このシリーズはこれで最後になります。
結局この摩擦係数の低いブレーキパッドを使うための仕様①②③だと言えなくもないです。
コントロール性重視と最初に言いましたが、その場合求めるブレーキパッドは摩擦係数の低いものになります。平たくいうとブレーキ効かないブレーキパッド。
ブレーキパッドのspecとしては摩擦係数が高いもの、耐熱温度が高いものの方がハイスペックとされてますが、私が求めるものはむしろ逆で、純正ブレーキパッドみたいな性能が理想です。
例えば摩擦係数1(超摩擦係数が高い)のブレーキパッドがあったとしたら、ブレーキ踏んだらタイヤが即ロックしますみたいな効き方になりますよね。これコントロール性って意味では全くダメですよね?要するに摩擦係数が高くなればコントロール性は下がる傾向にある、ということです。
また、耐熱温度の高いブレーキパッドは高温でより摩擦係数が高くなる傾向だったりもしますので、ブレーキが奥で効きが良くなるタイプもあり、ロック限界付近は更にコントロール性としては下がったりもします。
と言っても今はABSが当たり前の装備なので、ロック限界を自分でブレーキコントロールする必要は無いわけですから、そこまで意識してコントロール性を求めなくても良いのかもしれません。個人的にABSのブレーキペダルをゴリゴリ押し戻す感覚が嫌いなので、作動させないようにギリギリを攻めたいわけです。そうするとロック限界付近のコントロール性は必要になってきます。
私の採用するブレーキパッドは、winmaxのAT2というものですが、ストリート用で最もスタンダードなAT1のひとつ上のものです。残念ながら、AT1は社外ブレーキキャリパー用のサイズ設定が無いので、AT2を選ぶことになります。あまりNDロードスターで採用している方はいないspecだと思いますが、ブレーキシステム全体を見直した上で採用する分にはこれで十分な制動力も得られてコントロール性も高いブレーキが完成すると思ってます。
おわり
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2022/12/23 12:47:02