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ΨホルホルΨのブログ一覧

2015年09月28日 イイね!

超・子熊 雑感2

先日、遠出をした時。夜に入って帰宅時、新御堂に乗ろうとすると「MV Agsta」と側面に大書されたミニバンを見かけました。自分がバイクに乗り始めたばかりのタイミングで奇遇というべきか。おもわず見とれてしまいました。

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私たちの世代で有名なバイク映画といえば、角川の「汚れた英雄」があります。これの原作小説(タイトルは同じ「汚れた英雄」)の主人公、北野晶夫が駆るマシンが MV Agsta なのです。ちなみに映画の主人公はプライベート・レーサーですが、原作ではワークス・レーサー(メーカーの公式チームに所属)だったと記憶しています。その他、「バイクのレースが主要な舞台」という以外、全く別物の設定。

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午前中は一度家へもどる途中、車で走り慣れた箕面・勝尾寺周辺を訪れてみました。

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粟生あたりから府道4号線を登っていき勝尾寺前を通過。北摂霊園方面への分岐を過ぎて、滝近くの駐車場へ。駐車場と分岐を何往復かして浄水場側へ降りる。これが定番の練習コース。

あるいは、分岐から北摂霊園方面へ向かい、そのまま北へ抜けて妙見山へ登る。これも往復1時間ほどのショートツーリングコースでした。

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今回は西からもどってくるので、箕面駅近くから浄水場へと登ります。すると、山道の入り口に「二輪終日通行禁止」の標識orz


「箕面市浄水場前」交差点

イヤな予感を覚えつつ、東へ回ります。すると、北摂霊園への分岐まで上がったところで同じ標識に気付きます。「あれ?」と思い、気をつけながら引返すと、府道4号線から西に外れる分岐にも標識がorz

帰宅してから箕面警察に確認の電話を入れます。

「ご主人、標識を見落とされていますよ。二輪通行禁止は府道4号線の『西田橋』交差点から北です」


「西田橋」交差点

なんとorz

「勝尾寺に詣でられる方は、箕面警察で通行許可を発行します。一度警察へ申請に来てください。その場でお出しできます。ただし、ルートは東廻りのみです」

「北摂霊園から北は豊能警察の管轄ですが、二輪通行禁止は解かれています」

「箕面警察としても禁止解除を検討することはあるのですが、あいにくそういう時に限って事故が起きて白紙にもどってしまうんですよ」

…最後はリップサービスかもしれません(^^;


二輪通行禁止道路図

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さて、私がカブを選んだ魅力のひとつに「ギヤを自分で選択できる」というものがあります。つまり、AT免許で運転できるものの、考え方はMT車や変速つきの自転車と同じなのです。

自転車で考えるとわかりやすいと思いますが、ギヤが変われば走る速度は同じでも、足の回転する速さは変わります。同様に、車やバイクでもギヤが変わればスピードは同じでもエンジン回転数は異なります。

人間はエライもので何も考えなくても適切な踏み加減・回転速度を選ぶことができます。しかしエンジンはスロットルを開ければ速く回り、閉じれば回転が遅くなるだけ。何も考えずにギヤを変えるだけだと、走る速度(=車輪の回転数)とエンジン回転数がずれてしまうので、クラッチを繋ぐ時にショックが生じます。あるいはそれ以前に回転差のせいでスムーズにギヤの切り替えができません(これは「シンクロ」という仕組みのおかげで現在の市販MT車は大抵大丈夫です)。

これを解消するため、クラッチを切っている間に一瞬スロットルを開けてエンジン回転数を上げる。うまく回転差を解消できれば、クラッチを繋ぐ時のショックはありません。これが回転同調。
ギヤの切り替えをスムーズにするためには、ニュートラルで一度クラッチを繋いでスロットルを開け、再びクラッチを切ってから目的のギヤへ切り替える。これがダブルクラッチ。シンクロのおかげでダブルクラッチはほとんど必要なくなっていますが、うまくやればシンクロに頼るよりさらにスムーズにギヤが入ります。バイクほど深刻ではないにせよ、やはり駆動系にかける負担を減らすことができます。

4輪のMTだと各ギヤから別のギヤへ切り替える時に必ずニュートラルを経由するので、ダブルクラッチが可能です。MTバイクは各ギヤが順番に並んでいます。ニュートラルは1速ギヤと2速ギヤの間、あるいは1速ギヤと最高速ギヤとの間にあるので、「ダブルクラッチ」はできませんが「回転同調」ならできます。

MTバイクもカブも、エンジンの力をチェーンで車輪に伝えます。チェーンは力が掛かると伸びて調整や交換が必要になるので、いつも同調してやるとチェーンにかかるストレスを減らせます。4輪より回転同調の必要性が高いのです。

普通のMTバイクは5段以上の変速機を備えています。現行カブは4段。少し前の型になると3段です。段数が少ないということは各ギヤ間の回転差が大きいので、同調の意味は大きくなります。

スーパーカブは自動クラッチですが、シフトペダルを踏み込んでいる間はクラッチが切れており、ペダルを離せばクラッチが繋がります。つまり左手か左足かという違いがあるだけで、MTバイクと同様に「クラッチが切れた状態」を意図的に作ることはできるのです。
違うのは、クラッチを繋ぐ時「半クラッチ」とか「断続クラッチ」、あるいはもっと微妙なコントロールができないこと。

設計思想としては「微妙なコントロールをしなくてもいい」ということなのでしょう。だから、スーパーカブは基本的にエンストがないのです。

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私は4輪では、普通にダブルクラッチを踏んでいました。おかげで、25万km以上走ったNBロードスターでも最後までクラッチの交換は必要ありませんでした。しかし超・子熊1号機に乗っている頃は「カブで回転同調はできない」と思いこんでいたのです。バイクやカブ自体についていろいろ勉強する中、「カブでも回転同調ができる」ことがわかりました。

考え方は4輪の時と同じとはいえ、手でやるのと足でやるのはわけが違います。しかしカブは左足でクラッチをコントロールするので、その点では普通のMTバイクより4輪に近いと言えるでしょう。

最初にロードスターに乗ったとき「回転同調」を覚えたように、またその後「ダブルクラッチ」を覚えた時のように、まずはまっすぐ走って止まるときに練習。慣れてきたらコーナー手前の減速時に同調しながらギヤチェンジ。まだまだ失敗続きで、「あ。いまのはチェーンに優しくなかった」ということばかり。さすがにタイヤを鳴らすほどではありませんけれども(^^;。

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ロードスターは1600〜2000の4気筒。シリンダーひとつ当たりの排気量表示にすると400〜500ということになります。超・子熊2号機は109cc単気筒なので、シリンダーの排気量は109cc。

ロードスターの方が大きく重いピストンが上下しているので、単純に考えれば音も振動も大きいはず。しかし、制振・防音にかけるコストの違いもあるのでしょう、ロードスターの方が音・振動は少ない。アクセルひと踏みの音を文字にすると

「ぶぉん」

という感じ。

また、ロードスターは4つのシリンダー内の爆発がお互いの振動を打ち消すようなタイミングにもなっているのでしょう。

スーパーカブは単気筒なので、音も振動もそのまま伝わります。アイドリング時には「とことことことこ…」といった感じ。この音と振動が単気筒バイクの魅力でもあります。もっと大きな排気量のバイクに比べると可愛いものですけれどもw

回転同調のためにスロットルをひとひねりすると

「ぶるん」

という素朴な音。これまた愛らしい(^^)。

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カスタマイズについては部品を発注したところです。iPhoneホルダーについては、ミノウラ製品がいいと前回書きましたが、バイク用パーツメーカーのDaytonaがミノウラとコラボして改良品を販売していることがわかりました。ミノウラは自転車用パーツメーカーで、自転車よりハンドル角度が多彩なバイクのために、首振りの自由度を上げているそうです。

WIDE IH-550/250シリーズ
http://www.daytona.co.jp/?/p/products.p10/family_id/8566/

タコメーター、USB電源ともDaytonaブランドなので、統一感があっていいかも(^^)。
Posted at 2015/09/28 22:00:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年09月26日 イイね!

超・子熊 雑感

ちょっと遠出をしてみます。午前中は池田へ。市教委で10月半ばからの仕事について面談。午後は柏原にある母校。卒業証明書の発行申請に。

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私が卒業した時、大学は3ヶ所に分かれていました。これは、旧制の師範学校3つが組織統合された名残です。とはいえひとつの大学が3ヶ所に分散しているのは何かと不都合なため、何度か移転統合の動きはあったようです。しかし統合された組織の常でいろいろと「大人の事情」があったのでしょう。大学名が現在のものになっても現実とはならず、私が入学した頃も3キャンパスに分かれたままでした。

新入生はまず第1キャンパスに通います。そこから専攻に応じて4年間、そこで学ぶ者、途中から第2キャンパスへ通う者、第3キャンパスに通う者に分かれます。私のコースは2回生から第3キャンパスに通いましたが、3回生から第3キャンパスという専攻もありました。

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関西では大学の学年を「回生」と呼びます。また、「入学してn年目」を「n回生」と表現し、「n年生」と区別する場合もあります。つまり、途中で留年した場合、「3回生の2年生」というケースもあるわけです。それがその大学の公式表記かどうかはわかりませんが、学生達はそう呼んでいました。

私たちの場合は年度ごとの進級判定は無かったので、単に「n回生」だけでした。

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その関係で、多くのクラブ・サークルは本拠を第1に置いており、吹奏楽部も例外ではありませんでした。上級生になると授業を終えて(あるいは授業の無い日は)第1キャンパスに行くことになります。しかし、通学定期は授業のために通う経路でしか買えません。これは学生にとって結構な負担でした。

また、第1キャンパスで開講されている授業の単位を取得できずに第2や第3へ移籍した場合、2つのキャンパスへ通う必要があります。同じ日に開講されている授業を2つのキャンパスで受けるのは困難です。

つまりその時点で4年で卒業すること自体、難しくなるわけです(^^;。

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それでも移転統合の話はなかなか進まず、用地取得が発表されたのも私たちの大学生活がようやく後半に入った頃でした。

端的に言ってしまえば、「三師範」に分かれていた頃のしがらみに縛られた人々が少なくなるまでの時間が必要だったのでしょう。

場所は大阪府内でも奈良にほど近いところ。近くを電車が通っているものの、当時最寄りの駅からはかなりの距離があり、しかも小高い丘の上。「こんなもん、どないして通うねん」というのが学生達の感想でした。そのような不便なところを選ばなければならなかったのも、移転統合に時間がかかった結果だと噂されたものです。

その後、丘のふもとに新駅が開業することがアナウンスされ、完成想像図には丘の上にまで達する長大なエスカレーターが描かれていました。エレベーターでは箱の上下を待つ間、人の大渋滞が予想されるからでしょう。

新駅は「大学前」として実現しましたが、駅から校舎までは結局徒歩(大学 webページの交通案内によれば、15分)。エレベーターもエスカレーターもつきませんでした。「年老いた教員が登坂途中で倒れたらしい」などという噂も流れましたが、その真偽を確かめる術はありません。統合キャンパス完成は私が卒業した後のことですから。

就職して数年後に購入した初代ロードスターで、まだ造成中だった統合キャンパスへ行ってみたことを覚えています。助手席には当時の彼女を乗せて。

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第2キャンパス・第1キャンパスが相次いで閉鎖され、本部機能と二部が第3キャンパスに残されていましたが、今回問い合わせると柏原キャンパスに来なさい、ということでした。第3キャンパスはどうなってるんだろう。

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第1キャンパスは閉鎖後何年もそのままでした。定番ドライブコースの途中だったので、ふと思いだしたように周囲を訪れました。閉鎖されたフェンスのむこうに、古びてはいるが見慣れた校舎がそのままなのを見てなんとなく安心したものです。

廊下は板張りでワックスも効いておらず補修も行き届かず、穴が開いたところはブリキ板でふさいでいるような状態でした。日本人の体格が今ほど大きくはなかった時代の建築物なのでしょう。身長170cm台後半の人間は、タイミングが合ってしまうと教室入口で頭をぶつけるという有り様でした。

社会学のY教授:
「本学は冷暖房完備である。夏は暖房!冬は冷房!」

懐かしく思いだされることばかり。

ある時、真新しい鉄筋コンクリートの建物が建ち、廊下や部屋に明るい燈火が灯っているのが目に入りました。「本当になくなったんだなあ」と思ったことを覚えています。

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一度、この前まで乗っていたNCロードスターで統合キャンパスを裏門から正門へと走り抜けたことがあります。助手席に乗ってくれる人はいませんでしたw(今もいません(T^T) そもそも「助手席」が無いorz)

それもずいぶん前に1度だけ。しかも2台目となるNBロードスターの途中から車載ナビを使い始め、自分ではとんと道順を覚えなくなっていました(^^;。

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電話で:
私「電話での申請は受付されていませんか」
大学「遠いのであれば、申請用紙をこちらから郵送して返送していただいて…という方法もあります」
私「それって行って申請するより郵便が1往復増えるってことですよね」
大学「そうです」
私「そちらへ参ります(`・ω・´)キリッ」

私「国道25号線沿いでしたよね」
大学「ええそうです」

…中央環状から八尾で25号線に入り、走る。走る。走る…見覚えのある山道が一向に出てこない。とうとう王子(奈良県)まで来てしまいました(^^;。

ここで初めてiPhoneのGoogleマップを起動。25号線から国分(こくぶ)で165号線に入らんとアカンねやんorz

Uターンしてリカバー。西名阪道の「柏原」出入り口を左手に見て、見覚えのある山道へ入ります。「大学前」の駅を過ぎ、裏門への坂道を上って駐輪場へ。

はて、教務課はどこかいな。通りがかった学生を呼び止めて尋ねます。

学生「そこの階段を上がってあの真ん中に見えてる建物です。あと10分で受付締め切りですよ」

やばい。王子まで行ってる場合やなかった(^^;。

…何とか滑り込んで申請完了。

大学「本日受付で、来週水曜日にお渡しできます」
私「はいはい、電話でそうお聞きしました(^^)」
大学「郵送を希望されるなら、返信用切手と封筒を併せて提出してください」

んなもん用意してへんがな。来てから言うかorz 何のための問い合わせやら。

私「30日、取りに参ります(`・ω・´)キリッ」

帰りは松原へ寄って、寺西商会で保険の書き換え。50から125クラスは同じ原付同士(50が第一種、125クラスが第二種)なので、新規契約の必要がありません。

それでも、一般道で他車の流れに乗って走れるし、「左端」の縛りもない。大きな交差点でも二段階右折の必要がない(二段階右折をすると日本では違反)。大違いです。

バイク自体も49ccから109ccに排気量が拡大したゆとりを感じます。最近のスーパーカブは50と125クラスで車体を共用しているため、49ccのエンジンに対して車体が不釣り合いに重いのでしょう。

2速で引っ張りぎみにして3→4と上げていくと、60km/hまでの加速なら周りをリードすることさえできます。必要にして十分な動力性能と言えるでしょう。

もちろん、スポーツバイクや一定の大きさ以上の4輪が気合い入れて加速してくれば敵いませんが(^^;

シルバーウィーク明けで木・金と2日限りの平日。この日に業務が集中しているのか、行きの25号線も松原へもどる大和高田線もあちこちで渋滞していました。

「これで帰りに中央環状を使うと本線も混んでるやろな」
「バイクで陸橋(中央環状本線は交差点をパスするため、陸橋が多いのです)途中に止まるのはしんどいな」
「夜やから、むしろ大阪市内に向かう道の方が空いてるやろ」

松原Jct.はスムーズに抜けられましたが、八尾の陸橋からは案の定渋滞。そのまま長居公園通に入りこの3月まで住んでいたアパートの前を通って「あびこ筋→四天王寺→谷町筋→東天満→梅田新道→新御堂筋」ルートへ。アパート周辺をバイクで走るとは想像もしなかったな…。なじみの店の店員さんの顔が思い浮かびます。また、挨拶に来よう。

長居公園通・あびこ筋は狙い通りさほど混んでおらず、谷町筋もアンダーパスのおかげで快適に通過。新御堂筋の新大阪~桃山台は帰宅ラッシュで混んでいましたが、これぐらいは仕方がない。

「まだ慣らし中だから速度は抑え気味で…」

などと考えていましたが、とんでもない。そもそも60km/hでの巡航が今の私にとっては大変なことでした。

1号機で慣れていた30~45km/hとは風圧が全然違います。風圧=運動エネルギー(速度の2乗に比例)ですから、速度が1.5倍になれば運動エネルギーは2.25倍。2倍の速度なら風圧は4倍になります。

ともすると速度が落ちて55~50km/hに。

「小型免許を取ってカブ110に乗るぞ」と決めた最初の入院中(2月末~5月半ば)、あれこれ想像するなかで250クラス以上のネイキッドバイク(風よけの無い、ライダーが丸出しのバイク。スーパーカブも上半身は丸出しです)で高速道路を100km/h巡航なんてことも思い描いていました。

「そんなの無理。バイクの性能云々以前にライダーが疲れるから」

と言われた意味がようやくわかります。

千里中央Jct。新御堂筋北行きから中央環状東行きへは、本線から速度を落とさずに回れる接続路があります。先日(9/22)の同窓会の帰りに初めてここを走った時は60km/hで回ろうとするとフロント周りがばたついて怖い思いをしました。

「ロードスターでここを60km/hで回るのは、今思えば平和だった」

長年(3台合わせて20年、45万km以上)オープンカーに乗っていて風には親しみがあるつもりでしたが、二輪はまた別世界でした。

今日も同じ接続路を60km/hで回ってみましたが、前回のようなことはありませんでした。フロントのばたつきはカブの限界というよりも私の未熟さゆえのようです。今日1日で100km以上走りましたから、ほんの少しとは言え上達したのでしょう。

午前中、上半身は下着の上に長袖コットンシャツ1枚。夏の間、1号機では下着+半袖ポロシャツで走り回っていましたが、この季節この格好では暖かく晴れていても体が冷えます。車の時は10月半ばまで半袖でしたが、これまた二輪の別世界を体験。

個人的には「今年は涼しい」とも感じます。体重が70kg近くにまで減り、「自前の防寒具」が減少しているのでしょうw

伊集院光いわく
「僕たちのような人間は常人より冬が2ヶ月短く、夏は2ヶ月長いんだ」

午後の遠乗りでは、冬のオープンドライブ時に着ていた赤黒の革ジャケット(NCロードスターの内装と同色。車内写真の助手席に置いてある奴です)を上に着ます。
おお、風を完全シャットアウト(^^)

…しかし寺西商会でジャケットを脱ぐと、中が汗だらけorz なかなか難しいものです。その気になれば(オート)エアコンでいつでも快適、という車と同じわけにはいきません。

また、気になるのがズボンのすそ。これは学生時代に乗っていたスクーターでも感じなかったことです。発進時、綿パンのすそがステップやシフトペダルに引っかかることがあるのです。

縁に出っ張りが無く、平らな床に足を上げ下ろしするスクーターでは経験しないことです。

「なるほど、バイク乗りがブーツを履くのはこれか」

目からウロコが落ちることばかり。

戻ってくると燃料計がレッドゾーンを指していたので給油します。3.55L入りました。タンク容量は4.3L。ちょっとメーターの精度が甘いな。1号機ではもっと振り切ってから給油したこともありました。

ODOメーターは267.0km。前回(納車後初回)給油から227.9km。計算すると燃費は64.2km/L。1号機は70km/hに乗るか切るかというところでしたから、排気量が倍になっていることを考えると満足すべき数値でしょう。慣らし中ということもあり、あまり回して走ったわけではありません。しかし「回さないと回らないエンジンになりますよ」とも言われたので、時折、2速だけはスピードメーターの限界マーク近くまで引っ張ります(早くタコメーターつけたい)。

カタログデータは2名乗車・60km/hで直線をずっと走り続けたとして63.5km/L。1名乗車で実走行に近い条件を想定したデータが65.6km/L。

スーパーカブのスタイリング上の特徴となっている、レッグシールド。正面から見た時、足の部分を覆うようについているカバーです。これがなかなか効果的。

午前も午後も小雨が降ったり止んだりする天気でしたが、午前中はシャツがしっとり湿る中、午後はジャケットの中で上半身が蒸れる中w、下半身はさっぱりしたものでした。

同じような効果と風防効果を狙って、純正のウィンドシールド装備を考慮中。「お仕事カブ」によく見られる、上半身を覆うような突っ立った透明カバーです。

レッグシールドと併せて私にはなかなかカッコよく見えるのです。このセンス自体がおっさんなのは否定しませんw

あと、検討しているのは冬に備えてのグリップヒーターとハンドルカバー。言い訳はしませんよw

ああ、iPhone用の充電装備も忘れてはいけない。ロードスターではカーAVの一部としてiPhoneを接続し、充電設備としても利用していました。カブで動くようになってから、ナビやら走行記録アプリを起動しっぱなしでいると、バッテリーが1日持たずに困っていたのです。

ネットを見るとホルダーはミノウラのiH220/550シリーズが、電源はDaytonaの「アルミ削り出し電源USBタイプ」がよさそう。
Posted at 2015/09/26 00:27:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年09月21日 イイね!

超・子熊 story(その2)

さて、納車された超・子熊2号機(現行スーパーカブ110)。早速9/18、2年前勤務校の文化祭に出かけます。

駐輪場へ行くと、ピンクのナンバーと泥よけの△印(どちらも90ccを越える原付二種の証。90cc以下は△印と黄色ナンバー。50は印なしの白ナンバー)が出迎えてくれます。これと2人乗り用の後部ステップが1号機との外見上の違い。シートにまたがると、スピードメーターが120km/hまで刻まれています(1号機は60km/hまで)。



車体のロゴはどちらも「Super Cub」で、排気量表示はありません。

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スーパーカブにはタコメーター(エンジンの回転計)が装備されていません。そのかわり、スピードメーターに数字で各ギヤの上限速度がマークされています。それ以上になると「エンジン回しすぎ」ということ。50も110も4段変速。4速のギヤ比は巡航用のオーバードライブ設定なので共通ですが、1〜3は110の方が高いギヤ比。同じエンジン回転数でよりスピードが出るようになっています。それだけでなく1〜4速共通に影響を受ける「減速ギヤ」のギヤ比も110の方が高いので、さらにスピードを稼げるようになっています。

ギヤ比というのは自転車と同じで、「スピードが出るギヤは重たい」のです。エンジンは回り始めの力が弱く、ある程度高い回転数でピークに達します(その点モーターは回り始めから強い力を発揮します)。だから、停止からのスタートでは「軽いがスピードが出ないギヤ」を使い、より「スピードは出るが重たいギヤ」に順次切り替えていくことになります(スクーターなど他のATバイクではこの切り替えを無段階に自動で行ってくれます)。

人間なら「軽い」とか「重たい」とか感じるところですが、バイクや自動車なら「エンジンの力が足りるか足りないか」という話になります。エンジンの力に不釣り合いな重たいギヤ設定にすると、「重たすぎて回しきれず、スピードも出ない」ということになってしまいます。

カブ110がカブ50より高いギヤ比になっているのは、エンジン排気量が49ccに対して109ccと倍以上になって、より強い力を発揮してくれるからなのです。

0〜60km/hを4つのギヤで分担するカブ50より、0〜120km/hを4つのギヤで分担するカブ110の方がひとつのギヤあたりの守備範囲が広い=ギヤチェンジがずぼらでいいことになります(^^;。

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エンジンをかける。さすがに49ccよりは重量感のある音。でも109ccですから、街中で聞く250クラス以上の音よりははるかに軽い音。125クラスでもマフラーを交換しているスクーターは結構あります。それよりずっと静かな音。少し驚いたのは、街中を「仕事」で走る多くのカブよりも静かに感じたこと。でも考えるとうなずけることです。カブのミッションが4速化されたのは2009年に発売された先代から。それまでカブのミッションは3速でした。まだ、巷を走るカブは(「仕事」に使われているものは特に)3速ミッションのものが多いのでしょう。3速は4速よりひとつのギヤでカバーする速度域が広いので、高回転域を多用しているはずです。

ギヤを1速に入れる。1号機よりはるかにスムーズに入ります。走行約7,000kmと新車(納車時の走行距離約2km)の違いなのか。スロットルを開いた時、クラッチの繋がり方もはるかに上品(カブのクラッチは自動で切れたり繋がったりします)。1号機は1速→2速でむずかることがちょくちょくありましたが、ストレスなくすこんと入ります。

こういう感触を距離が伸びても維持したいものです。「7,000km走ったカブはこういうもの」なのか「走り方や整備でいかようにも変わるもの」なのか。


先にも述べたように2号機は各ギヤの守備範囲が1号機よりずっと広い。40〜50km/hというのは3速の守備範囲です。しかし街中ではそれぐらいのスピードで走ることが多いので、1号機と同じようなタイミングでシフトアップして4速に入れてみると…これが意外。

50km/hあたりでのスピード感が全然違う。よく感覚を研ぎ澄ますと、風とか振動はもちろん50km/hのもの。しかしエンジン回転数が低いためにエンジン音が小さいのです。「音」というのは他の要因よりスピード感に及ぼす影響が大きいのですね。マフラーを交換する時に「迫力のある音」「より大きな音」を求める人が多い背景がわかったような気がします。


さて、排気量が上がった分ゆとりが増し、原付一種への縛り(30km/h制限とか3車線以上交差点での2段階右折とか)が解けて、超・子熊2号機にはおおむね満足しています。ただ、ひとつだけはっきりした不満が。これは1号機との共通点でもあるのですが、やはりマフラーです。

とはいえ、巷でよく言われるような「性能が物足りなくて…」「音が静かすぎて…」という不満ではありません。「見た目」です(^^;。

現行スーパーカブの純正マフラー本体はつや消し黒で塗装されています。そこに、真横から見た角度だけをカバーするように銀色メッキの細長いプレートがついているのです(熱いマフラーにうっかり直接触って火傷するのを防ぐのが目的だそうです)。私の個人的なイメージですが、「バイクのマフラーは銀色のメッキ」という思いがありました。それからすると、この「黒いマフラーに銀色のプレート」は何やら言い訳を聞いているようでイヤなのです。


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マフラー交換といえばバイクの定番カスタマイズです。色々ネットで検索してみましたが、太かったり短かったり斜めに跳ね上がっていたり。純正と同じ位置で同じくらいの長さの銀色のマフラーというのは、あるにはありますが少数派のようです。

また、性能改善を謳うマフラーの多くは、高回転まで回した時の最高出力(特に最高速度に影響)を重視します。そのため、中低回転での力(特に発進時から中間速度あたりの加速力に影響)を犠牲にしているものが多いとか。またそうすることで回した時のパワーの盛り上がりが演出できるので、「速くなった」と感じやすいのです。

まぁそこが演出か本当に速くなっているかはともかく、発進から中間速度域の力が痩せてしまうとスロットルを大きく開けることになり、使い勝手だけでなく燃費の低下にもつながります。それは避けたい。

メーカーのwebページに表示されている純正との比較性能グラフを見ると、全域で力が増しているようなものもあります。さて、どこまで信用していいものか。

また、「迫力のある音」を求めてマフラーを交換する人も多いため、社外品は純正より音の大きなものが多い。

「外見は変わるけど音や性能は純正のまま」

というマフラーを求める人は少ないのでしょうかねぇ…。

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実際に2号機に乗ってみて、純正マフラーの静かさにはやはり感心しました。当分はこのまま乗り続けようと考えています。
Posted at 2015/09/21 14:24:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2015年09月20日 イイね!

超・子熊 story

おひさしぶりです。この間、色々なことがありました。

訳あってロードスターは降りることになりました。また、大阪市内のアパートを引き払って吹田の実家へ撤収。ここはJRの最寄り駅まで大人の足で20分以上かかります。近くにバスの停留所はありますが、朝夕の通勤ラッシュ時に1時間あたり1〜2本。昼間と土日は走っていません。もともと私は「待たねばならない」「待っていてくれない」のが嫌で、公共交通機関を利用することはあまりありませんでした。今回も自前の足を調達しようと、今の免許で運転できる50のバイクを購入することに決定。

50には学生時代乗っていたのですが、30km/h制限や3車線交差点での2段階右折など、公道を一人前に走れない歯がゆさと危なさは身にしみています。これを機に自動二輪免許(小型)の取得を決意。

まずはF-X選定。

学生時代に乗っていたのは初代SPACY。当時は珍しかった4stエンジンのスクーター(他にはタクト・シリーズに設定があっただけ)です。周りのスクーターが2stエンジンの「びぃぃ〜〜ん」という排気音を響かせる中、「しゅとととと…」という音が特徴的でした(今では周りもこの音だらけです(^^;)。燃費もよかったんではなかったかな。具体的な数字はもう覚えていません(^^;。


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※4st(ストローク)エンジン:2回転に1回爆発する仕組みで、構造が複雑で重く、パワーが出しにくい代わりに排ガスをきれいにしやすい。現在の国内向け2輪・4輪のエンジンはほぼ全てがこれ。
※2st(ストローク)エンジン:1回転に1回爆発する仕組みで、構造は簡単で軽く、パワーは出しやすい代わりに排ガスをきれいにするのが難しい。これが理由で現在の国内向け2輪・4輪ではほぼ絶滅状態。
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ちょうど60km/h(自主?)規制直後の話で、70km/hまで出せる規制前のモデルが残っていました。駆動系はその頃から現在までスクーターでは主流の無段変速ではなく、2段変速。馬力の数字は(おそらくトルクも)低めで、駆動系の違いもあるのでしょう、信号スタートでは2stスクーターに置いていかれました。

耐久性には定評のあるスーパーカブゆずりのエンジンを積んでいるだけあって、5年間で4万km超走ってくれました。当時主流だった2stスクーターは「1万kmもたない」と言われ、実際にそのころよく見かけたヤマハJOGの走行距離計は千の位までしかなかったものです。SPACYの距離計には万の位がありました。
ひと回り大きな車体のおかげか、周りが80km/hで巡航する幹線道路を目一杯で走っている時、白バイに抜かれたことも1度ではありませんでした(今考えるとナンバープレートの色で簡単に区別できるはずですが…白・黄・ピンクのナンバー区分はいつからなのでしょう)。

そんな頃、先輩の乗っていたスズキRG50Eを運転させてもらい、MTバイクの面白さも知りました。

さて、話は2015年に Back to the Future(余談ですが今年は映画BTFで描かれた「未来」に相当するそうです。感無量)、F-X選定。
無段変速のスクーターには乗る気がしない。ここは折り紙付きの耐久性、広大な荷台、手動(正しくは足動)変速機、これらを兼ね備えたスーパーカブ50しかないでしょう!

しかし近年、バイクは生産拠点の海外移転が進み、スーパーカブもその例に漏れません。現行型から中国での生産となり、その製造品質や耐久性には疑問符が盛んにつけられる状態だそうです。もはや「スーパーカブの伝説」は過去のものなのだろうか…。


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スーパーカブにまつわる耐久性伝説
走行可能な距離について、何十万km走れるものか「想像がつかない」とホンダがコメント(もちろん適切な整備が前提でしょう)。

エンジンオイルの代わりにてんぷら油や灯油を入れても走る、という噂について「公式に実験や確認は行っていないが、おそらく事実である」とホンダがコメント

ディスカバリーチャンネルの番組で検証を行った際、エンジンオイルの代わりにハンバーガーショップで使用済の料理油を入れ、スイカやピザを山ほど積んだがトラブルなく街中(まちなか)を走った(ごく短時間限定のことでしょう)。

その際、ビルの屋上から投げ落とした後でもエンジンがかかった(何階から落としたのか、走行可能だったかは不明)

いずれもWikipedia「スーパーカブ・耐久性」の項より
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どこかのバイク屋となじみがあるわけでもないので、安心を求めてホンダ・ドリーム系列の店舗へ。敢えて新車ではなく、走行実績のある中古車をしっかり点検・整備してもらうことにします。新車より安いし(^^;。


ドリーム店は系列展開している店舗同士で在庫の融通も利くので、程度のいい中古車もすぐ見つかりました。やって来たのは現行スーパーカブ50、ベージュ。走行約7,100km。
カブ(cub)はライオン・クマなどの幼獣のこと。メジャーリーグ球団の Chicago Cubs は子熊をマスコットにしている(確か、福留選手が入団する時ぬいぐるみを抱いていたような)ので、新しい相棒は「超・子熊」と命名。

納車は2015年7月6日。これで自由に動き回れます。もちろん、自動車学校へも(^^)。

超・子熊

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※卒業すれば運転免許試験場での実技試験が免除されるところを「自動車学校」、免除されずに実技試験を受けなければならないところを「自動車教習所」と呼んで区別するようです。
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自動車学校へ申し込む前に色々調べたのですが、昔とは免許制度が変わっているのですねえ。昔は「自動二輪免許」に「小型(125cc未満)」「中型(400cc未満)」という限定がついていました。400cc以上のバイクに乗るにはその限定を外す「限定解除」を行う必要がありました。

私が二輪から離れている間に二輪免許にも「AT限定」が加わりました。免許自体も「普通自動二輪免許(400cc未満)」と「大型自動二輪免許(400cc以上)」に分かれていました。

つまり、400cc未満しか乗れない免許で400cc以上のバイクを運転すると、昔なら「限定違反」です。しかし今では「無免許運転」になってしまうのです。当然、無免許の方が罰則は重くなります(「400」という表示で販売されているバイクのエンジン排気量は、たいてい400cc未満です)。

そういえばこの免許制度になった時、ニュースでは「ナナハン免許」と言っていました。当時は国内2輪メーカーの国内向けモデルは基本的に750が上限だったので、こういうよばれ方だったのです。しかし私は話を中途半端に聞いていたため、

「『大型二輪免許』では750までしか運転できない、もっと大きなバイクを運転するためには『大型という限定』を解除しなければならない」

と思い込んでいました(^^;。


さて、私はいまのところ、そんな大きなバイクに用はありません。250cc以上になると車検が必要だし、新車価格も125クラス→250クラス→400クラスでほぼ2倍ずつに上がっていきます。自分の行動範囲を勘案すれば、125cc未満の自動二輪免許(小型限定)で十分。高速に乗れない(125cc以上が高速に乗れる)のはちょっと不便だけれど、50への縛りが解けるだけでよしとします。125クラスで高速使わずに1,000km超のツーリングしてる人だっているんだし。

もうひとつは経済性。単純にエンジンが小さければ燃費がいい。つまり、燃費だけを考えると(50>)125クラス>250クラス>400クラスとなる可能性が高いのです。


経済性で忘れるわけにはいかないのが保険料。ここまでお読みいただいて、なぜ私が「原付(原動機付自転車)」と言う言葉を使わずに50と繰り返すのか、疑問に思われた方もいるでしょう(実際に何度か、「原付」とつい書いてしまっては50に訂正しました)。これには免許のカテゴリとはまた違った、任意保険での区分が絡んでいます。

任意保険では50cc未満を原付一種、125cc未満を原付二種とひとつにまとめて、125cc以上の自動二輪と区別します。つまり50cc未満用に契約した任意保険を125cc未満用に変更することはできますが、125cc以上になると別の保険として新規に契約しなければなりません。また、これは今の私には関係ありませんが、四輪を持っていて保険を契約していた場合、125cc未満(つまり50cc未満も含む)であれば、新たにバイク用に保険を契約しなくても四輪用の保険に「ファミリーバイク特約」を追加すればカバーできます。この方がトータルの保険料は安く上がります。

免許と保険で区分に違いがあるのは、別々の法律でこれを定めているからです。原動機付自転車(50cc未満)・小型自動二輪(50cc以上125cc未満)という区分は道路交通法。第一種原動機付自転車(50cc未満)・第二種原動機付自転車(50cc以上125cc未満)という区分は道路運送車両法によるのだそうです。つまり「原付」というと場合によって125cc未満も含むことになるのです。

しかし、運転免許試験場へ行って「原付二種の免許」というと、係の人は「えっ?原付で二種免許(タクシーなど営業運転用の免許)?」と面食らった様子でした。運転免許試験場では「小型二輪」あるいは「自動二輪(小型限定)」と言いましょう(^^;。

私たちのような素人はともかく、プロでも混乱するような法律用語はさっさと整理してもらいたいものです。


さて、ここ最近はバイクの経済性・簡便性に心惹かれてもいたので、職場のバイク乗りに免許について教えてもらったりもしていました。

「四輪の免許持ってたら学科はほぼ免除やし、3日も通えば取れるで」とか「奥さんを日曜日1日行かせて、小型二輪の免許取らせたって聞いたで」なんて話を聞いて、かなり気楽な気分で電話をかけました。ま、確かに免許を何も持たずに取りに行くよりは楽なんですが、そこまで甘い話でもなかった(^^;。


「普通免許(四輪の免許)をお持ちの方が小型二輪免許(AT限定)をお取りになる場合、学科2時間・実技8時間を受けていただいて、その後卒業検定を受けていただきます。運転免許試験場での学科試験は免除されるので、適性検査だけ受ければ新しい免許証が発行されます」
「実技は1日あたり最大2時間までです」

…どう考えても4日以上かかるやんorz

しかも、小型二輪に関してはAT限定しか教習を実施していない自動車学校があるのです。

「教習に使える小型MTバイクが販売されていなかったため、教習車の補充ができないので募集を停止していました」
「最近、1車種だけ発売されたので、それを購入して再開する自動車学校もあるでしょうが、受講希望者自体も減っていますから当校ではその予定はありません」

なんでも、販売されているバイクから、小型・中型・大型のAT/MTに対してそれぞれひとつだけを、都道府県の公安委員会が指定するのだそうです。「各メーカーひとつずつ」ではなく「1車種だけ」。理由は自動車学校での実技教習に使う車両と運転免許試験場での実技試験で使う車両を、同じにするためだとか。

何だか「大人の事情」が透けて見えそうな話です(^^;。


大人の事情はさておき、カブに乗りたい私はどうすりゃいいんだorz やっぱり、普通自動二輪免許(小型限定もAT限定もなし)を取らなきゃならんのか(^^;。

「ご安心ください。カブはAT限定で運転できます」
「えっ」


4輪ではトランスミッション(MT/AT の "T")がマニュアル(MT の "M")に準ずるものであっても、クラッチペダルがなければ(ペダルがアクセル・ブレーキの2つであれば)AT限定免許で運転できます。それと同様にバイクでは、変速操作が必要であっても、左手のクラッチレバーがなければAT限定免許で運転できるのだそうです。

ほとんどのスクーター(ATバイク)は変速の操作が必要なく、自転車のように前ブレーキは右手レバーで、後ブレーキは左手レバーで操作します。MTバイクは大抵、左足でペダルを操作して変速します。後ブレーキは右足ペダルです。右手レバーが前ブレーキはスクーターと同じですが、左手レバーはクラッチの操作です。

カブの場合、足はMTバイクと同じ。しかしクラッチは自動で切れたり繋がったりする(つまり基本的にエンストは無い)ので、左手側にはレバーがついていません(右手レバーで前ブレーキを操作するのは全てのバイクで同じ)。

一説には「そば屋の配達が岡持を左手で持って走れるように、右手と両足で運転できるように作ってある。だからウィンカーのスイッチも最近までは右手側についていた(現行型は左手ウィンカー)」とか。

ATなのかATじゃないのか。この区分もありがたいんだかややこしいんだかよくわからん話だ(^^;。


というわけでいちばん値段が安くて期間が短い、「自動二輪(小型・AT限定)」コースを受講することに決定。

入所は8/15(土)、お盆の真っ最中。自動車学校自体は日曜でもやっています。仕事しながら通う人も多いのでしょう。ご苦労様です。

暑い盛りに屋外で太陽に照らされながらの実技教習は、1時間でも結構キツイものです。おまけに長袖・軍手必須。その上にヘルメットはもちろん、胴体・肩・ひじ・ひざをカバーするプロテクターをつけます。車内でエアコンの効く4輪とは訳が違う。「1日2時間+卒業検定、5日で卒業」のもくろみは早くも崩れ去りますorz

それでもどうにか9/1に卒業検定合格(延長・不合格はなし)、9/8に試験場へ行って免許取得。

狙いはホンダのスーパーカブ110。

そう、カブの「原付二種」に相当する車種は、排気量表示が125ではありません。他の多くの原付二種は125表示(実際は124ccとか)なのですが、カブとそのエンジンを流用しているバイクは違うのです。54ccから現行の109ccまで、時代を追って拡大してきています。しかしまだ125表示ではありません。

ある意味、これも「伝説の耐久性」に寄与してきた一面なのかもしれません。排気量が大きくなれば爆発で発生する力も大きくなります。それは性能向上に直結しますが、基本設計が同じなら長い目で見た時の壊れやすさにも繋がりますから。

中国製ということで信頼性に疑いの目を向けられている現行のスーパーカブですが、私の「超・子熊」は約2ヶ月でほぼ1,000kmをトラブルなしで走ってくれました。調子のバロメーターである燃費も、5回の給油でおおむね70km/L前後(1回約¥500!)と安定しています。私は決して経済走行に徹していたわけではありませんから、納得の数値です。カタログデータは110km/Lですが、これは30km/hで平地をまっすぐ走った場合を想定した理論値。実燃費とは大きな開きがあります。

すでに手放しがたい愛着が沸き始めている「超・子熊」ですが、マンションの共用駐輪場に2台置けるスペースはありません。


駐輪場はあって駐輪登録を受け付けているものの、実情は紳士的な早い者勝ちです。個別にスペースを割り当てられるわけではありません。お盆には帰省者か外来者と思われるバイクが私が停めている屋根付きスペースに入り込み、超・子熊は野ざらしのスペースで一夜を過ごしたこともあるくらい。腸(はらわた)が煮えくり返って、盗難防止用に使っているワイヤーロックで固定してやろうかと思いました(実際にはやってません(^^;)。

あ、私が停める前、そこは1ヶ月以上空きスペースでしたよ(^^;。

カブ50購入時に点検・整備で信頼できることがわかっているドリーム店に再度注文。50の下取り価格にも他店より色をつけてくれました。

今度は新車です。自分の中華カブ50に不調がなかったこと。そしてドリームの看板を信頼して。あるメカニックから、「タイ製カブも中華カブも信頼性に差はない」と聞いたこと。


現行スーパーカブはすでに述べた通り中国で生産されています。しかしカブはタイやベトナムでも生産の実績があり、ベトナムでは「ホンダ」という言葉がバイクの意味で使われる(例えば「ヤマハ製のホンダ」とか)ほど普及しています。先代スーパーカブも組立は日本の熊本でしたが、部品は主にタイ製のものを使用していました。

また、タイ・ベトナム仕様のカブも並行輸入で入ってきています。特に日本向けモデル中国生産が始まってからの信頼性に関する噂を背景に、タイ製のカブは評価が高まっていました。124.5ccのモデルがラインナップされていることもあり、魅力を感じて検討していたのです。

しかし「タイ製なら何でもいい」かというとそういうわけではないようです。ホンダの他のモデルでタイ生産が始まって間がないものは、品質面でよくない噂を聞きます。それを考えると、中国生産品の品質も時間が経てば落ち着くのかなとは思っていました。

そんなおりのタイ製・中華カブ両方を知るメカニックからの情報。このところの円安傾向でタイ製の値段が上がっていること。部品の供給体制に不安があること(日本のホンダはタイ製カブに関して保証・サポートをしません)。そんなことから日本国内向けモデルを選びました。

「超・子熊2号機」、納車は9/17。(つづく)
Posted at 2015/09/20 16:37:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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ミアータが好き! 2015年3月、これまで3台20年ほど乗り継いだロードスターを降りました。 同年9月、自動二輪免許(小型・AT限定)取得。ホンダ・スー...

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