新型508で車名がボンネットにある理由

←写真は田舎のライオンさんご提供
ありがとうございました。

新型508を見に行った方が結構言ってるのは
ボンネットの鼻先になんで508って
書いてあるの？という疑問なんですが、
508は504のデザインをオマージュしており
504はボンネットの鼻先に車名がついている
というのを友人の皆さんにお伝えしたんですが、
プジョー博物館に行った時の写真を見返してみたら
これは一部だけ正解だということが判明しました。


プジョーはご存知の通り？世界で最も古い量産自動車メーカーですが、
最初の方の車はボンネットにプジョーのマークが入ってるだけでした。


トヨタ博物館のPeugeot Bebe（1913）の写真です。

次にグリルにプジョー以外の文字を入れだします。
184　（1928）では6気筒を表すSIXとSSの文字が入ります。
SSはSS Typeというやつらしいです。（詳細不明）


そして次に今に続く3桁数字の最初のモデル、201（1929）では
車名のバッジがグリルに入ります。



201カブリオレ　206CCのご先祖様ですね。

301（1932）や601（1934）ではおしゃれにトリコロールになります。



402（1935）や202（1938）では縦書きのトリコロールです。



この402 Éclipseは　量産モデルとして世界最初の「CC」です。

402はトヨタ博物館にありますよね。


さてここで第二次世界大戦に入ります。

戦後車の形も変わり、203（1949）ではボンネットに縦に車名が入ります。



長期にわたって生産されたのもありますが、セダン、クーペ、カブリオレと
用意しているのはさすがPeugeotです。

そして、次に出てきた403（1955）で508と同じようにボンネットの鼻に横書きで
車名が入ります。


404



204


304


504



104


と鼻っ面に車名が入るのが続きますが、504の後期からそれがなくなります。


写真は博物館の1982年のカブリオレです。どうやら1980年デビューの505から
車名が入るのをやめて、フェイスリスト等のタイミングでほかの車もやめていった
という感じのようです。（RCZからの新型プジョーライオンの切り替わりみたいな
ものですな）

車の発展とともに、ボンネットの造形が変わり、その流れでロゴの位置も
変わっているのが面白いですね。

今回の508の車名がボンネットに入ったのは1980年以前の伝統への回帰ですね。
ということは・・・・これから出るプジョーの3桁新車はしばらく車名が
入ると予想です。（508、次の208、次の308.。。。。）

個人的には508は504よりも505っぽいな～～と思っています。



あ、今年もFBM当日事前集合やりますので、イベントリンク
作りました。いつもの通り、集まって走って自己紹介して解散ですが、
よかったらどうぞ＾＾参加表明はイベントリンクの方でお願いしますね。