今年も行って来ました!
F1 日本GP!
今回は例年以上に盛り上がりましたよ。
では、レポートをどうぞ!
【木曜日】
新型コロナ対策から解放された 今年の日本GP。
ピットウォークが開催されるのは、2019年以来。
久しぶりにマシンを目の前で観ることができます。
さっそく、メインストレートからピット方向へ。
と、そこに、レンタカーのプリウスがコースを走って来たので、「なんでや?」と考えていたら・・・。
おぉ! オンボードカメラのテストですやん。
マシンが走り出す前にしっかりとチェックをするんですね。
まずはウイリアムズ。
フロントウイングとカウルが並んでいますね。
昨年からレギュレーションが変更されて、グランドエフェクトカーになったF1マシン。
では、空気の流れの出発点となるフロントウイングを中心にチェックしてみましょう。
ハースのフロントウイング。
レギュレーションが厳しく、以前のようにトンデモデザインを出してくる余地がないそうなので、各チームとも大きな違いは無いようです。
すっきりとして割りと好きです。
こんな感じで、
こんな感じ。
なんと!
ウイングからフロントノーズ辺りの裏側が見えました!
ユルいな、ハースチーム。
レッドブルなら絶対に見せないですね。
グランドエフェクトカーはボディ下面を流れる空気でダウンフォースを得るので、裏側のデザインって、クルマのデザインコンセプトが分かるので重要なんだそうです。
大きな写真を載せておくので、マニアさんは写真をクリック。(笑)
ストレートがバカっ速のウイリアムズ。
アルファロメオのフロントウイング。
上の写真と比べてみましょう。
ウイリアムズはウイングの先端の少し後ろの位置からフロントノーズが始まっていますが、アルファロメオはウイングの先端の位置からフロントノーズが始まっています。
つまり、ウイングの取付けの前後位置に違いがあることが分かります。
たくさん空気を流すように(負圧を発生させる)、フロントノーズ裏側は上に持ち上がるようにカーブを描いていますが、ノーズが前にある方が、より前方から持ち上げることができて、フロント部分のダウンフォースが増やせるそうです。
(リアエンドまでの全体パッケージなので、そこだけが重要ではないですが)
ウイリアムズのウイングをアップにすると、こんな感じ。
4枚のフラップで構成されていることが分かります。
アストンマーチンのフロントウイング。
アルピーヌのフロントウイング。
メインフラップ(一番前のフラップ)の中央部分(フロントノーズがある部分)の下側に違いがあります。
アストンマーチンは中央部分が下がっていて、アルピーヌは持ち上がっている形状ですね。
ボディ下面への空気の取入れ口なので、ここの形状も大きく影響するそうです。
というか、メカニックさんが触っているパーツも調整箇所なんですね。
フェラーリのフロントウイング。
メインフラップの形状はアストンマーチンと同様です。
マクラーレンのフロントウイング。
これもメインフラップの中央部分は下がっていますね。
で、この4台を比べると、一番後ろのフラップの形状に特徴があります。
アストンマーチンは縦方向の抑揚(盛り上がり)が大きく、外側に向かって急激に小さくなる形状。
アルピーヌはこれに近いですが、抑揚はやや抑え気味。
フェラーリとマクラーレンは抑揚は少な目で、外側部分ですっと小さくなっています。
この抑揚の仕方で空気が回転したり(渦になる)、サイドポンツーンへの空気の流れが変わったりします。
アストンマーチンの形式は横方向への流れも作って、サイドポンツーンの脇に沿っての流れを作ろうとしているのかな?
すんません、さっぱり分かりません。 (^^;)
うわ、メルセデスはいっぱい並んでる。
それだけでテンション上がります。
観賞用 その1
観賞用 その2
もうね、これ見てるだけでご飯食べれます。
お、タイヤが運ばれてきました。
どさくさに紛れてタイヤに触れてはいけません。 (>_<)
メルセデスのタイヤ置き場でこんなのを発見。
ホイールナットが入っているケースに何やら書かれています。
ジョージ・ラッセルのマシン用みたいですね。
ホイールナットの管理表でしょうか。
シリアル番号で使用するセッションの管理をしているのではないかと。
ホイールナットはこんな感じです。
センターロック式なので、タイヤ一本に付き1個です。
色で左右が分かるようになっています。
右タイヤ用は時計回り、左タイヤ用は反時計回り(逆ネジ)になっています。
ブレーキング時のトルクで締まる方向で設定されているそうです。
ホイールナットはホイールリムに固定される形式になっています。
これによって、タイヤ交換を迅速に行うことができるのと、クラッシュ時にナットが飛び散るのを防ぐ目的があるようです。
F1のホイールナットは、なんと2回転ほどで締め付け完了します!
写真はアルピーヌのものですが、ネジ山が2回転分なのが分かります。
ホイールガン。
ナットの回転方向に合わせて、これも左右で専用品になります。
強烈なトルクで一瞬で締めるので、素人が使うと肩を脱臼するそうです。
ホイールの裏側が見えました。
今年はホイールカバーが装着されていますが、その内側は今まで通りのスポークタイプのホイールなんですね。
ちなみに、全車 BBSジャパン製。
ホイールカバーはホイールによる乱流を減らして、後ろのクルマが接近しやすくする目的で装着されるようになりました。
各チームとも、マシンのセッティングが始まっていました。
アルファタウリの角田選手のマシン。
観客があまりにも多くてじっくり観察ができず・・・。
メルセデス、フェラーリ、レッドブル、と人気チームのピット前は身動きが取れないくらいにファンが殺到して、写真もまともに撮れない状態。
久しぶりのピットウォークで、皆さん始動が早い!!!
割りと空いているアルファロメオのピット前。
ライコネンがいた時は大人気だったのに・・・。
お、ステアリングホイールをマシン上に置いてくれました。
アップにしたら、分かるかな?
スイッチやダイヤルやら、いっぱいあります。
300km/hで走行しながら、これで常にセッティングを変えて走るんですから!
アルピーヌではステアリングホイールの裏側が見れました。
パドルが6本あるのが分かります。
2本はシフトアップ/シフトダウン、
2本はスタート時のクラッチ(全切りと半クラからの繋ぎ用)、
2本はDRSの動作用、
となっているチームが多いようです。
マクラーレンではピットガントリー(コースサイドの作戦本部)のセッティングが始まっていました。
ガンツリーの調整をしているようです。
なぜか、こういうのが見れると嬉しくなるのです。
マクラーレンのフロント用ジャッキ。
アップで。
ケーブルはガンツリーに繋がっています。
作業完了の信号が送られて、全作業が完了すると Go! のシグナルが点灯するようになっているので、タイヤ交換時のすべての工具がガンツリーで連動しているんですね。
こちらはリヤ用のジャッキ。
フロント用と比べるとシンプルですね。
こちらはアストンマーチンのガントリー内のパネル。
左の方に、「#ALO#」→アロンソ、 「#STR#」→ストロール、の文字が見えます。
右の方には他チームのドライバー名が見えます。
今は各チームの無線が公開されているので、これで各ドライバーの通信をチェックしているんですね。
アルファロメオ乗りの仲間がオリジナル作成された法被。
アルファロメオのピット前で披露していたら、流れでボッタスにプレゼントすることになりました。
気に入って着てくれていたらいいのですが。
このオッサン、ボッタスに渡してくれたのでしょうか。
メルセデスのお姉さん。
ピレリのお姉さん。
ピットの出口から1コーナーを臨む。
レースでここに最初に飛び込むのは誰になるのでしょうか?
ピットウォークが終わり、グランドスタンドへ移動しました。
各チームの作業を見ることができます。
何やら人が集まっています。
ハミルトンとオコンがラジコンで遊んでいました。
オコンが京商のラジコンのファンだそうで、来日後にすぐに購入してきたんだそうです。
ドライバーって、遊びでも運転好きなのね~。
開幕前の木曜日からとんでもない人出の鈴鹿サーキット。
今年はドライコンディションで盛り上がりそうです!
明日は走るマシンが観れます。
盛り上がりそうだ!