スバルが設計を刷新した新型4気筒エンジンを発表したそうです。
排気量は2.5L&2L。
つまり、現在スバルのラインナップの中核をなすEJ25型、EJ20型エンジンの後継機ということですね。
初代レガシィのデビューと同時に登場したEJ20、10万キロの世界速度記録樹立に始まり、WRCでのタイトル獲得など様々な活躍を見せた名機でした・・・
なので、一抹の寂しさも感じてしまいます。
で、新エンジンですが、数年前に3Lの6気筒エンジン、EZ30型がデビューして以来のブランニューエンジンです。
EZ30型のデビューの際、コンパクトな設計や低フリクション化などの技術をいかして、新しい4気筒エンジンが開発されるという噂がありました(EZ20って型式になるんじゃないかと)。
今回の4気筒がまさにソレだったのかな。
解説には、これまでの弱点だったショーとストロークゆえの低トルク傾向を払拭すべく、ロングストローク化を行ったとありました。
ストロークの増強に伴う運動部品の低フリクション化も。
また、燃費も1割向上したそうです。
これ、実用エンジンとしては理想的な方向に進化したと言えますね。
高出力エンジンと言えば、一昔前までは高回転まで回してパワーを搾り出す性格付けがほとんどでしたが、最近では低回転での高トルク化が常識になっていますからね。
さて、この低回転での高トルクというキャラクター、ラリー脳にはピンときます。
ますますラリーカーに適したエンジンになるわけだ、と(笑)
しかしながら今、ラリーの最前線ではマシンの小型化が著しいです。
次期WRカーは1.6Lターボの4WDとなりましたし、現在NA2Lの4WDであるS2000はエンジンが1.6Lターボに変更されるとか(WRカーとの区別がややこしくなりそうですが)
そこでスバルの新エンジンへの興味として、バリエーションの中に、より低排気量のラインナップは加わるのか?という点。
現在のスバルで最小排気量なのは4気筒1.5L(軽用エンジンを除いて)。
このEJ15型エンジンも、今回の新エンジンベースのブランニューに置き換えられれば、新たなカテゴリーでの「スバルのラリー」を見続けられるかな~と思うんです。
1.5Lターボとか、面白そうだと思うんですよね。
いつの日か、WRCに帰るための基礎作りをしておかないと(笑)
どうもラリージャパンで多くのスバルウェアを来たファンの皆さんを目の当たりにしてから、以前よりもスバルのカムバックを強く願うようになりました。
もちろんトヨタの復帰も願ってますけどね。
Posted at 2010/09/26 08:55:19 | |
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