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いまを遡ること22年前の2002年2月20日。
STIとPORSCHE DESIGNのコラボレーションによる特別仕様車が発売されました。

PORSCHE DESIGNは、言わずと知れたポルシェ家の三代目、ブッツィーことフェルディナント・アレクサンダー・ポルシェが興したデザイン事務所。
STI（スバル・テクニカ・インターナショナル）は、スバルのモータースポーツ部門を担当する子会社です。


スバル・インプレッサ・タイプユーロ。


ベースとなったのは、通称「丸目」と呼ばれる２代目インプレッサのスポーツワゴン。
NA1.5L（GG3）、2.0L（GG9）、ターボ（GGA）の３グレードが用意され、シングルタービン搭載のGGAは2.0Lながら250ps/6000rpmをひねり出しましたが、最上位たる280ps/6400rpmのSTiグレード（GGB）は設定されませんでした。

PORSCHE DESIGNが担当したのはフロント＆リアバンパーとルーフスポイラー、ターボ車専用の17インチホイール。
空力を中心とした外装デザインのみで、その意味では、ポルシェ本社がガッツリ絡んで自社工場で製造したメルセデス500EやアウディRS2とは生い立ちが異なります。

ただし、発売された2002年途中でベースモデルの丸目が生産終了。
タイプユーロはその斬新なデザインが思いのほか不評で販売台数が伸びておらず、結果いまとなってはかなりのレア車両．．．ということになっています（苦笑）


本気で探し始めたのは一昨年の暮れ。
ネットで２台見つけたものの、いずれもぱっと見の状態が悪く、迷っていたら１台はすぐに掲載終了。
多少ポンコツでも買ってから徹底的に治せばいいやと、腹をくくってもう１台のお店に飛び、その場で購入を決めました。
ちょうど１年前のことです。