※写真は、偶然見つけたセミサンの脱皮の図。
透明の透き通った羽はトテモ美しかったよ。
天気のいい日、ホネットタンとお山にある道の駅に行く。
単車がダラケで停めるところが無い。
単車以外にもパッツン、パッツンの服着たチャリンコ乗りの集団も多い。
単車は群れで行動していることが多いので空くときには一気に空く場合が多く、予想通り一気に空いたのでホネットタンを誘導。
それにしてもオサーンの数が尋常じゃない。
皆、見せびらかしに来るのか、自慢の改造が施された愛車の横でタバコ吸ってたりしている。
観察してるとオサーンたちがオモムロに近くへ座るとチラッチラッと目線を合わせ、「いゃ~今日は暑いですねぇ~○○ですかぁイイですネェ」
と話し合いを始めていた。
そんな中、知らないオサーンがオイラにも近づいてきた。
オイラはシッコに来ただけなのでヘルメットから頭を引っこ抜いた。
スポンッ
するとオサーンは”チッ、ガキか”と顔を変えてUターンしていった。
どうやら自分の子供ほど歳が離れているためかシカトのようだ。
シッコからの帰り、他の単車に紛れて並ぶホネットサンを見ながら歩いてると
ホネットサンのナンバーが気になるのか振り返って見ている人が多かった。
ある意味、覚えやすい番号だからですかね。
オイラは道の駅を後にしてホネットサンと山頂を目指した。
到着するとそこにも単車たちが居た。
すると一直線にこちらに向かってくるオサーンが居た。
オサーン「こんにちはー、ホーネットですかぁ~、綺麗に乗っていますね(^^)」
そのオサーンは隣に止まっているスズキの125ccに乗っているみたい。
オイラ「免許取ったばっかの初心者ですが、皆、庭を走ってるみたいに速いですね、追いつけんです(爆)」
オサーン「よく、ご両親に許しを得れましたねぇ~」
オイラ「昔から、自分のやったことは自分で責任を持つ約束なので反対も何も言いませんよ。
その代わり適当な事やってると”責任とれんなら乗るなバカタレガ!”となりますので(爆)
ま、既にホーネット契約しちゃってたので免許取らない訳には・・・(爆)
自分はこの人が好きになってきたので適当な事はしませんがね。」
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オサーン「いゃ~イイなぁーー楽しいのはコレからだね」
オサーン「僕は昔、ゼルビス乗ってるときは日本を周ったよユースホステルにも泊まったなぁ、キミもイロイロ行くといいよ」
オサーン「そうだ、キミにイイ本をあげよう」とBOXから取り出してきた。
※帰って親に「知らないオサーンに貰った」て見せたらコレは宗教の本だ、と言ってた。
「でも、その人は良かれと思ってやってるから悪気は無いよ」と言ってた。
オサーン「では、そろそろ行こうかな」とヘルメット被り手袋をはめた。
スズキ製125ccバイクに跨り、キック一発でエンジンをかけた。
すると、ホネットタンを数秒間、見つめた。
マジな顔でこう言った。
オサーン「ホーネットはスポーツバイクだけど絶対、ムチャはダメですよ」
※レーサーレプリカはスポーツ、オフ車はオフロード、
ホネットタンはメネコンみたいにどちらでもある程度いけるソノ中間的な存在だと思ってた。
メネコンはダンパーを換えてからマルで別人でゴーカートのようにコーナーが得意になった。
オイラ「・・・(・ω・)」
ほねっと「・・・(・ω・)」
オサーン「約束してください、安全運転することを誓ってください。」
オイラ「あぁ、・・・はい」
オサーンは3秒ほどうつむいた後
笑顔で「じゃ、また!(^^)」と言った。
オイラ「オタッシャデ~(・ω・)ノシ」
ホネット「(・ω・)ノ」
その後オイラもユクーリとエンブレかけながら巣に帰った。
実はココに来る途中、コーナーでズルッとコケそうになった。
多分、速度は80キロは出てなかったと思う。
曲がりながら加速する習慣があるのでスロットル開けてたら途中で後ろが横にズルッとなった。
ビックリしてスロットルを緩めたらそれ以上ズルッと行くことは無かったが瞬時に冷や汗はかいた。
巣に帰ってタイヤ見ると接地部は、まだ両サイド10mmくらいは残し余裕があるみたいだが、
ヒビは入りだしている。
でも、溝が新品と変わらない位あるので勿体無い病が発症して交換出来ずに居る。
それから何回か、あのコケそうになった瞬間とオサーンの言葉が夢に出てきた。
ただし、夢の方には、まだ続きがあった。
何と夢の方ではコケていた。
オイラ、コケタこと無いので分かるはずもないんだが・・・
コケル瞬間、恐怖のためか思い切りホネットタンを握っていた。
横転する直前、ハンドルが勢いよく動き投げ飛ばされてしまった。
ズゥサァァァァァーーーーーーーー
ホネットタンは反対車線のガードレールまで火花を散らして滑っていった
転がっていたオイラは血は出ているが意外と動けた、骨は折れてないみたい
ホネットタンを見に行くと痛々しい状態になっていた・・・
ホネットタンはショックのためか、少しお漏らしをしていた。
ほねっと「大丈夫だった?分かってくれた?」
ほねっと「イタタ、ちょっと起こしてくれる?」
オイラ「( ’ ’)( _ _)」
オイラ「ごめんね」
それから負傷状況を確認してユクーリ走り出した。
・・・・・
メネコンの事故現場と一緒で、それ以来、コーナーで例の速度まで出せなくなってしまった。
たまに夢の途中で汗かいて起きる事もあるが、
殆どの場合は親が寝るときにお布団をオイラの顔までかける影響だと思われる。
話は変わるけど、中古のバイクやって結構楽しいかも。
四輪と違って弄ってる確率が高いから結構アイデア思いついたりする。
レットパロンでホネットさん見てたら、
いつの間にやら後ろに店員さんが居たらしく
店員「ホーネットをお探しですか?ホーネットも良いバイクですよ♪」
オイラ「あぁ実は、もう既にホーネット乗ってるんですよ(爆)」
店員「そうですかぁ、このホーネットは珍しい2本出しマフラー付いてるんですよ、ムッチャ良い音しますよ!ちょっと待っててくださいね」
とお店の奥へ走っていった。
「コレだと思う」と言って戻って来た、
カギを持ってきたらしい。
どうやらエンジンかけるみたい。
と言ってスタータを回すもバッテリィが弱く始動に至らない・・・
店員「あれ?おかしいな、ちょっと待ってくださいね」とまた奥に去っていった。
40B19Lのバッテリィとブースタケーブル持ってきた。
店員「あれ?バッテリィどこだ??」
壊しそうな気がしたので
オイラ「ココですね、と指差した。イスを取ってからあと、ココのねじ2個ですね」
店員「さすがですね^^」
無事にエンジンがかかると吹かし始めた。
店員「どうですか、この音。」
エンジン冷えてるのに吹かす勢いが増してきたので
オイラ「確かに少し違いますね」
と言ってエンジンを切った(爆)
温度とかオイルの状態とか回す準備が出来ていない時に無理やり回すと
オイラには「ダメぇ~ぇ(>_<)」て聞こえてくる。
エンジンが回りたがっている時はむやみにスロットル開けなくても勝手に軽く回り始めます。
オイラには同じ回転数でも回させられてる時の音と回りたくて回ってる時の音は違って聞こえる。
ホネットタン、いつも水温確認でアッパーホース触ってますが2分位でサーモ開いてラジエタ循環し始めるようです。
♪ちぃとも寒くないわぁ~
と言い出したら出発可能です。
別に暖機しなくても動きますが”無理に”が嫌なんです。
店員「どうですか、このマフラー。買いませんか??」
オイラ「え、マフラーだけ買えるんですか??」
店員「ついでに車体のほうも予備にどうですか?」
オイラ「どっちが付属品ですか?(爆)」
店員「(爆)」
謎な店員も居るものだな、とお店を後にしたオイラだった。