調整式トラクション＆トーコンロッド交換

安全な作業を最優先する為に、ジャッキ、輪止め、リジットラックを使い、車体からホイールを外します。


ナックルが倒れてくるといけないので、ジャッキで、Aアームを支えます。
これで、ある程度は、安心して作業が出来ます。

先にトラクションロッドを交換するのですが、アッパーアームが邪魔してボルトが外れないので、ボルトナットを外して、画像の状態に。

殆どが新車組み付けから分解していない箇所なので気合を入れて回さないと、緩まないので、場合によっては、ガストーチで炙ったりする必要が出るかも。
場合によってはボルトナットが駄目になってしまう可能性があるので、純正ボルト＆ナットを買って用意しておきましょう。
転ばぬ先の杖、大事ですよ！

純正を外したら、取り敢えず、長さを純正と同長にします。

いつもの事ですが、スチール製品なので、装着前に分解して、固着防止のスレッドコンパウンドを塗ってます。

仮組みを済ませたら、1G状態で、10kgのトルクで締めます。

※リアディスクが外れていますが、関係無いのでスルーしてください。

固定が完了したら調整ナットのロックを取扱説明書に記載の規定トルクでします。

途中の工程がありませんが、
①トーが変化しないように、分解前に純正の遠心ボルトにペイントマーカーで印をします。
②分解。
③組み付け前にスチール製品なので、装着前に分解して、固着防止のスレッドコンパウンドを塗ってます。
④純正のトーロッドと同じ長さに合わせておく。
⑤仮組みして、1G状態で10ｋｇのトルクで締め付ける。

今回使用した道具、他に2トン上げジャッキ、輪止め、ペイントマーカー2色ってところでしょうか。

画像は在りませんが、
他にも、ガタが出始めた、純正タイロットエンド、ニスモ製のステアリングラックマウントブッシュ(BCNR33用）を交換。

4輪ホイールアライメントは、ストリートカーなので、リアのトーを0.5mm、キャンバーを0.5°に（以前はトー0.5mm、キャンバー2.5°）。
どっしりとした接地感で、雨の日はトラクションの掛かり方が良く判ります。
片減りも減ってエコなファミリーカーとなったでしょう。