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イイね!
2019年02月06日

NFL2018:第53回スーパーボウルの感想


今季も歴史的なゲームになりました。前半終了時点で3-0、3Q終了時で3-3という
ロースコアゲーム。最終スコアは13-3という、スーパーボウル史上最も低い得点でした。

ただ、見応えのある守備合戦かというと、残念ながらそういう印象はなく、
ペイトリオッツ守備陣が、ラムズ攻撃陣を完全に圧倒して試合を支配していました。

接戦になったのは、前半ペイトリオッツ攻撃陣が、被インターセプト、FG失敗、
4thダウンギャンブル失敗など、自ら攻撃の芽を潰していたからであって、結局
これらの失敗を悉く得点に替えられなかったラムズに、勝ち目はありませんでした。

ここまで完璧な守備の試合はなかなか観られるものでなく、それをスーパーボウル
という大舞台で実現させたペイトリオッツの組織力、コーチ・スカウト陣の手腕に
感心させられました。


そう考えると、AFCの決勝戦でも同様に3Qまで抑えられた展開でしたが、4Qに見事に
同点に追いついたチーフスのQBマホームズは、大したものでした。

数年前からペイトリオッツは、QBのパスに頼らないチームに生まれ変わりつつある、
という印象がありましたが、今季ついにそれが完成したという感じです。

やはり新人RBソニー・ミシェルの活躍が大きいですね。今季は、FBデブリンを加えた
Iフォーメーションを多用してます。かつては、ショットガンか、1バック隊形が
標準的なフォーメーションだったわけで、とても対照的です。

7点リードを奪い、残り時間も少なくなってきてペイトリオッツの攻撃のとき、
徹底したIフォーメーションからのラン攻撃を、疲れきったラムズ守備陣は全く
止められなかったのも印象的でした。そこから、勝利を決定付けるFGを奪ったのは
今のペイトリオッツの理想のシナリオが実現した瞬間でした。


MVPはエースWRのエデルマン。昨季ケガでスーパーボウルに出られなかっただけに
嬉しかったことでしょう。試合を支配していたのはペイトリオッツの守備陣でしたが、
MVPを選ぶとなると難しく、2サックを奪ったLBハイタワーか、TDパスを阻止したCB
ジェイソン・マコーティが候補に挙げられるくらい。最後にインターセプトを決めた
CBギルモアはそれだけでは弱いでしょう。。。

エデルマンは10回141yレシーブで、ブレイディのパス262yのうち半分以上を決めて
いますし、3rdダウンコンバージョンのほとんどを1人で成功させてますので、
当然の受賞と言って良いと思います。

ケガと言えば、巨人TEグロンコウスキーも足を引きずり、満身創痍ながらもレシーブに、
ランブロックに活躍。この人も、一昨季ファルコンズ相手に優勝した時はケガで欠場中、
ようやく出場したスーパーボウルで優勝を味わうことができました。エデルマンと
グロンコが揃って出たのは、シーホークスが相手の時に優勝したとき以来なんですね。。。
そういう意味でも今季がペイトリオッツの『完成形』でしたし、昨季のイーグルスでも
今のペイトリオッツと戦ったら勝てないんじゃないかなと思います。。。


スペシャルチームも両軍活躍しました。何といっても両軍の3rdダウンコンバージョンは
3/12と3/14。パンターの出番も5回と9回でした。

ペイトリオッツのPアレンは、そのほとんどが敵陣10y以内に落とす神パント。エンド
ゾーンギリギリのパントもありました。

ラムズのPヘッカーは、トリックプレイは出せずじまいでしたが、スーパーボウル
新記録となる65yのパントを出しました。

ペイトリオッツのKゴストコウスキーは、スーパーボウルではファルコンズ相手の時
以来、毎回キックを失敗しています(今回は42yを失敗、42y、41yの2本を成功)。
ゴストコほどのベテランでもキックは水物なんでしょう。。。

一方、ラムズのKズーラインは、サックして下げられたのにも関わらず、53yのFGを
難なく成功させてます。最後の失敗は、時間も無い状態だったので、止むを得ない
でしょう。


そうそう、先ほど名を挙げたペイトリオッツのCBジェイソン・マコーティは、
ブラウンズから移籍してきた選手。全敗シーズンの翌年に、移籍先で活躍して
SB優勝とは、本人の感激はいかばかりか。しかも、双子のCBデビンと同じチームに
なったばっかりだったわけですし。

移籍といえば、ペイトリオッツからラムズに移籍してきたエースWRクックスは、
8回120yのレシーブで活躍したものの、TDパスはそのマコーティに阻まれてならず。
2年連続で悔し涙を流すことになりました。



試合終了後、ペイトリオッツのDCだったブライアン・フローレスがドルフィンズの監督に、
ラムズのQBコーチを務めていたザック・テイラーがベンガルズの監督に就任することが
正式発表されました。前回記事参照。

そりゃ、スーパーボウルが終わるまでは発表できませんよね。。


というわけで、今季のNFLも遂に終了~!!お疲れ様でした~!!

ブログ一覧 | NFL | 日記
Posted at 2019/02/07 18:40:44

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この記事へのコメント

2019年2月8日 11:29
今年はラムズを応援していたので、今年の結果は残念でしたが、ガオブルーさんの仰る通りペイトリオッツおそるべしな試合展開でしたね。

ホントにアメフトは大柄な男達が全力でぶつかる肉弾戦でありながら、一方で緻密な頭脳戦でもある。これ以上ない面白いスポーツだと再認識させられました。

ベリチック率いるコーチ陣の戦略とそれを忠実に実践する選手達の能力。今後もペイトリオッツの黄金時代はまだまだ続きそうです。

来季のNFLはNEをどのように他のチームが打ち破っていくのかも楽しみになってきました。
カートワーナーも引退して久しいので、そろそろカージナルスから離れて他のチームを応援したいと思っているところです。
となると・・・

やっぱチーフスかなぁ。。
でもね、どのチームであってもNFLは面白い!ですね。

スーパーボウルが終わると春からのモータースポーツが始まるまでは少しばかり腑抜け状態になるんですよね。。。
コメントへの返答
2019年2月9日 7:48
ラムズは残念でしたね・・・ペイトリオッツの凄さが際立っていたスーパーボウルでした。

ラムズの打つ手を全て封じてましたからね。作戦負けすると、ここまで手も足も出なくなるんだと驚いた試合でした。

他のチームも精進して、ペイトリオッツに追いついてほしいですね。その最右翼は、自分もチーフスだと思います。このスーパーボウルでも、ガフがマホームズだったら追いつけたんじゃないかな、と思ってしまいました。

他にも個性豊かなチームが一杯ありますし、来季も楽しみにまちましょう~!
2019年2月8日 17:35
ガオブルーさん、こんにちは♪

いや~、色んな意味で凄い試合でしたねぇ。全体的にはNE守備陣はLAR攻撃陣の対策が完璧だったのに対して、逆の方は準備不足だったのか最後まで有効なアジャストができなかったという印象です。LARのD陣はさすがフィリップスDCが率いるだけあって完璧とは言えないまでもよく我慢して持ちこたえていましたが、あれだけプレイ時間が嵩んでしまっては終盤はツラいですよね。ただ、最初のインターセプトがあったのでロースコア展開になってしまい、点差が少ないのでLARは攻撃でリスクを冒す必要がないままズルズル行ってしまったという感じ。3Qで3-3なんですから、有効な対策がないままに無理して行って試合を壊したくない意識が強かったのではないかと。で、チャンスを待ってる内にどうにもならない事に、というある意味最悪な展開だったと想像します。KCのようにある程度離されてしまえばリスクを冒して攻めるしかありませんから、そうすればまた違った展開だったかもしれません。
ブレイディは見た目落ち着いていましたが、エデルマンとグロンコ以外にはほとんどパスが通りませんでしたし、INTもあって内心はけっこう焦ってたかもしれませんよ(^_^;)スクリーン等の得意な攻撃は完璧に対策されてましたから。ただ、ランがずっと進んめていたのと、LARがOでリスクを冒して来ないのでNEにとってはある意味理想的な展開だったのかも。自分たちがリスクを取ればある程度進めるのは分かっていたでしょうし、実際4Qで証明してますので、後はロースコアに付き合っていれば良いだけですからね。
あ~、終わっちゃいましたね。NEの優勝はとても嬉しいのですが、シーズン終了はいつも寂しいです。NEを支えて来た選手やコーチ達も、今シーズンは変動が大きいような感じもありますし、王朝の最後の輝きのような気がしてならないのは心配しすぎですかね(^_^;)新たなシーズンが始まれば、またいつものNEなのかもしれません。
今シーズンも長いコメントばかりですみませんでした。ありがとうございましたm(__)m
コメントへの返答
2019年2月9日 7:57
コメント、ありがとうございます~!
ペイトリオッツ優勝、おめでとうございます~!

仰る通り、ラムズは準備不足でしたね。。。
守備陣は頑張ってましたが、攻撃陣はさらにペースを上げることができませんでした。

ロースコアゲームだと、地力の差がでますからね。その展開自体、ペイトリオッツの思惑通りだったのかもしれません。


なるほど、ラムズがリスクを冒していればまた違ったゲーム展開になったかもしれませんね。リスクを取らないことがリスクになってしまったという、皮肉なことですね。

選手の入れ替わりがあってもペイトリオッツの本質は変わらないと思いますよ。組織力とチームづくりのNEですからね。

来季も楽しみに待ちましょう~!
2019年2月8日 20:47
こんばんは。
今シーズンも終わっちゃいましたね。どっちのチームもあんまり思い入れもなくどっちが勝ってもよかったのですが、今年のスーパーボウルは自分的にはなんかガッカリ。近年のスーパ-ボウルは逆転劇など最後までドキドキの展開があり過ぎて、また今年もそんな展開を・・・なんて期待していたのですが(笑)
自分の最終結論はNEが強過ぎでつまらんってゆうか、他のチームなんとかせんかい!特にAFC東のチーム(^^)
ってことで、早く9月にならないかなあ。
コメントへの返答
2019年2月9日 8:04
スーパーボウルでは名勝負ばかりのペイトリオッツでしたが、今回は少々地味でしたからね。ラムズ攻撃陣が何もさせてもらえなかったのは、観るほうから言えば残念でした。

他のチームには、大いに頑張ってもらいたいですよね~。

来季を楽しみに待ちましょう~!
2019年2月10日 19:55
ライブでの観戦でしたが、これはこれでハラハラする展開でした!
一体、どちらのチームが最初にTDを決めるのかとw

この展開だと、最初にTDを決めたチームが勝つのは自明の理みたいな感じでしたからねw

しかしスペシャルチームは両チームともに良かったですね!
地味な試合展開にはスペシャルチームの良し悪しも影響しますから、点数が入らなかった要因の一つかも知れません。

しかしラムズに最後まで決定的な仕事をさせなかったペイトリオッツ守備陣には天晴れとしか言えないです!

また来年のスーパーボウルが待ち遠しい今日この頃w
コメントへの返答
2019年2月11日 23:05
仰る通り、こういう展開は最初のTDがゲームを決めますね。自分も、途中からそういう視点で観てました。

そんな中で、普段あまり注目されないスペシャルチームが活躍したのは良かったと思います。FGだけでゲームが決まることもあり得ましたし、そういう形でゲームが終われば、パンターやキッカーがMVPということもあり得ました。


でもやっぱり、ペイトリオッツの守備陣が凄かったです。試合を観直してみても、結局そこが今回一番だったと思います。

また、来季も楽しみですね~!

プロフィール

「九重阿蘇ドライブ:その1~戸次本町 http://cvw.jp/b/285856/47431004/
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前々愛車のライオンマークが、ハンドル名の由来です。
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