COMTEC ZEROシリーズ ZERO 805V
レーダー式スピード測定器や自動速度違反取締装置(通称“オービス”)から発射される可能性のある周波数のレーダー波を検知し、チャイム音や発光ダイオード点滅・文字表示・音声アナウンスなどで、レーダー波の検知を警告する装置です。
取り締まりを逃れる…じゃなかった上記のような装置があることをドライバーに伝えることで安全運転を促すのが本来の目的。
他にも…例えば、スクールゾーンや ゾーン30 を教えてくれたり、(設定をすれば) 急発進、急加速、急ブレーキも教えてくれたりします。
レーダー探知機といえば、割と昔からあるカー用品のカテゴリーでカー用品店の一角を陣取っている装置ですね。なので、詳しい説明をしなくても、ご存じの方も多いかと思います。
しかし、私の導入のきっかけは別の理由です。
ここ数年のレーダー探知機は、エンジンがかかっている、またはハイブリッド車でハイブリッドシステムが起動している間は OBD-II という最初から車両に備え付けられた車両コンピューターと通信するコネクターに別売のオプションケーブルを用いて接続することで車両側が出力する情報を受け取り、表示する機能が備わっています。
本来このコネクターはディーラーなどにある故障診断や車両設定用のコンピューター端末 (コンソール) と接続するためのコネクターなのですが、このコネクターに対応しているレーダー探知機を接続すると、レーダー探知機が車両のコンピューターと通信を行い車両の情報を表示してくれます。
実はレーダー探知機を買うのはオーリスになってから…2回目。(人生でも2回目) これを取り付けるまでは 702V を取り付けていました。
約1年半で交換は早すぎるけど…増えた機能の中にどうしても見てみたい、使ってみたい機能や表示項目があったので刷新。(余った 702V も OBD-II ではない標準の接続方法でどうにかして取り付けて車内にレーダー探知機が二つ…というのも検討中。)
この OBD-II やレーダー探知機については前回購入したモデル ZERO 702V で詳しくアップしていますので主な説明はそちらに譲り (後述のリンクからたどる事ができます)、 今回は前回購入したモデルからの変更点や性能アップした部分で使ってみて良かった / 悪かった点だけをレビューしたいと思います。(ただし自分が興味があった部分や機能だけで商品の詳細は以下のリンクからご確認ください。)
・ZERO シリーズ 805V 商品紹介ページ
http://www.e-comtec.co.jp/0_radar/zero805v.html
・ZERO シリーズ 805V 取り扱い説明書 (805V) ※ PDF ファイル
http://www.e-comtec.co.jp/manual/bestone/zero805v.pdf
---
購入までの経緯は…
今だと 805V よりも最新のモデル… 807LV というのが発売されています。
最新版の 807LV / 707LV は最新のレーザー式のオービスに対応していますが…いきなり全国のオービスがこれに変わるとは考えにくいです。
また前の 702V の時と同じで私がメインで考えている使用目的は OBD-II で車両のモニターをすることがメインでどちらかというとレーダー探知機の機能の方がオマケ…と言う感じ。
805V は、807LV → 806V → 805V と2つ前のモデルになりますが、その分市場価格がだいぶこなれてきた感じです。
そこで価格と機能のバランスを考えて今回は 805V をチョイス。
詳細は後述しますが、この 805V、704V 以降からは OBD-II で表示できる項目が143項目から205項目にアップ。これまで 702V で見ることができなかったエンジン油温などを見ることができるようになりました。(ただし、車種やエンジン、オプションの OBD-II ケーブルの種類によっては見ることができない場合があります。)
702V でも大きな不満はなかったのですが、某電話会社の光回線から同じグループの某携帯電話キャリアのサービスに契約移行…乗り換えた際、9月末までの期間限定ポイントが5,000円もついちゃって流すのはもったいないと思い、なんとかこれを使えないか探したところ Amazon で使えることがわかりました。そこでさらに3,000円ほど貯まっていたポイントと足して購入することにしました。スマホは古いモデルなのですでに修理期間を終了してますが、とりあえず今はこまっていないのでもうちょっと使いたい。…最新スマホにポイントを使うと、結果的にスマホを買うことになるのでレーダーで無理矢理使った感がありますが、スマホ購入代の出費もなくなるので短期的には一石二鳥…かな?
閑話休題。
機能面で良くなったな~と思ったところは…
★画面が4.0インチ&静電タッチパネルになった
コムテックは、803V、806V など800番台は画面が4.0インチのモデルです。
これとは別に700番台は3.2インチの標準タイプで、805V と 705V の違いは主に画面だけで世代は同じなので機能はほとんど同じになります。
そういう意味では 705V でも問題無かったのですが、やっぱり画面は大きい方がいいよなぁ~と思いこちらを選びました。
設置位置は 702V と置き換える形で同じ場所の運転席側フロントガラス前に設置。 別売の OBD-II と接続するとケーブル (OBD2-R3) はそのまま継続使用しました。
取り付けてみて思ったのは、…画面が大きくなったことにより表示される文字が大きくなり見やすくなりました。
ほかに画面が大きくなると便利になりそうなのが、映像系のオプションケーブルを取り付けられたときでしょうね。
しかし、以前より車のフロントガラスを覆い隠すためそれなにり圧迫感があります。こういうのは買って取り付けて見ないとわからないですね。 702V のサイズになれていたので 705V でも良かったのでは?と思いました。(この点は慣れでしょうね。)
ただ液晶が静電容量タイプになったことで、そうがさがスマホライクに。フリックや、軽いタッチで画面が反応するのがとても使いやすくなりました。ただ私の操作のメインはリモコンなのであんまり恩恵はないのですが…。
個人的に思うのが、せっかく画面が大きくなるのですから、表示項目があと2項目ぐらい増えて欲しいですね。たとえば、現在のフォントサイズとフォントサイズ小 がえらべて、小にすると項目が増えるとか選択肢が欲しいところです。
★OBD-II の項目設定時に項目が選び (探し) やすくなった。
以前の 702V の時は143項目がリスト状に順番に並べてあり、その中から選んでいく方式で (項目をページごとにまとめて送っていくことはできますが) たくさんの項目の中から目的の項目を探しだして選ぶのが大変でした。
このモデルは、商品紹介ページにも書いてありますが、スピード、温度、車両情報などジャンルごとに項目がまとめてあるのでかなり使いやすくなりました。
【前世代から増えた項目】※ 全62項目 ※
(エンジン車 / トヨタ・ハイブリッド車 共通) ※ 32項目 ※
1分間平均燃費
当日平均燃費
前日平均燃費
前々日平均燃費
当日消費燃料
前日消費燃料
前々日消費燃料
最低エンジン水温
エンジン油温
最高エンジン油温
最低エンジン油温
最低吸気温度
最低外気温度
平均 MAF (エンジン吸気流量)
最大 MAF (エンジン吸気流量)
燃料圧力
平均燃料圧力
最大燃料圧力
エンジン負荷
平均エンジン負荷
最大エンジン負荷
4WD 比率
当日走行距離
前日走行距離
前々日走行距離
当日走行時間
前日走行時間
前々日走行時間
当日運転時間
前日運転時間
前々日運転時間
レーダースキャン リスト
(トヨタ・ハイブリッド車 専用項目) ※ 30項目 ※
HV 電池容量
HV 電池電流
HV 電池電圧
HV 昇圧前電圧
HV 昇圧後電圧
HV エアコン消費電力
HV ジェネレータ発電量
Rr モーター回転数
平均 Rr モーター回転数
最高 Rr モーター回転数
Rr モータートルク
最高 Rr モータートルク
HV システムトルク
最高 HV システムトルク
Rr モーターパワー
最高 Rr モーターパワー
HV システムパワー
最高 HV システムパワー
当日モーター走行距離
前日モーター走行距離
前々日モーター走行距離
当日ハイブリッド走行距離
前日ハイブリッド走行距離
前々日ハイブリッド走行距離
当日モーター走行時間
前日モーター走行時間
前々日モーター走行時間
当日ハイブリッド走行時間
前日ハイブリッド走行時間
前々日ハイブリッド走行時間
【リアのモーター項目が増えたために名称が変わった項目】
Fr モータートルク ※従来はモータートルク
最高 Fr モータートルク ※従来は最高モータートルク
Fr モーター回転数 ※従来はモーター回転数
平均 Fr モーター回転数 ※従来は平均モーター回転数
最高 Fr モーター回転数 ※従来は最高モーター回転数
Fr モーターパワー ※従来はモーターパワー
最高 Fr モーターパワー ※従来は最高モーターパワー
★7シリーズにあった速度に応じたカラー LED 表示の機能がなくなった。
車速に合わせて本体タッチ部分などの LED の色が変わる機能が7シリーズにはあるようなのですが、これがなくなりました。夜のドライブではちょっとさみしいかも。
★設定項目が増えて細かく設定できるようになった…気がする。
なんだかんだいってレーダー探知機ですから、レーダー探知機側の説明なのですが、設定項目が前のモデルに比べて細かくなった気がします。
あれはオンにするけど、これはオフ…みたいな感じでしょうか?
検知の機能が増えているからか、結構細かくできるな…と言う印象です。
このほかの機能としては、以前の 702V では未対応だった無線 LAN SDカードに対応で、PC なしでデータを更新できたり、(以前のモデルにもあったと思いますが) RCA の黄色の映像入力をつないでレーダー探知機の画面に表示させるオプション (ZR-11) を使えば…たとえば、ナビも出力が後席用は RCA なので、小さいけど TV 画面をこちらに出してナビ画面をナビ側に出しておくとか、リアカメラの映像をここに出しておいて走行時いつでも後方確認につかうとか、同社のドラレコをつないでリンクさせるとか…車としてのシステムアップもいろいろとできそうなので、いい買い物だった…のかな~と思うことにしています。
★そのほかの性能アップ点
・移動式小型オービスダブル対応
・小型オービス識別対応
・ガリレオ衛星対応。(6種類の衛星に対応で測位精度がさらに向上。59基 → 75基)
・速度警戒ポイント警報搭載
・3Dマップ警報表示
・無線LAN自動データ更新対応 ※オプション
(補足)
ブースト圧 (絶対圧・相対圧) は正しい数値ですが、アイドリング中などの負圧側は表示されません。 (車両側 OBD-II の仕様による制限と思われます。ちなみにノーマルは相対で 0.9 × 100kPa、パワスロ / パワコンを使用している場合は 1.1 × 100kPa が最大のようです。)
価格はポイント使用前の税込み価格 (8%) です。
(オ-727)
-
パッケージ。
-
ステータスモニターは一部が表示されました。(運転席ドア開閉、テールランプ、左/右ウインカー)
-
HV 車で MOP ナビを付けた時のようなシステムモニターが表示できますが…うち HV じゃないし…
-
こちらも同じく HV 車用の表示方法と項目なので…ずっと変化なし。
定価 | 38,664 円 |
---|
購入価格 | 20,796 円 |
---|
入手ルート | ネットショッピング(Amazon) ※某キャリアのポイント…8,520ポイント分充填で12,815円支払い |
関連する記事
このレビューで紹介された商品
COMTEC ZEROシリーズ ZERO 805V
パーツレビュー件数:440件
この商品の価格を比較する
タグ
関連コンテンツ( OVD-II の関連コンテンツ )
[PR]Yahoo!オークション
[PR]Yahoo!ショッピング
類似商品と比較する
関連レビューピックアップ
関連リンク