でも、助手席の人が言ってたんだけど「絶対に田畑や川の様子を見に行かないでください」って連呼されると、逆に見に行きたくなるもんだ。
これって以前にも紹介したけど、心理的リアクタンスっていう心の動きによるものらしい。
「子供の頃、勉強をしなさいって言われれば言われるほど勉強したくなりましたよね。これが、心理的リアクタンスです」(社会心理学者T君)。
「心理的リアクタンスは、自由への脅威が大きいほど強くなりますから、「見に行くな」と言われれば言われるほど、「わかってるけど、行きたくなる」というわけです」
でも、「行きなさい」というわけにもいかないだろうから……どうすればいいわけ?
「こんなときに有効なのが、柔らかな脅しを使うことです。
脅しというと悪いイメージがありますが、たとえば次の4種類の言い方をしたとしましょう。
1,田んぼや畑の様子を見に行って死んだ人がたくさんいます。
2.田んぼや畑の様子を見に行くと、危険なことが起きる可能性があります。
3.田んぼや畑の様子を見に行くと危険なので、やめたほうがいいでしょう。
4.田んぼや畑の様子を見に行かないでください。
この場合。「2」のように柔らかな脅しのニュアンスで伝えたときが最も相手の行動を抑制することができたのです」
なるほどね。
あんまり「行かないで!」と連呼しても無駄ってことだね。
「自動車も、みんなが思っているよりも浅い水深で止まるから気をつけた方がいいよ」
Posted at 2017/09/17 17:38:03 |
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