目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
先日、洗車時に右のフォグランプがグラグラになってるのに気付きました♪
L175S前期ではアルアルで、ちょっと衝撃喰らうと、フォグの付け根(バンパー側)が取れちゃう、有名な仕様ですw
通常だとバンパーカバーをまるっと交換することになりますので、エライ高くつきます♪
バンパーカバー右前角下側(底側)にガリ傷ありますので、恐らくこの衝撃で逝っちゃったんだと思います♪
2
L175S前期のフォグは3点で留まっています♪
コストか、生産上の制約で3点締めになるのは解りますが、フォグが下に落ちるのを受けるためには上2点、下1点にせーへん?って思いますw
フォグランプユニットにぶっさすカプラーが下にあるので、カプラーを抜く時の破損防止で下2点にしたのかも?
なにはともあれ、ネジボスを付ければ解決ですが、ふと、UV硬化レジンでくっいたら手間いらず!?
と思い付き、くっつけてみました♪
30分ぐらいUV照射し、手で軽く引っ張ってもガッチリしてるので、「成功v」と外に持ち出してフォグのタッピングビスを締めたところでもげましたwww
UVレジンとパンパーカバー、ネジボスのリブが全く付いてませんでした。。。(疑似接着)
3
足付けとかすると変わってくるかも?ですが、、、当初予定の溶接にスイッチ♪
このバンパーカバーはPP(ポリプロピレン)主体でプラスなんか混ぜてあるみたいなので、とりあえずPPの溶加棒を持ってきて、仮付けし、フォグランプ合わせてネジ位置確認してから、くっつけていきます♪
「溶接」はつけるモノとつけられるモノの素材そのものが溶けて混ざりあうことでくっついています♪
片側だけ溶けても疑似接着ですぐ剥がれますし、今回はペラペラなので無いですが、板厚が厚いと内部まで溶かして付けるのが難しくなってきます♪
開先といって、板に面取りを入れ、板の中心部を出すことで付きやすくしたりします♪
今回はリブが1㎜無い(0.8㎜くらい?)ほどペラペラなリブですので、元素材を溶接した後に、PPを追加投入してガッチリ付けときました♪
ちなみに、なぜこんなに薄くするのか?ですが、プラスチック部品の大多数は一度高熱にし、金型に流し込んでから冷やして固めて部品になります♪
冷える時に縮むんですが、横から生えてる部分の板厚がぶ厚いと収縮の時に表面まで一緒に凹ませて縮んでしまいます(熱ヒケといい、縮む部分の体積差があると発生)♪
なので、強度は保つような形状にしつつ、生やす板厚は薄くするのが金型成型のプラスチック部品の基本だったりします♪
今回のネジボスは1枚目の写真で判りますが、板の端っこにウィークポイントをつくらないためR形状にしてるんですが、そのR部分も一緒にもげてます♪
これから想像するに、金型の中を流れこんで形にはなってるが、もげてる部分の温度条件が悪く(急に狭くなるので温度差が大きい)つながりが悪かったのかな~と思ったり♪
金型設計って難しいです~(自分はほとんど経験ないですがw)
5
フォグランプは溶接でバッチリ解決しました!
画像枚数が少なかったんで、タッピングビスのうんちくを紹介しようと思います♪
(セルフ)タッピングビス、、、
タップとはネジ切り加工のことなんですが、普通のボルトはタップという切削工具で雌ネジをあらかじめ切って、ボルトをクルクル締めるんですが、タッピングビスは自分でネジを切りながら入っていくため、プラスチック部品の新品は画像一番左の円筒状でOKなんです♪
ネジ切り加工の必要無しv
画期的なアイデアなんですが、コレが仇になることがあります。。。
新品時は何も考えなくてもイイんですが、一度ビスを緩めて、次に締めこむ時が要注意!です♪
一度抜いたネジ穴は画像中央の様になっています♪
このネジ山に沿って、もう一回ビスが滑りこめばOKなんですが、、、
自分でネジを切ってしまう便利機能が働いて、普通に締めちゃうと最初のネジ山と合わなかった際に画像左の様にネジがズレて切られてしまい、ネジの掛かる部分がヨワヨワになってしまいます。。。
この状態で通常トルクで締めちゃうとネジ山が壊れずるずるで締まらない。。。ネジあがりとなってしまうんです♪
コレを防止する為には、タッピングビスを緩めて、もう一度締める際は一度反対方向(緩め方向)に回します♪
ゆっくり回していると、ネジ山が合った瞬間にカクンとネジが入りますのでここから正回転(締め方向)に回していくと、かなりの高確率でネジ山を破壊しませんv
タッピング締め部品を一回限りの使い切りと割り切るなら、こんなテクは必要ないんですが、付けたり外したりの際には役に立ちますよ~v
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