クルマは凶器です。タイヤは命綱です。

この記事は、除雪業者より一言・・・について書いています。

　あまりにも当を得ていたのでトラバ。
　先の大雪。首都圏各所でノーマルタイヤのバカが立ち往生し、ちゃんとしてるクルマがそのあおりくらって大混乱。
　もうね、アホかと。バカかと。
　雪降るってあれだけ散々いわれてたのに、ノーマルタイヤで出るとかもう事故って死ねよと←そこまで言うか

　雪道でノーマルタイヤとか、飲酒運転と同レベル、否、飲酒運転以上の危険行為ですよ。
　ノーマルタイヤなら、降ったら乗るな、降るなら乗るな。


　…遠い昔、まだ飲酒運転のきっぷが6点だった時代に、ノーマルタイヤで高架下の凍結に足を取られて道路脇の雪に刺さった自分が言うのもなんなんですがね(自爆ボタンぽちっとな♪)
　若気の至り以外のなにものでもないですね、はい(切腹)
　あ、念のためいっておくとこのときは完全にシラフでしたからね💦

　反省を踏まえていうと、ノーマルタイヤでは不意に氷を踏んでしまったら刺さるまで制御不能です。そしてそれは低速でも同じです。いやまじで。
　このときは写真奥の高架下からここまで、立て直すことも止めることもできず、電柱を避けるだけが精一杯でした。このとき30km/hも出ていませんでしたがこんなザマ。たった20km/hかそこらでもこのザマです。チンタラ走れば安全運転という、ティラミスに砂糖と蜂蜜とメープルシロップをかけたような甘ったるい考えは捨ててください。東北在住の経験がありますからスタッドレスタイヤの威力も知っています。15年以上前のモデル(もちろん、当時バリバリの新品ですよ)でも、ブリザックならこのくらいの凍結路は難なく走れました。でもノーマルタイヤだとこんな。
　そして、恐ろしいのは、ここまでの20kmあまり、この道をノーマルタイヤで難なく走れてしまっていた(かなり慎重に走ってはいましたが)、ということですね。そこで「なんだ、走れるじゃん」と甘くみてはいけないんです。ちょっと悪いところ踏んでしまったら一瞬でこれです。

　幸いにして対向車もなく、まっすぐ雪に刺さったから、レッカー呼んで30分ほど震えるだけで済みましたが、運悪く大型車なんか対向していたら自分はいま、この世にいなかったでしょう。そして、「ノーマルタイヤで凍結路踏んで自爆したバカ」として墓場まで指差して笑われたことでしょう。
　もっと運悪く、そこに歩行者なんかいたら…今頃塀の中で重い重い十字架を背負っていたかもしれません。バカな選択を死ぬまで後悔しながら、クソミソに罵倒されながら。

　この話、書いたものかどうしようかかなり悩みました。でも、身をもって思い知ったことなのであえて恥をさらします。

　雪道でノーマルタイヤはダメ、ゼッタイ。

　最後に、YouTubeよりJAFユーザーテストの動画をどうぞ。このテストは氷盤のない圧雪路のものですので、凍結路ではもっと酷いことになることをお忘れなく