The　Greatest　Showman

久しぶりに映画館で観賞した映画は、ザ・グレーテストショーマン。
１回観て、どうしてももう１度観たくなって、こういう作品はIMAXで観るべきだと思い、
キャナルシティのIMAXシアターまで出向いた。

いや～・・・ホント素晴らしいミュージカルだ！

まずはその圧倒的な映像と音楽。全ての歌やダンスのシーンがスゴい・美しい・カッコいい。
動画も貼っておく。








ストーリーもシンプルで自分好み。ムダが全くなく、余計な描写もバッサリカットした潔さに
シビれる。テンポよくストーリーが進んで、こんだけたくさんの音楽シーンがあるのに、
わずか105分の尺に収まっている。

さらに、登場人物全てが魅力的で、イヤなヤツもおらず、俳優陣もバックダンサーも完璧。
五拍子揃った名作に加えたい。

評論家やコアな映画ファンには物足りないようで、特にストーリーが薄っぺらいなどと
批判されているけど、大衆がたまの休日に観る映画としてはピッタリな作品だ。
ちょうど映画の中で、主人公が評論家に酷評されるものの、大衆は喜んでいるという
描写の通り、そのまま実現しているところも面白い。


人種や身体的な特徴に関わるデリケートな問題を扱っているけど、それを明るく楽しく
イヤミなく表現しているところも良い。
映画の中で「フリークス」と表現されている『彼ら』は、「奇人・変人」と訳すべきか。
その昔、テレビ番組でも奇人・変人を紹介するコーナーがあったりしたし、ミゼット
プロレスと言って、低身長症の人たちがするプロレスがあったりしたのを思い出した。

その手の議論をここで繰り返すつもりはないけど、「風雲児たち」で大黒屋光太夫一行が
ロシアで貴族たちとパーティを重ねていた時に、仲間の一人が「オレ達は見世物ではない」
と主張したのに対し、光太夫が「見世物だよ、お互いに」と反論するシーンが印象深かった
ことを記しておこう。見せ合うことで理解が進むこともあるということだ。



最後に自分の好きなミュージカル映画を挙げておこう。
レ・ミゼラブル
きっと、うまくいく
アナと雪の女王
魔法にかけられて
ムーランルージュ　
ヘアスプレー