コンビメーターのボルテージレギュレーター(ボルテージスタビライザー)自作その1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
先日、ボルテージレギュレーター交換後、ツーリングへ出かけました。
そこで、問題が発覚しました。
それは
1 燃料計が動かない(半分まで満タン表示)
2 水温計が異常に高い数値を示す(100℃を超える表示が続く)
というものでした。
ツーリング中も水温計表示に不安が出てきました。
更に、燃料が満タンしか示さないため、残量が皆目見当がつかない状況でした。
走行距離から燃料計算して帰ってきましたが、やっぱり残量が判らないのは不安でした。
2
友人Kに相談すると、ボルテージレギュレータ(ボルテージスタビライザー)は自作できるらしいと情報を得ました。
3
三端子レギュレータとコンデンサー、それに抵抗があれば出来るらしいのです。
実際にオールドミニ乗りの方が作っているのが判りましたし、SR311乗りの方も作っている方がいるので、自分でも作ることにしました。
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三端子レギュレーターは、13V~14V前後のバッテリー交流電源を5V~10V前後にまで抑え、定格電圧を流すものと知りました。
SR311のバイメタル式レギュレーターは、おおむね8Vから9V付近が使われているそうです。
ミニ等欧州車は、10V前後のモノが使われているそうです。
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電子屋でパーツを買ってきました。
よくわからない配線図を元に、三端子レギュレータ(LM317定格10V)、コンデンサー、抵抗2種類、スイッチ、それにヒートプレートを購入。
前部で650円位でした。
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カーマで調達した他の部品たち
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買ってはみたものの、結局自分で組むのは難しかったので、電装系師匠に組んでもらいました。
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本来は基板に付けると楽らしいのですが、大きくなるそうです。
師匠は空中線でつないでくれました。
丁寧に配線図も書いてもらいました。
意味はわかりませんが、このとおり組めば大丈夫だそうでした。
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出来上がったモノがこれ。
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この配線は、左から
入力、アース、出力
の順だそうです。
一般的な三端子レギュレータはそのような並びだそうです。
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さっそく付けてみました。
結論、動きませんでした。
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おそらく配線が不味かったと推測。
買った三端子レギュレータの配線を調べると、左からアース、入力、出力だったことが判明。
自分で頑張って組み直してみました。
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ついでにデジタルテスターも購入。
バッテリーを図ってみる。
ちょっと低い。
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組み直した物を再び取り付ける。
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狭い車内に、無理矢理テスターでつなげる。
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テスターで調べると、10V前後の電圧が流れていることが判りました。
これでは高いのではないかと推測。
ツマミで調節しても9.3V付近までしか下がりませんでした。
いずれにしても電圧が高いため、高めに表示されるようでした。
尚、汎用ボルテージレギュレーターはおおむね10V付近を示しました。
壊れたボルテージレギュレーターは、0~7V付近、時に8V付近を絶え間なく動いている状態でした。
バイメタルが壊れると、一定電圧が掛からないことが判りました。
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定格8V、1Aの三端子レギュレータをネットで落としてもらいました。
5個600円位。
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このレギュレーターは、8Vという規格自体が既に無くなっているそうです。
今であれば9Vを抑えて8V出力に換えるのが主流とのことですが、そんな技術は持ち合わせていないので、単純に8V電圧を確保する方向へ走りました。
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新たにコンデンサーや抵抗も買ってきました。
以前と違うのは、よくわかりませんがこれくらいの抵抗容量が必要じゃないかとのことで、ちょっと大きめの奴を電子屋が選んでくれました。
何度説明を受けても、ほとんどわかりませんが、配線の仕組みはなんとなくわかってきました。
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初号機が完成しました。
プロトタイプと比べると、少し配線を短くしてみました。
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初号機アップ。
線が汚いのは勘弁してください。
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電装系の師匠から13Vの交流安定化電源を貰いました。
これで作業確認がしやすくなりました。
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さっそく測ってみたところ、8V付近を一定で出力されることがわかりました。
性能としては十分、信頼性は高いものが出来たと思います。
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実際に完成したボルテージレギュレーター(ボルテージスタビライザー)をどうやって実装するか悩みました。
箱を買ってきてかぶせようとしても、ちょうどいい大きさのものが無い。
取付金具もZ字金具があったので調達しました。
なので、いっそのこと箱を作ってやろうと考えました。
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悩むこと2日、違う電装屋にパーツを漁りにいったところ、小さい箱が売っていました。
ちょうど入りそうだったので購入。またアルミ放熱板も購入。
そこの店には、コの字を組み合わせたアルミ箱が売っていました。
私が作った装置には大きすぎることから、この箱を参考に作ることにしました。
それが画像のものです。
上部にアース線を引き、そのまま金具を使ってボディアースが取れるようになっています。
中は絶縁テープを使い、絶縁処理を施してあるので、万が一配線が接触してもショートしないようにはしました。
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