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鹿児島で一番と認める鰻料理専門店が「美鶴」。

2019年には百名店にも選ばれた事もあり、開店前から人が並ぶ有名店ですが、場所は賑やかな市街地から外れた静かな川沿いにあります。

コロナ禍という事もあり、入店前に名前と希望する注文を書き入れ、料理が出来上がる前に案内してくれるという流れ。

これも注文を受けてから、鰻を捌き、料理にしていくという食に対するこだわりからも来ており、出来立てをすぐに食べれるありがたい心遣いに感じられる。

横に長いカウンター席に案内され腰掛けると、程なくして料理が運ばれて来た。

丼のお椀を開けると肉厚な鰻の蒲焼きが溢れるほどの大きさで盛り付けられ圧倒される。

一杯3,000円でこんな肉厚で丼一杯になるほど大きな鰻を見たのは初めて。

そして香ばしい薫りとふわっと上がる湯気が食欲をそそる。

さきに肝吸いで喉を潤す。

出汁の良い薫りと優しい味わいが肝の味を引き立たせる。

そして、蒲焼きを一口大に切り分けご飯ごと口に放り込む。

外側のパリッと香ばしい薫りと肉厚の身、そして身と皮の間の脂は溶け出し、パリッとした皮のバランスが口いっぱいに広がる。

「美味しい！！！ーーー」

思わず口に出してしまった。

元々、東京で修行をされてたそうだが、東京は『蒸す鰻』

しかし、味を突き詰めた結果『焼く鰻』を選んだそうだ。

まさに味の凝縮した鰻の蒲焼きをぜひ『美鶴』で味わって欲しいです。

私のオススメは「鰻丼」です。