エンジンスターター取り付け 最終章　～ついに完成しましたm(_ _)m～

前日、検電テスターでマグネットスイッチの動作状況の検証を行いましたが、今一つ動作が不安定で製品自体の不具合を疑ってしまいました。
翌日、朝から今度はテスターで電圧を計測しながら検証し直してみます。

実は、ここまでくる間にケース内のマグネットスイッチを裏返してみたりして動作を確認しました。
そして、私が想定している動作に合った向きに付け替えてみました。

スイッチ側は下側になります。
マグネット側は上になりますので、この位置関係で検証します。
まずは、接触しない程度の高さで離してみます。
しっかりと電圧が掛かっています。
※あえて電圧を下げて検証しています。

この位置まで近づくとスイッチが切れ、電圧がOFFになりました。
もう少し手前で切れたので、離隔は商品説明どおり１cm程度ですね。

今度は上下というか高さ具合の検証です。
上下に離して電圧が掛かっていることを確認しました。

上下方向でも、１cm程度の離隔でスイッチがOFFになります。

そして、商品情報どおりに水平方向の動作の確認です。
離して電圧が掛かっていることを確認しました。

水平方向も１cm程度でOFFになりました。
商品情報どおりではありますが、１cmでは間違いなく1.5cmぐらいの離隔でスイッチのONOFFが機能する感じです。
いずれ、ケース内のマグネットスイッチを何度か付け替えている内に、前日の様な不安定さが出なくなりましたが、なんででしょうかね。。。

車内に来てからが大変でした。
前日同様にマグネットスイッチが機能しません。
常時電源に付け替えてみたり等、原因究明のための切り分けを行いながら２時間ほど検証を続けました。

結果、行きついたのが、マグネットスイッチを嵩上げしているSUS製のナットです。
これが悪さをしているんではないかな？
と思ったんです。
電磁石ではありませんが、もしかして磁界ができているとかね。。。
物は試しと、車庫内を探しまくってプラ製の代わりになる物をなんとか見つけて来ました。
昔、ハーレー（2011FLHTK）にストロボシステムを組んだんですが、それに使った４灯のLEDユニットです。
まだ使えると思いますが、安物の汎用LEDユニットなので、試しにマグネットスイッチの台に使ってみたところ。。。

今まで動作しなかったマグネットスイッチがバッチリONOFFするようになり驚きましたね～
ニュートラル位置で若干の調整が必要だったので、マグネットスイッチの位置を調整し直しました。
画像はリバースギアの位置です。
この位置だとONになります。検証のため、常時電源を繋ぎ検電テスターで確認しました。

これがマグネットスイッチの調整をし直したニュートラル位置です。
しっかりとOFFになりました。

そして、ローギアの位置です。
こちらもマグネットスイッチからロッドに取り付けたマグネットが離れるため、回路がONになりました。

これでなんとか上手く行きそうです。
いや～先が見えたぞ！！

先が見えて来たので、昼ご飯で家の中に戻りながら、インドアの作業をこなします。
実は、焦って作業したツケが回って来ていました。
助手席ダッシュパネル裏のBCMユニットからドアロック＆アンロック線を分岐した時に、ボーッとしてセンタークラスターを外さずに力づくでダッシュパネルを外そうとしました。
そりゃ～中々外れないわけです。
だって隠しビスで留まってますから（汗）
あっ！ヤベッ（汗）
と、慌ててセンタークラスターを取り外したら、このとおり、割れてしまっていた訳で。。。
なんとも情けない失敗です（涙）

PP製なんで、接着剤でくっつき難いです。
一応、手持ちのエポキシ接着剤で難燃性の樹脂対応の物もあるんですが、別の方法でくっつけちゃいます。
力が掛かる場所ですからね。。。
自分への皮肉です（自爆）
ペンチ等で段差を修正しながらシャコ万力で割れた部分を押し付けます。

ハンダで焼きながら溶かしでくっつけます。
どうしても痩せちゃうので、本当なら、同じPP製の端材とか溶かして盛ってやるとベストなんですが、見えない部分なんでくっつけるだけにしました。

少し瘦せちゃいましたが、しっかりとくっつきました。
なお、盛り上がった部分はカッターで整形しています。

助手席側の配線を整えながらダッシュパネルを戻しました。
しっかりと留まりましたね（ほッ）

マグネットスイッチの動作がテストで上手く行ったので、本格的に仕込みます。
マグネット部分とロッドはハーネステープでタイラップの間を留め、室内配線用の不織布テープで確実に固定しました。
固定前に、配線をやり直しエンジンスターターの動作チェックをしています。
その状況は、動画で紹介しています。

これが、リバースギアでの位置です。
エンジンスターターは起動しません。

これが、ニュートラル位置になります。
ちゃんとエンジンスターターが起動します。

そして、ローギア位置です。
リバースギア位置同様に、エンジンスターターからエラーが返され電源すら入りません。

バッチリです！

マグネットスイッチからの配線２本の内、片方はサイドブレーキ前でアースに落としています。
白線は、マグネットスイッチからのもう１本の配線で、エンジンスターターのOPコネクター２番に挿し込んだカーテシー線です。
共に余った線は邪魔にならないようまとめました。

マグネットスイッチからの配線は、シフトASSYボディーのサイドに10mmの穴をドリルで開け、そこからASSY外に出しました。
やはりシフト操作と併せてロッドが動きますので、巻き込まれたくありません。
邪魔にならないよう取り回ししました。
この後、セレクトケーブル（運転席側）にカーテシー線（白色）をタイラップで留めてより邪魔にならないようにしました。

エンジンスターター本体は、ダッシュボード内のパイプにタイラップでぶら下げました。

エンジンスターターのハーネスでさえ結構なボリュームなのに、５極リレーを用いた安全装置、自作のクラッチスタートキャンセルシステムなどのため、とても雑多な配線となってしまいました。
まとめようとしてもスッキリとできなかったので、結局。。。押し込みました（爆）

で、取り外したパネル類を戻していったら。。。なんか上手く嵌らないな～と半ば強引に嵌め込んだら。。。

バキッ（嫌な音）

爪が一個死にました（ち～～～ん）
ちょっと疲れて来てましたね（反省）

ハイ！！
なんだかんだとT32エクストレイルで使って来たエンジンスターターを移設するため、９月10日からクラッチスタートキャンセルスイッチを取り付ける作業から始まり、１か月を費やして、目指す仕様以上の完璧仕様とすることができました。

大満足の仕上がりです！

運転席側の内装パネルの爪１つ、助手席側ダッシュパネルの隠しビス穴と壊した部分もありましたが、途中で投げ出さずに良くもま～ゴールに辿り着けたな～と１人感慨にふけっております。
これだからDIYってやめられないですよね。