目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
一昨年油圧計と配管&取付キットを購入し、取付けましたが、EVOエンジンの強烈な振動が原因と思われますが1シーズンで油圧配管に油圧計を固定するステーのゴムが引きちぎれてしまったことと、ロッカーカバーのボルトにステーを共締めしましたが、そのボルトからオイル漏れを起こしたことで1シーズンで取外していました。
でも、空冷大排気量エンジンは熱に弱いです。
夏場の走行時に体感的にはわかるものの、視覚的にも熱ダレを察知する手段として、油圧計って非常に便利なんですよね~
ということで、昨日油圧計をエンジンブロックに直付けできるよう購入した、45°フィッティングが届きましたので早速取付けしました。
まずは、車庫の片隅に追いやられ埃をかぶっていた油圧計を掃除しました(笑)
2
シールテープを巻き直します。
私は3回転ぐらいにしています。
ねじ山の締め込み方向と逆(緩める方向)に巻きます。
逆に巻くと締め込むごとにシールテープが捲れてしまいます。
3
45°フィッティングが何故に必要になるのか。
1/8NPTの変換フィッティングだけだとタペットカバーに油圧計が当たってしまい取付け不可になりますし、例え取付ができたとしても真上にメーターが向くと、シートに跨った位置から見ることが難しくなります。
4
変換フィッティングは、一昨年購入した油圧計キットに入っていた物をそのまま使います。
Оリングは1度脱着していますので、手持ちのストック品と交換しました。
新しいОリングには薄くシリコングリスを塗っておきます。
5
油圧計を取付ける場所は、タペットオイルスクリーンの位置にします。
赤丸のキャップボルトを緩めますが、Оリングがあるのに強く締込み過ぎていたせいで取外すのに苦労しました。
締込み過ぎは要注意です。
オイル漏れしない程度でOKです。
6
45°フィッティングにもシールテープを3回ほど巻きました。
7
変換フィッティングを先に締込んでおき、次に45°フィッティングを締込みます。
モンキーレンチ2つでなんとか締込みました。
8
跨った状態で取付けた油圧計を見下ろします。
パッと見では視認できないので、走行中に見るのは危険ですね(汗)
停止時に見下ろし、針の角度で大体の油圧を掴み、体感と熱ダレ具合を整合させる感じでしょうか。
9
外に出して2週間ぶりにエンジンを始動してみました。
キャブ内のガソリンがすっかりと気化してますので、フロートチャンバーに一度ガソリンを溜める間をしっかり取ってから火を入れます。
なので、最初に軽くセルを回して負圧を作り、直ぐにセルボタンから指を離します。
1分ほど放置後に、セルボタンを押すと数秒後に初爆が入るので、そこで1発で火が入らずとも2~3回目で確実に火が入ります。
フロートチャンバー内には完全に気化できていない燃え難い成分のガソリンだけが残っているため、暫く乗っていない時は中々初爆が入らないのは当たり前ということです。
ましてや気化し難い秋以降気温が低い時は余計に火が入り難くなります。
10
上の画像では暖気中なのでタコメーターは1,000rpmでエンジンを回しています。
その時の油圧は約20psi以上になっています。
油圧は16psiを下回ると油温が上がり粘度が下がって来ている証拠になりますので、熱ダレを通り過ぎてオーバーヒートの兆候となります。
また、オイルポンプの故障の可能性も出て来ます。
取り敢えず、取付部分からオイルが噴き出たり滲んだりして来なかったので一安心です(爆)
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このまたぐらに抱えるオイルタンクにぶっ刺した油温計の温度と合わせて判断すると状態が分かりやすいですよね。
今シーズンは夏場でも安心して乗れそうです。
動画では意図的に500rpm付近の低回転での油圧を確認しています。
17psi付近なので、油温を下げるための(ましてや風が当たっていない)エンジンオイルの循環がよろしくない状況になりますので、低回転での長時間のアイドリングは御法度という意味は真っ当だと私も思っています。
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