川端由美のブログ一覧

国際試乗会の場合、たいていはオフィシャル・ディナーが用意されています。世界各国から集ったメディアやジャーナリストを歓迎する意味がこめられているのはもちろんですが、単に美味しくご飯を食べるのが目的ではありません。

イベントを通して、そのクルマのコンセプトを伝えるのはもちろんですが、開発エンジニア、マーケティング担当、デザイナーなどが各テーブルに座ってくださるので、詳しいお話がうかがえる取材の場になっています。通常、新車の開発や市場に関するお話をうかがうのですが、私の場合、技術解説と環境問題という専門性もあって、どうしても突っ込んだ質問になりがちです。

今回、ダッジのヨーロッパにおける環境戦略をうかがってホクホクでした。帰国後、編集担当に相談して、インプレッションに加えて、そうしたリポートも展開できるページ構成にしたいと思っています。

ちなみに、今回のディナーの会場はハードロックカフェinオスロでした。ヨーロッパのメディアにアメリカらしさを伝えることがこの会場を選んだ目的のひとつですが、なによりも北欧の人がアメリカ車を好きなことを知って驚きました。

たとえば、ハードロック・カフェの前にダッジのニューモデルが飾られていたこともあって、プロアーが何度もお店の前を通り過ぎていたり、昨日のテストドライブ中に古いマスタングにすれ違ったり、AMC／JEEPの看板を掲げる修理工場を見かけたりと、北欧はアメ車ファンが多いようです。

北欧のアメ車人気。なかなか面白いなぁと感じました。

ノルウェーと言えば、フィヨルドです。地理の授業で聞いたことがあるけれど、実際に見るのは始めてです。写真は、今日走ったコースの途中、美しいフィヨルドの光景を見つけたので記念写真をパチリ。この季節としては暖かく、お天気にも恵まれたテスト・ドライブでした。

どうも私は晴れ女らしく、海外取材で雨に降られたことがほとんどありません。雨の多い隣国のスウェーデンでも、去年5回訪れたうち、ほとんど雨の日はありませんでした。

反対に、知人の編集者でドバイで3日連続で雨だった人を知っています。ちなみにドバイでは年間3日ほどしか雨が降らない、とか(^^;

自動車の撮影はほとんど野外ロケなのですが、一概に晴れ女がいいとは限りません。ピーカンだとクルマの色がキレイに出ないので、雲がかかるのを待つこともあります。難しいですよね。