いまさら?って感じですが、14~16日の3日間にわたる自衛隊研修の時のお話を。
うちの会社は新人研修で毎年恒例で自衛隊研修があり、営業とエンジニアは全員
参加させられます。
嫌で嫌でしょうがなかったですが、お金貰っているのでそうは言っていられません。
とはいえ父親(?)もアルバムを見る限り元自衛官だったようなので、少しだけ興味
があったり無かったり…?
行った感想としては、規律とかそういったものの厳しさが想像以上でした!
0600(朝6時)にラッパで起床、0605点呼、んでこの点呼もまた細かくて、
それぞれの研修生の班長が敬礼して
「2班!!総員13名!!じこ(漢字不明)無し!!現在員13名!!」
「番号始め!!」
「いち!」「に!」「さん!」「し!」「ご!」…
「列外いち、健康状態異常なし!!」
そして敬礼
そして床上げ(シーツや毛布をきれーーーーーに片付ける)をして、朝ご飯!
普通だったらワーーとみんなバラバラで行くわけですが、そこは自衛隊。
2列縦隊になって足を揃えて食堂まで移動しますw
そこでも班長は「左! 左! 左右!」と号令をかけて、班員の動きを合わせます。
そして指示される班員も勝手に右折や左折はできません。
班長が「縦隊右へ進め!」と号令で右へ90°曲がれます。
「縦隊なかば左へ進め!」で左へ45°の角度に進みます。
こんな感じで班長に従って動くので、班長が指示を間違えると
みんなはとんでもない方向にwww
僕の時は「右向け右!」と「左向け左!」を間違えて、思っていた方向とは180°
逆向きになってしまって「回れ右!」で班員を困らせたこともw
食事は班員全員が集まってから「合掌!いただきます!」で食事開始。
でも休憩時間も含むので10~15分程度でハイペースで食べないといけなくて
忙しかったです。勿論「ごちそうさまでした!」も班員全員で。
予想外だったのが、悪名高き大仙(学校の学食)よりも食事が美味しかったこと!
CSのレベルも大仙とは比較にならない!「いただきます」>「どうぞ~」
「ごちそうさまでした」>「は~い」というやり取りが自然と自衛官とおばさん達とで
行われているぐらいですからね。
そして安い!朝食は200円弱、昼夕食は300円強!それでいて大仙よりもクオリティ
は比較にならないほど良い!チーズケーキとかもありましたし、お茶も5種類ほど、
納豆とか、味付け海苔も置いてありました。牛乳や鉄分不足を補うドリンク、
それから美味しいドレッシングが10~20種類ほど完備で、全てのキャップに
期限が油性ペンで書いてあり衛生対策もバッチリって感じ。
これは是非大仙と入れ替わるべきでしょうww
食事が終われば基本行礼と呼ばれる、敬礼や気をつけ休め、回れ右などの動きを
班員ごとに担当の自衛官に従ってひたすらやってました。
また大声でかけ声をかけながらランニングしたり(声を出しながら走るのってかなり
辛いことを知りました;)、腕立て、腹筋とかもありましたね。
また重たい荷物を背負ってひたすら歩いたり、3km競争させられたり。
そりゃあ筋肉痛にもなりますってw
夜はベッドメイキングと呼ばれる、自衛隊流の毛布やシーツのしきかたで
ピシッ!とシワ無くつくるというものもありました。寝るのも大変っ!
それから心配していた朝3時起き?ですが、3日目の0200に予定していたようですが
雨で中止になったようで、普通に0600にラッパで起こされました。
運が良かったのか悪かったのか。
毎日自衛官の講話みたいなのもあって、印象に残った言葉。
「ここに居る自衛官は皆、国民の為に自分の命は惜しまないと誓って入隊している」
つまり死を覚悟して自衛官しているってことですよね。
自衛隊って日本の軍隊なわけですから、当たり前っちゃあ、当たり前ですが、
一般の企業では安全第一!怪我をすれば補償だ、保険だ、裁判だ、って
なるのにすごい違和感みたいな、不思議な、変な複雑な気持ちになりました。
大事な人の為に命を投げ出せても、みずしらずのDQNでも守るために…って
考えたら凄い話だなと思います。
皆さんできます?僕はできませんよ。
凄い人達の集まりなんだなとすごい衝撃を受けました。
ホント中途半端な気持ちで自衛官なんてできないですね。
自衛隊終わってからですが、規律やスケジュールギチギチで忙しかったこともあり
自由時間が持てる日常生活、ベッドメイキングしなくても寝られること、
一人でゆっくり入浴できること…ふとしたことに幸せを感じられますww
大変でしたが、学校でも会社でも学べない色んなことを3日間で勉強できました。
※写真はわざと画質を落としてあります。さて僕はどこでしょう??