R56を買った頃はMINI純正オイルであれば25000km交換で
OKと言われていました。
しかし日本のようにストップアンドゴーが多い環境下では
25000km交換には無理があったようで、
今では純正オイルでも15000km交換推奨と大幅に見直されています。
(それでも長すぎますが。。)
私のMayfair(R56)も最後はエンジン不調でお別れとなりました。
フラッシングした時効果が大きかったことを思うと、
やはり最初の頃エンジンオイルを25000km交換していたことが
一因になっているのかもしれないと今では後悔しています。
今回のF56では同じことにならないようにしっかりオイル交換
していこうと考えています。(もちろんDIYで)
ということで今一度MINIに最適なエンジンオイルは何なのか考えてみました。
皆さんご存知MINI純正の LongLife-01 は昔はカストロール のEDGEをベースにした
オイルでしたが、今は昭和シェルのHELIX Ultraです。
私は今までR56にはカストロール のEDGEを使っていましたが、
色々調べているとカストロール は性能上あまり良くない噂も聞きます。
第一MINI純正オイルがカストロール から昭和シェルに変わっていることを
考えると、カストロール は本当にMINIに合うのか?と疑問に思い始めました。
ということで少し勉強しました。
そもそもエンジンオイルの役割は何なのか。
大きくは以下5つです。(ほんとはもっと細かくあるようですが、私レベルでは5つでお腹いっぱいですw)
1、潤滑
これは当たり前ですね。エンジン内にはピストン、カムシャフト、クランクシャフト、MINIのようなターボ車にはタービン等、数千〜数十万回転している部品が
あります。
それらを摩耗や焼きつきから守る潤滑の役割を担っています。
2、密封
シリンダーとピストンの間は薄い隙間があります。
その隙間が密封されていないとエネルギーが逃げてしまうため
パワー低下につながります。古いエンジンだとこの隙間が大きくなっているため
オイルの粘度をあげることで対策します。
前回お話しした鉱物油は化学合成油に比べ高温時に粘度を維持できないため
密封の役割を果たせなくなってしまうためパワーが低下してしまうわけです。
3、冷却
エンジン内部の高温になっている部分を冷却する役割もあります。
4、洗浄
エンジン内部はスラッジの発生によりどんどん汚れて行きます。
それらを吸着・分散させることでエンジンの性能低下を防ぎ、
エンジンの寿命も伸ばします。
エンジンオイルが黒く汚れるのは正常に洗浄効果が発揮されているためです。
しかし、エンジンオイルに取り込める汚れの量は限界があるため
定期的なオイル&エレメント交換が必要です。
5、防錆
エンジンの中にある水分による錆を防止します。
MINIにもっとも求められるエンジンオイルの役割は「4、洗浄」だと
おっしゃるMINIオーナーさん多いのではないでしょうか。
他の役割ももちろん大事なんですが、しょっちゅうサーキットを走る
ヘビーユーザーでもないので、あまりに粗悪なオイルを使わない限りは
潤滑や冷却性能が足りなくなることはないでしょう。
(最低限ちゃんと純正同等以上の粘度のオイルを選んでいればですが)
私もオイルの役割を改めて確認して洗浄効果の高いものを
選ぶべきかなと思いました。
次回は具体的なエンジンオイルの候補とそれらの比較したいと思います。
つづく
Posted at 2020/08/26 00:23:16 | |
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