某ショップの作業・・・

10号車に元々積まれていたＥＣＵの
動作確認をしたのは1年以上前、
　http://minkara.carview.co.jp/userid/408423/car/725471/1399402/note.aspx

「何だかなぁ」

っていう内容で　２度と開ける気にならなかったのですが
コンデンサも手に入ったことですし、修正することにしました。

開けてみると、こんな感じ
なんか、やたらでかいコンデンサ入ってるしｗ

Ｃ９（手前）　と　Ｃ１２（奥）　は
本来　nichicon　VT　10Ｖ　470μＦ　ですが、
nichicon　BT　16V　470μF　になってました。

ニチコンのHPによると、　
BTシリーズは産業機器用高信頼性品
「過酷な使用条件が要求される
自動車電装用高信頼品」
だそうです。
ま、元々の VT は 105℃ ってだけの標準品なんで、
それより性能は良いのかな？

しかし、でかいコンデンサｗ
カタログには　10V　470μF　品もあるんですがねぇ・・・

C3（中央）は　nichiconの　HEになってます。
小型低インピーダンス・高信頼性品（7000時間）

C６（左）も　nichiconの　HE　（5000時間）

Ｃ４（右）は　Panasonicの　ECA-NHG　
でも、これは　１０５℃品だけど　
全くの標準品（1000時間）じゃないか！ｗ
　　http://industrial.panasonic.com/www-data/pdf/ABA0000/ABA0000CJ26.pdf
しかも、本来35Ｖ　33μＦなのが　50Ｖ　33μＦになってるし・・・。

Ｃ４ってカムポジションセンサー直結の
重要なコンデンサなんだけど・・・
（だから、容量抜けしたときは　チェックランプ点灯）

残りのＣ７　は　Ｃ６と同じ　ＨＥ　（5000時間）でした。

使われている部品から推測すると
「可能な限り　良い部品を使おうと思ったが、
　入手できない部分は　妥協した」
って感じでしょうか。

それよりも、酷いのはハンダの処理

「素人！」　

まぁ、クルマのほかの部分をみても
ココの作業の水準はちょっと・・・

参考までに　各コンデンサ不調時の症状は以下の通り

Ｃ３：出力不安定、走行不能の場合もあるかも
Ｃ４：チェックランプ点灯（カムポジション検出エラー）
Ｃ７：低負荷時の燃調悪化

Ｃ６：電源ノイズ吸収　あんまり害は無いかも
Ｃ９：パスコン電源安定用？　Ｃ３の影響を受けやすく
C12：C９と同じ