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ここ数日子猫のことでバタバタしてましたが、先日の日曜日は昨年心筋梗塞で急逝した弟の一周忌でした。
世間的にはいわゆる「ロクデナシ」という弟でした。
３０年ほど前に2人の子供を残して養子先を追い出され、以来一人アパートでその日暮らしをしていました。
私にとってはたった一人の兄弟で、大昔には一緒に起業。
亡くなる直前まで、汚れ仕事や危険な作業は「俺がやるから兄貴は見てろ」という、イイ奴でした。
しょっちゅう給料の前借りをする度に私に説教されてましたが、それが友人に頼まれたからと知ったのは、亡くなった後でした。



当日は坊さんを頼んで供養をしてもらいましたが、「兄貴、そんな無駄な金使うなよ」という声が聞こえてくる気がします。
私ら兄弟は幼い頃に実母を亡くし、自分だけがかわいいという父親と鬼の後妻に育てられ、と言っても高校生の時には家を出て自活してたんで「育ててもらった」なんていう恩はこれっぽっちも感じてませんが。
私もそんなに遠くない将来にお迎えが来るでしょうから、それまではそっちで「シロと待ってろよ」と手を合わせてきました。

そして弟といえば「べぇちゃん」



以前にも何回も書きましたが、ある日事務所に現れてから毎日ご飯を食べに来るようになり、当時２Fにいた夫婦のカミサンが「去勢費用を出してくれるなら私が飼う」ということで、めでたく家猫になって1年以上。
この子は生まれつきキバとキバの間にあるはずの小さな歯が上下とも1本も生えておらず、ベロを閉まっておくことができません。
なのでいつもベロを出しっ放しなんで「べぇ」と名付けました。

この夫婦が1億の豪邸を購入して引っ越し。引っ越し先には連れていったんですが・・・
「豪邸を汚す」という理由で2週間ほどで「こんなのいらない、返す！」と事務所へ置いていきました。
冬場だったんで電気毛布をつけて轢かれないように出入口を全て閉め、私が夕方ご飯をあげにくる3時間ほどがスキンシップできる状態。

結局猫好きだった弟に引き取ってもらい、ボロアパートなので大家公認で幸せな人生を過ごしていました。

弟が亡くなってから数日は私がアパートへ1日1回ご飯をあげに通っていましたが、そこも引き払わなければなりません。

葬式の時に、静岡にいる猫を2匹飼っている後輩が「2匹も3匹も一緒なんで連れてきてください」と言ってくれてたんで、葬式のゴタゴタが終わるまで元２Fの亭主に「３～４日預かってくれないか、だいいち元々お前んとこの猫なんだし」と頼むと快諾してくれたんで安心してたんですが・・

預けたその日の夜に「鳴き声がうるさい」と鬼嫁に外へ追い出され、翌日亭主と子供達が必死で探して発見、連れ戻すことができたんですが、その晩また鬼嫁に追い出され、以来姿を見ることはありませんでした。

あれから1年。

「べぇを頼む」という苦しそうな電話が弟の最後の言葉、遺言でした。
それを鬼嫁にも伝えたんですが・・・・・
キチガイには何を言っても無駄でした。

とても温厚な「べぇちゃん」でしたので、きっとどこかで拾われ幸せに暮らしていると勝手に思ってます。
弟に抱かれている「べぇ」です。



たかが猫1匹を頼むという遺言をきいてやれなかったことを、これからも毎年弟の命日に思い出します。

「べぇちゃん」、ごめんな・・・・


それに昨日里親に来た皆さんに「子猫の世話、大丈夫ですか？」とメールを出してみたんですが、茶髪にピアスの兄ちゃんが「まだわからないけど、多分大丈夫」というとんでもない返信がきました。
おいおい、多分て何だよ、大丈夫じゃなければどうする気だよ、と「ダメなら迎えに行くから返してくれ」と返信しておきました。
この兄ちゃんだけ先住猫がおらずキャリーバックすら持ってきません。仕方ないので事務所にあった段ボールに入れて渡したんですが、

鬼嫁といい、この兄ちゃんといい、生き物を飼うってこと、どういうつもりでいるんでしょうねぇ。


今日も「ミーコ」が来たんで好物の鶏胸肉を出したんですが全然食べません。

いつもなら授乳でお腹が空くのかこれを2杯食べてたんですが全く口をつけません。
綺麗になった空っぽのケージに向かって大鳴き、というより叫びまくってます。


その後は叫びながらずっと子猫を事務所中を探してます。


いやぁ見ていてとても辛い情景ですね。

こういうことがあっての動物が飼える、家族が増えるって事を、子供じゃないんだから責任感をもってほしい。

同じ人間で犬猫を捨てるヤツがいるのが、私には全く理解できません。

今、最後の1匹を引取に来られ、ケージが空になりました。

おっぱいの膨らんだ「ミーコ」は空のケージ前で

ずーっと鳴き続けています。

いくら子猫たちのためとはいえ

むごいことをしました。


ジモティで募集した方達、お顔を当日まで拝見できません。優しそうな女性もいれば、茶髪にピアスの若者もいて・・・
人を外観だけでは判断できませんし、皆さん言葉使いは丁寧な方ばかりでしたので正直不安もありましたが、きっと大事に育ててくれると信じて、形ばかりの念書にサインの後、お渡ししました。


こんな事が続かないよう、「ミーコ」自身をなんとかしなければと再び決意した晩でした。

本日お昼過ぎに恐る恐るジモティの里親募集にアップしてみました。

ジモティなんて、ろくに使ったことがないのでドキドキでしたが・・・

ものすごい数の問い合わせをいただき、４匹全部里親さんが決まりました。
明日夕方にお別れになります。




今夜が母親の「ミーコ」とは最後の夜になりましたが、金網越しですり寄ってる母子の様子は見ていてほんとに辛いですね。

今回は昨年のように情がうつらないよう、４匹に名前を付けませんでした。

みんな幸せになるんだよと祈るばかりです。

みん友、みんファンの皆様にもご心配いただきありがとうございました。



みんな元気でな！

=^_^=

本日、無事に４匹全員、避妊／去勢手術が終わりました。
ついでにノミダニ回虫駆除をしてもらい事務所へ戻ってきました。
ワクチンはまだ少し早いということで、里親さんにお願いしたいと思います。

何度も書いてますが、ここは野良の出入りが自由に出来るようにしてあるんで、当然母猫の「ミーコ」が待ってます。
もうケージから出して野良に戻す気は無いので、網越しに里親さんが見つかるまでのお別れとなります。
親子を引き離すのは辛いんですが、外で轢き殺されるのはもっと辛いですからねぇ・・・

オスのキジトラ


オスの茶トラ


オスのキジ？


唯一メスのちょっと茶が入ったキジ


何せiPhone画像なんで汚く撮れてます。

先月のブログを見ると多分４/１３に産まれてますので、生後約４６日ってとこでしょうか。

優しい里親さんが見つかるのを祈るばかりですが、夜勤仕事も休めないし・・・
育ってしまうと一層難しくなるので、ジモティにでも載っけようかと思ってます。

=^_^=

4日ほど前の夕方、事務所で「チロ」と「ミーコ」にご飯をあげて事務仕事をしていると、どこからかミヤァという子猫の鳴き声が・・・・・
どこかにいます。

音を立てずにそ～っとしていると・・・・
出てきました。


作春は初産で3匹でしたが全部で4匹います。
4/13に「ミーコ」のお腹が凹んで産まれたと思うんで、生後40日ちょっと、というとこでしょうか。

前回は950さんのお世話になり、懇意にされてる獣医さんにお願いして里親さんが見つかりました。

外で産んだ「ミーコ」ですが、4日ほど前から事務所に引っ越しをしたらしく、慣れもあってか元気一杯、昨日あたりから外にも出始めました。


何せ事務所前の道路は交通量が多く、いつ轢かれてもおかしくありません。
今回も取り合えず朝一で4匹を確保。
お世話になってる「ふー動物病院」さんに連絡すると、本日連れて来れば避妊/去勢手術をしていただけるということで
一つのケージに4匹を突っ込んで連れて行きました。

「チロ」は子猫が苦手なようで
去年は「シロ」がいたんですよね・・・・・・・・

950さんに教えていただいたんですが、猫の里親探しは「子猫」であること、そして「避妊/去勢済み」がとても重要で、作春も950さん懇意の獣医さんですぐに里親さんが見つかりました。

取りあえずノミダニ回虫駆除もお願いして、本日夕方5時にお迎えに行きます。

引き離された親子は大鳴きなんですが

「ミーコ」ごめんねと、この子たちのために心を鬼にします。

今回も優しい里親さんが見つかればと願ってます。

=^_^=