タイトルが長い(笑)
今回は↓も読み合わせるとよりわかりやすいです
根室本線 富良野 - 新得 廃止に一考察
廃線跡ビジネス あると思います
山部って? 滝川より愛をこめて
山を上下と書いて峠と読む -狩勝峠-
内容的には先日の逃亡中に執筆いたしました
天気が良過ぎて…のディレクターズカット版です
最初に断っておきますが今回のネタは…
超長文です(笑)
のっけからディレクターズカットって言い切っているので覚悟して下さいね
そもそも今回の逃亡ではどんなに悪天候でも狩勝峠を越えよう
それだけは心に決めていました その理由は2024.03.31を以て
根室本線 富良野 - 新得 廃止
これがわかっていたからです
実は2023年8月の温泉療養で廃止区間で気になるところを立寄るつもりでした
ところが台風が北海道に迫ってきており狩勝峠が↑のあり様
このまま諦めるか?それともリベンジするかでしたがなんとか訪問チャンスをゲット
毎度お馴染み新得町屈足のセイコーマートで飲料等を補給し…
R38に出ればこのくもりひとつない好天気
佐幌岳もご覧のあとわずかな雪化粧を見せ付けてくれますた
※路面には融雪剤=塩カルの跡がハッキリしてましたが…
峠のアペックスにある休憩ポイントはとりあえず除雪して↑な状態ですが
スッカリとアスファルトが露出しておりまして…
南富良野町側の展望は↑な感じではあるのですが問題は展望台
除雪された雪で壁を作られて近付くことさえできやしない(笑)
そしてこの狩勝峠をもう鉄路は超えないのか?
そう思ってしまう方もいるかと思いますがここから約2㎞程南の地下
JR北海道は頑張って特急列車を今後も走らせるのですよ
どういうことかと言うと…
廃止になる根室本線と夕張・トマム方面からやってくる石勝線の接続駅は
新得ではありますがその合流地点は新狩勝トンネル内の上落合信号所なわけです
↑な構造の上落合信号所 - 新得間24.1㎞は根室本線/石勝線の重複区間扱いでした
1966年のトンネル開通時から1980年の石勝線開業を考慮した構造を採用
2016年に根室本線が台風により壊滅的被害を受け不通となった以後は
線路を富良野方面に開けることなくその役目を終えてしまいました
これで狩勝峠の下を超える列車は特急"おおぞら""とかち"と貨物列車だけで
今日からは石勝線オンリーです
そして後は定点観測という感じですがいつものあの駅に行ってきますた
落合駅
北海道空知郡南富良野町字落合 滝川起点108.2㎞ 駅番号T37
新得から28.4㎞ あえて2022年8月に訪れた際の1枚を使いますた
実は今回撮った画像にトリミング加工をして徹底的に比較しようかと?
微妙に違うんだけど…(笑)
ただ手前の舗装が結構痛んだつーかひび割れが目立ちますなあ
◆2022年8月撮影◆
川口浩探検隊レベルにジャングル化した跨線橋周辺も雪のおかげで↓な感じ
◆2024年3月撮影◆
雑草が見事に枯れた後に根雪ですからねえ…
こんなシンプルだったということです
ホームもこんな感じです
これだけだと除雪が遅れちゃった田舎の駅という佇まいではありますが…
多分つーかMay Beこの駅は取り壊されるんだろうなという感じはします
そうだ!明治34年っていつだよと叫んだ↓ですが…
最早元号はイランと言い切り西暦じゃないとわからんという
日本人にあるまじきな当社ですがと調べてみると…
1901年だそうです
つまり20世紀が始まった時に開業したということは19世紀から工事をしていた
足掛け200年浪漫だったというわけでしてこの年は高度成長期の日本でTOPにいた
佐藤栄作元首相と昭和天皇が生まれた年だったということです
そして次は映画の舞台になった↓の駅
幾寅駅
アーカイブでスンマセンな映画"鉄道員"で幌舞駅として登場したこの駅
既にテーマパーク状態なので今後は南富良野町が管理運営するとのことです
次に改めて今回立寄ったのが↓の駅
山部駅
北海道富良野市山部中町1 滝川起点66.7㎞ 駅番号T32
こちらの駅はホームから見える
↓の山=芦別岳が非常に綺麗なのですよ
↑はアーカイブでございますが今回当社は撮り直しをしてまいりました
チョットした位置が違うだけでこうも変わるものかなのですが
これには↓な事情が絡んでいます
山部駅は2面2線相対式ホームなのですがアーカイブの方は手前ホームの奥側
当社はこの画像を撮影した位置とほぼ同じポイントで横向いて撮影しただけですが
こっちの方がええやん(笑)
プチ自慢しておきますが引き絵や望遠で結構な映像詐欺師が出来たことを追加ですw
そして最後は"北の国から"の聖地とも言われる↓です
布部駅
北海道富良野市字布部市街地 滝川起点60.9㎞ 駅番号T31
前回もネタにしましたが何十回と来てるのに最後の最後に↓な経験
踏切に列車が…
R38から布部駅にアクセスするポイントで踏切遮断遭遇
こんなこと一度もなかったのに…当社の慌てぶりショットを全公開(笑)
もう構図とかお構いなしにアリバイショットだけでもでしたからねw
そして駅のホームに辿り着くと…
明らかに鉄分高目な方々(笑)
俗に言う葬式鉄とも呼ばれるカテゴリーでもあるそうですが列車に乗っていた人や
撮影に勤しんでいた方を加えるととても普段はいそうにない数ですよ
いつもは1両だそうですが廃止まで1週間程は全列車2両編成で運転と聴きますた
それに少なくとも当社はここで他の撮影隊と遭遇したことはありませんし…
※↑の国鉄時代設計のキハ40型も今後滝川 - 富良野で残りますが2025年3月で全敗予定だそうです
しかしもう↓な風景は見納めかもしれないとシャッターを切りますた
で…こちらの駅の今後については保存するのかはまだ未定つーか揉めています
確かに"北の国から"の聖地でドラマは黒板家の3人がこの駅に降り立つから始まる
それを考えると麓郷の森のように残すべきではないかとも思うのですが
誰が資金を出すんだという問題がありどうもこのまま姿を消してしまう
そのような方向性ではないかと見られていたりもします
たぶん…このまま記憶の彼方なんだろうなあ
そう思ってここを後にしようとしたした時に↓な話を聴いてしまいました
小野田そば 昨日だか一昨日だか営業してたよ
もう何年食ってないんだろう?
いや~…絶対に食いたいなあと思い10㎞離れた麓郷に向いましたが…
2年前のデジャブだよ
店主体調悪いんかい?
もうクチがそばになっていた当社の行動も2年前のデジャブですた(笑)
しかし…この麓郷十字路周辺も過疎化なのかなあ?
チョットばかり気になることがありますた
Aコープふらの麓郷店=藤林商店
麓郷唯一の生鮮雑貨店だったのに…もう閉店してだいぶ時間が経過しているかな?
そう思ったら当社が訪れた数日前3月20日に高齢化により閉店したとのこと
調べたら山部店も3月21日で閉店だそうですが麓郷店は事業継承者がいるとの
報道もあるものの不動産業者による管理地の看板が気になるところ
やはり需要と供給で成立しないのかな? もう寂しい限りではあります
小さな街でも生きていれば少しでも息吹を感じ取れるのですがそれがなければ
この身朽ち果てるまで
これで終わってしまいますから!
どっちにしろもう今は二度と列車の来ない富良野 - 新得だということですが
国立自動車総研的には再びこの地に訪れるとは思いますし考えています