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2020年04月04日 イイね!

'52 VW PANEL VAN "Barndoor"

今年の第1作目は、やはり空冷シリーズです(笑)

'52 VW PANEL VAN "Barndoor"

Type1(ビートル)、Type2(バス)はモデルライフが長い事で有名ですが、年次改良によって細かい意匠が目まぐるしく変わる事でも有名です。
今回はT1の17年のモデルライフの中でも、最初期にあたる"バーンドア"と呼ばれるモデルを再現してみました。

年次改良に伴う改修箇所とカスタム箇所を合わせて紹介していきます。

ちなみに、今回のテーマは"最速のレーシングサポートバス"です。
ナンバーはドイツ仕様とし、いつもの作風とは異なりヨーロッパ圏を意識して製作しています。



フロント回りの年次改修箇所は、
・ヘッドライト上のウインカー削除
・バンパー形状変更
・ミラー形状変更
・ルーフヒサシ削除 です。
…比較対象が無いと、どう修正したのかよく分かりませんね(笑)

その他、フロントセンターにプレスライン追加(これはハセガワベースで作製するなら全年式で必要)、
サファリウインドウ化、ワイパーレス化としています。



Bピラーのヒンジ下には黒い部分がありますが、こちらはバーンドア時代のみ設定されていたセマフォーです。

ホイールはハセガワの944用テレホンダイヤルを選択、大径ホイールと車高を両立させるためにフロントはチャネリングも実施しています。
また、PCDの辻褄を合わせるためにブレーキはディスク化しています。
スリット入りのブレンボ&大径ホイールは、この頃のバスには少々オーバースペックな感じもしてしまいますが、理由は後述します…(笑)



サイドに貼っている屋号ですが、ヨーロッパ圏発祥のキャッチーなキャラクターを使いたい、、という事でひつじのショーン(イギリス)に登場する子羊のティミーを起用しました。
AUTOHAUSはドイツ語で『自動車販売業』という意味だそうです。

ボディカラーはクレオスのRLM65ライトブルーを選択しました。
ただしT1で唯一、バーンドア時代初期のマイクロバスのみルーフが白となるカラーリングが設定されているそうなので、オマージュとしてルーフは白に塗り分けました。


リアビューです。



リア回りの年次改修箇所は、
・リアガラス縮小
・リアフード意匠変更
・テールランプ形状変更
・リアバンパーレス&リアエプロン作成
・リアサイド換気用ルーバー形状変更
・センターブレーキランプ追加 です。

リアウインドウもサファリ化しています。
また、バス乗りでは定番アイテムとなる『SLOW MOVING VEHICLE』のマグネットも追加しています。
こちらも後述するネタに合わせて貼り付けています、、、


ちなみに、年次改良箇所の羅列は全く理解して頂けないと思うので、
以前製作した作例と比較しながら紹介していこうと思います(笑)

左の赤いサンババスは'62年モデル(中期と呼びます)、グレーの方が'52年モデル(初期と呼びます)です。


フロントバンパー、ウインカー有無が異なるのが分かると思います。



続いて、サイドビューでも比較していきましょう。

左が初期バーンドア、右のドラバスが'67年モデル(後期と呼びます)です。
Aピラーからルーフに繋がるラインに注目すると、
初期→ピラーからルーフまでが一直線
後期→ウインドシールド上の屋根が前方に伸びてヒサシ形状になった
という違いが分かりますでしょうか。
中期モデル以降、南米等の暑い地域にも流通するようになりヒサシ部にベンチレータが装着されたそうです。
こういった年次変更も調べていくとなかなか面白いですね(›´ω`‹ )


また、ルーフ先端の形状も角ばった前期と丸くなった中期以降で形状が異なります。
レインガーターはプラ棒にて作成し直しました。






リアサイド換気用ルーバー形状の違いですが、
前期→凸形状ルーバー(短い)
中期→凸形状ルーバー(長い)
後期→凹形状ルーバー という違いがあるようです。
同じ形状を複数作成するのは困難なので、
プラ棒でマスター形状を作成→おゆまるで型取りしてパテで複製…という工程で再現しました。


初期~後期でエンジンフードのサイズが大きく異なるのが分かると思います。
初期パネルバンはリアハッチの開閉機構が無く、代わりにエンジンフードが大きいのが特徴です。
この大きいフードが納屋(Barn)の扉を連想させることから、バーンドアという愛称で呼ばれることになったそうです。

ウインドウが装着される上側はプレスラインのみ設定されていることから、浅めにスジ掘りをしてクリアーコートで良い感じに埋まるようにしてみました。
また、この年式ではテールランプ下に丸い反射板が付くのですが、カッコ良くなかったのでレス仕様としました。




エンジンフードを開けると存在感が際立ちますね。
今回は折角なのでヒンジを作成して開閉仕様としてみました。


後述する…といいつつ散々引っ張ってきたネタですが、こちらのエンジンでようやくネタバラシです(笑)

フードが大きくエンジンルームが目立つ為、エンジン自体もインパクトを狙い載せ替えています。
今回はフジミの'67 ポルシェ911R用のFLAT6を選択しました。
2気筒追加&ミッション大型化に伴い、見た目以上にフロア側の大幅な加工が必要となりましたが、なんとか搭載できて良かったです(;´Д`)
エンジン自体はノーマルですが、エアクリをスケールプロダクション製に変更し、プラグコード類を追加しています。
前述したポルシェリムやディスクブレーキはこの為の装備で、可愛らしい屋号ロゴやSLOW VEHICLEマグネットなどで、まさに『羊の皮を被った最速レーシングサポートバス』というコンセプトに繋がる訳です…回りくどかったですね(笑)

ちなみに、燃料タンクはプラ板から作成し、キャップは同じく911Rから流用しています。
エンジンルーム上には仕切りとスペアタイヤハウスが設定される為、プラ板で再現しています。
スペアタイヤはフジミのポルシェ356用を使用しています。


すっかり話が逸れてしまいましたが、レーシングサポートバスということで、
カーゴドアは開閉できるようにしています。





中には工具類を詰め込んでみました。工具類はフジミのガレージセットとタミヤのラリーメカニックセットから寄せ集めています。
工具棚はプラ板から自作しました。











内部はこんな感じです。
客室と荷室を仕切るディバイダーはパネルバンにのみ設定されていますが、キットでは再現されていない為プラ板で再現します。




シートはハセガワのヤマトシビックから流用しています。
ペダル、サイドブレーキ、助手席のフットレストはバーンドアモデルに合わせて作成しました。




バーンドアモデルのダッシュボードは形状が異なる為、プラ板にて再現しました。
メーターは右上が0から始まる特殊なデザインとなる為、デカールで再現します。
ダッシュ下の内貼りにはベークライト製の丸い灰皿を配置します。




サイドガラスにはバーンドアモデルのコミュニテイ"バーンドアマフィア"のステッカーを貼り付けています。







レーシングサポートバスということで、過去に作成したドラバスや356とのツーショットも撮影してみました。



かなり長くなってしまいましたが、それだけ拘りながら製作した作例、、という事で(;^ω^)



今年はホビーショーも中止になってしまいましたが、ぼちぼち更新していけるように頑張ります。
Posted at 2020/04/05 15:05:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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