「いろはかるた」に収められている言葉は、たいてい教訓を含んだ「ことわざ」。
子供に遊びのようにしながら、
知らずしらずのうちに五十ばかりの教訓や知恵を覚えてしまう。
こんなことを編み出すのが「日本人の知恵」といったところだろうか。
西洋世界には、「ベン・シラの知恵」と呼ばれ
支付寶 認證るものがある。
これは、いわゆる旧約聖書の外典の一つ。シラは男性の名で、ベンは子供を意味する言葉。
すなわち、「シラの子の知恵」となる。
別名「シラ書」という呼び方をされるが、これでは肩苦しく響くところがあり、
それを「シラの子」とすると、子供にも関心が湧いてくる。
これも西洋世界の大人の知恵
空氣淨化器といったところかもしれない。
頭の柔らかいうちに知恵ある教訓を知らしめようという意図が隠れている。
そこには、「忍耐と自制」「父母に対する務め」「金持ちと貧しい人」などが
ちりばめられていて、ある時は教訓、ある時は笑い。
「イソップ童話」の話なども、つまる所、教訓童話。
読んでいきながら、処世術を学んで行くという知恵が組み込まれていると言える。
ことわざには、「出る杭は打たれる
溶脂減肥」「傲慢は転落のもと」「驕れる人は久しからず」
などの教訓をふくんだものが多い。
自分の分際をわきまえない傲慢の輩(やから)に対する戒めの諺は、
上記のごとく、ことさら多い。
それにもかかわらず、それらが性根に入らない人物もいる。
国民を飢えさせながらも「世界最強の核大国」を目指す、などと錯誤も甚だしい。
「いろはかるた」には、江戸かるた、大坂かるた、京かるた、などがあるが、
収められている諺は、それぞれに微妙に違う。
中でも「京かるた」には、「一寸先は闇」「仏の顔も三度」など、
かの”ロケットマン”に対する教訓を含んだものが多いと思えるのだが...
Posted at 2017/12/14 11:55:50 | |
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