黒塗りのセンチュリー

子供のころ、最初に覚えた車の名前のひとつが、「センチュリー」。

特に黒塗りのセンチュリーには、ず～っと、偉い人やらお金持ちが運転手付きで乗る車ってイメージがある。

そんな黒塗りのセンチュリー、街中ではたまにしか見ないけど、かつてはテレビのニュースで総理大臣や大企業の社長さんとかが後部ドアから降りてくるシーンをよく見た。

そんなシーンが最近、減ってきているような。

センチュリーに変わって、レクサスＬＳ。
同じ黒でも、ドアミラーのレクサスＬＳ。
後ろの窓には、お馴染みのレースのカーテンだけど、レクサスＬＳ。

子供のころから、「偉い人やらお金持ちが運転手付きで乗る車」だった、黒塗りのセンチュリー。
Ｖ型12気筒の5,000㏄なんて車は今の時代に合わないのかもしれない。

プレジデントやデボネアが消滅した昨今、センチュリーみたいなデザインもまた、時代に合わなくなってきたのかな？


せめて、畏き辺りにおかせられましては、引き続き黒塗りのセンチュリーのご愛用を賜わりますよう。