半ねりのブログ一覧

宇野常寛はサブカルの批評家で、「楽器と武器だけが人を殺すことができる」という本の中で、イニシャルDについて書いている。要約すると大体こんな感じだ。

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イニシャルDは、「車に乗れば女にモテる」というような今は失われた「車」という物語を回復するための拓海の成長物語「ではない」。最初はそうだと思って興味を持てなかった。しかし、親父との葛藤や恋愛といった拓海の成長物語という文脈は第1編で消え失せ、プロジェクトD編以降は、延々とバトルが繰り返される。家族もいない。女もいない。仕事もどうでもいい。ただ地元で延々と反復される土日。彼らはそれで十分充実しており、それがモラトリアムですらなく、人生のメインディッシュであるという生き方をこの作品は提示している。
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しかし、これは間違っている。宇野は、拓海はプロのレーサーにはならなかった、正確にはプロジェクトD終了後の世界をあえて描かなかったことが、車という物語が崩壊し、それが不可逆であることの証左であるという。しかし、読めばわかるが、拓海はプロのレーサーになっている。外伝とはいえ「世界のフィールドで不世出の天才ドライバー」と呼ばれることが、はっきり書かれているのだ。

つまり、イニシャルDは、最初に宇野が失望したような「物語を回復するための少年のアナクロな成長物語」だったということだ。宇野はこの外伝を読んでいないか、意図的に捻じ曲げて自分の文脈に落とし込んでしまった（上げたか落としたかはともかく。）。家族・女性・仕事。こういったファクターが希薄なのは、単に作者がヘタだからだろう。

私は最初に宇野の本から読んだ。そして拓海が作中2度もプロのレーサーになりたいと口にするので戸惑っていた。最後のレースでは啓介が闘志をテーマに勝利することになるが、レーサーになるという社会的な成長物語を啓介が担い、それとは対照的な変化が（社会性を無視し、個人的な趣味に潜り込んでいくような変化が）乾信二とのレースで拓海に起こるのかと期待？していた。しかし、そんなことはなかった。最後の最後に勝敗を分けたものは勝ちたいという意思であり、ドッグファイトで培った経験であり、それはレーサーに不可欠な要素となる拓海の「成長」である。

あー車乗りたくなってきた。

雨リスクをヘッジしたい。

自転車において何を勘弁願いたいって雨である。台風が近づいていることは知っていたが、土曜日はまだ九州に上陸するかくらいの進捗なので、佐久平にホテルを取っていた。翌日は松本あたりまで出る予定だったのだ。

しかし、R299を西へ進む土曜日に既に雨だった。せっかくの十石峠も霧に阻まれ視界ゼロ。下りは寒さに震えた（マジで）。そして日曜もバッチリ雨だったので、朝の新幹線で東京に帰ったのである。こんなことなら泊まる必要はなかった。

という訳で雨リスクをヘッジしたい。翌日の降水確率が50 %以上なら当日キャンセル料が無料！になるとかである。無理だろうな。でもバイクや自転車の旅行者が当日予約が多いのは事実だと思う。

写真は上野ダムのダムカードをもらったしおじの湯の猪豚カレー。味はまぁ普通だったが、とにかく暖かくて綾波レイの気分であった。



I want to hedge a risk of rain.

What is the worst on the ride is rain. I had a reservation of a hotel in Sakudaira even if I knew the typhoon coming but it hit Kyushu on Saturday. I had a plan to go to Matsumoto on Sunday.

But It's already rain on Saturday going west on R299. No visibility due to the thick fog. I couldn't stop my body shaking. The Sunday was also rain and went back to Tokyo in the morning. The reservation was not needed.

therefore I want a risk hedge plan. No cancel fee charged when the chance of rain is 50 % or more, for instance. No way probably but it seems to me that tourists of bike or bicycle makes a reservation on the day.

The picture shows curry of boar pig I had in Shioji hot spring on the way to Ueno dam. It's not bad but thankfully hot.

自転車乗ってるとき、何考えている？

8時間くらいずっと乗ってるというと、たまにそういう質問がある。私の場合は仕事だったり色々だが、一番多いのは歌である。最近乃木坂や欅坂が多かったが、今回は完全に野性爆弾クッキーの替え歌だった。

・尼さんを〜見つけたで〜、というlet it go
・残業残業に疲れ果てたお父さん、という残酷な天使のテーゼ
・君の全・全・全アバラ、という前前前世

最近知った芸人だが、奇才と言われるだけあってぶっ飛んだセンス。今回は秩父で一泊してから、299を西に進み佐久まで行ってきたのだが、二日間延々このイかれた替え歌をリフレインし続けた。

写真は棚田越しの武甲山。もう稲刈りの季節。



What are you thinking about on the bike?

I'm often asked such a question when I say cycling for 8 hours. For me it's about jobs etc, what is the most frequent is songs. My favorite was Nogizaka or Keyakizaka, at this time they are parody songs by the Cookie of wild bomb.

- I found a nun on the Let it go.
- Father tired on never ending overtime work on These of a cruelty angel.
- All, all, all of your ribs on past life.

A comedian I know recently has a eccentric sense of humor. I stayed in Chichibu and going west on R299 to Saku and during the road these crazy parody songs are endlessly on loop.

Mt. Buko over a rice terrace on picture. Season of rice harvesting come.

チクリッシモのツール特集をようやく読み終わった。

・FDJエース、アシストと共に去りぬ
ロードレースでエースの調子が上がらない。それだけなら珍しいことではないが、アシスト3人と共に4人いっぺんに制限時間をオーバーしてツールを去った。「アシストだけでも先に行かせるべきではなかったのか」。美しい犠牲精神と友情の美談として言い訳するチーム関係者に、記者から飛ぶ質問は日本なら礼を失していると言われるのだろうか。「救済措置があると思った？トリコロールだから？」。プロフェッショナリズムとは程遠い甘ったれた判断ミスではないのか。
なんというかジャーナリズムみたいなものを感じる。バカみたいな感想だが、向こうてみんなこうなのだろうか。サッカーとか、政治とか。ちょっと羨ましい。

・Mikel Landa; realized he had gone down the wrong path
1秒差で4位に泣いたskyのスーパーアシスト。「もっと上位を狙うことができた」、「こんなことは二度とごめんだ」、「チームの功労者として走るレースはこれで最後だ。」。アシストはたとえ早くともリーダーを勝たせるために走る。それがアシストだし、それを好む選手もいるが、ミケル・ランダはこの我の強さ。見ていて面白いのは、こういう感情を爆発させるようなタイプだ。来季はモビスターに移籍しエースになるかもしれないらしい。今後が気になる。そういう選手は珍しい。

写真は近所。雨樋から草生えてる。

ロードに乗り始めた頃からずっとリュックを背負っている。輪行袋や補給食、鍵、財布など荷物は全てそこに入れているのだが、夏にリュックは暑い。背中に汗をびっしょりとかいてしまう。

そこで脱リュック計画を進めることとした。まずは輪行袋をモンベルのコンパクト型に変更。まだ使っていないが、このサイズ差を見よ。

オーストリッチを買うときは（もう7年くらい前だろうか）、私のロードがサイズ的に収まるかを気にしながら買った気がする。今調べたら2010年11月10日に買ってブログに書いている。そのときからデカイ・重いと不平を言っているw。お世話になり申した。



I've used a backpack since I started go cycling. All accessories including a bike bag, food, wallet are contained in the backpack, it's hot in summer. I sweated a lot on my back.

Going with a de-backpack plan and firstly I purchased a compact bike bag by a Mont-bell. Look at the size I haven't used yet.

When I bought the old bike bag by Ostrich(almost 7 years ago), considering a matching of the bike and the bag. I posted a blog in Nov. 10th, 2010. I complained it's big and heavy. Thank you very much for all these years with you.