ISCV・スロットルボディ清掃
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
基本的には好調な私のコペンなのですが、以前から以下の症状がありました。
①信号待ちなど停車した時にエンジン回転数が規定の750rpmまで落ちるのが遅い気がする(アイドリング自体は安定)。
気がする、と言うのは他のコペンと比較できてないからで、もしかすると正常の範囲かもしれません。走行状態から停止すると900rpmぐらいまではスッと落ちてそこからジワジワと750rpmに落ちる感じです。
②走行中エンジンブレーキからごく僅かにアクセルを踏んだ時に一瞬だけ失火したようになる。
停止中にもアクセルに足を乗せただけぐらいの踏み量の時に、アイドリングから回転数が一瞬落ちてから上昇する感じになります。
普通に乗るにはほとんど不都合がないレベルの症状だったので放置していましたが、いずれもスロットルに関わる症状なのでISCVとスロットルを洗浄してみることにしました。
まずはバッテリーのマイナス端子を外したら、スロットルボディに繋がるインテークパイプをインタークーラーに繋がるところでバンドを緩めた状態でクルっと回して作業スペースを確保しました。
2
スロットルボディを外すと内部のサージタンク側は酷く汚れていました。
画像はありませんが、インテークパイプ側はそれほど汚れていませんでした。
3
スロットルボディ下部の冷却水が通る2本の配管はスロットルボディを外した後でないと外すのが難しかったです。
配管を外すと冷却水が少し漏れましたが、補充する必要もないほどの量でした。
4
スロットルボディからISCVのユニットを外し(評判通りネジが固かったです)それぞれ洗浄していきます。
スロットル内部にエンジンコンディショナーを吹きかけ、歯ブラシでやさしく清掃しました。
スロットルバルブのバタフライの軸周辺に付いた黒い部分はスロットルコートっぽかったので、あまり追い込まずにほどほどの清掃としました。
最後にパーツクリーナーで浮いた汚れを落としてエアを吹きかけ乾燥させました。
サージタンクとの接合面は樹脂製のスクレーパーを使ってガスケットのカスなどの汚れを剥がし、オイルストーンで軽く均しておきました。
5
ISCVも黒い汚れが堆積し、酷く汚れていました。
6
こちらにもエンジンコンディショナーを吹きかけしばらく放置したのちに歯ブラシや綿棒で届く範囲を清掃し、その後さらにエンジンコンディショナーを吹きかけ汚れを落としました。ドロドロと黒い汚れが流れ出てきます。
同じ作業を3回ほどくり返すとほぼ汚れが出てこなくなったのでパーツクリーナーで洗浄して乾燥させました。
7
こちらも接合面をオイルストーンで軽く均しました。
洗浄後にロータリーバルブの回転軸に向けてオイルスプレーをひと吹きしておきましたが、これは適切なのかはわかりません。
清掃が終わったら元に戻していきます。ガスケットは新品に交換しました。
8
各部を元に戻したらECUの再学習のため5分ほどアイドリングさせました。
その後試走したところ、②の症状については明らかに改善しました。
ところが、暖気後もなぜかアイドリングが約1,200回転から落ちなくなりました。かなり焦りましたが、一旦帰宅してあれこれ考えると配管を一箇所戻し忘れていることに気づきました(黄色い丸で囲った部分)。
インテークパイプを元に戻すと陰になる部分だったので見逃していたようです。
配管を繋げて再び試走したところ、無事アイドリングが規定の750rpmに落ち着きました。
①の症状についても体感的には少し改善したように思います。
まだ短い試走で確認しただけなので、しばらく気にかけながら乗りたいと思います。
【メモ】
・ISCV側のガスケット
品番 22215-97401
価格 505円
・スロットルボディのガスケット
品番 22271-97201
価格 329円
・スロットルボディー固定ボルト・ナットの締付トルク 8.5±1.5N・m
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