長くなります。
嫌な事が多かったので、面倒な方、遠慮なくスルーください。
先々週の土曜日に避妊手術の予約ができましたので、まーちゃんを金曜日の晩に捕獲しました。朝10時に連れて行くので、一晩は我が家のケージで過ごしてもらいます。
簡単に抱けるまーちゃんをキャリーに入れて帰宅。
翌朝、いつもお世話になっているフー動物病院へ。
実はこの時、私、職場の馬鹿から風邪を移されてしまい39℃の熱。
この馬鹿、前週から具合が悪いのをパブロン飲んでごまかし平然こいて出勤してました。
週明け、いきなりLINEで「具合が悪いので10日ほど休みます」、電話にも出ません。
フーの先生に事情を話し、当日マスク３枚重ねでまーちゃんを病院へ。
先生が簡単にお腹を触診します。
「kazuさん、お腹の子、相当小さいか、もしかしたらもう出産してるかもしれない」
エッ！！
開けてみないと分からないので、手術はしましょうという事でお願いして帰宅。
夕方4時にお迎えに行きました。
結果
多分ここ2〜3日前に出産してたそうで、、
「急ぎ捕獲した餌場に母猫を連れて行ってください」でした。
でもすでに子猫から引き離して24時間、生きている可能性はゼロでしょう。
目の開いていない子猫を何十匹と育ててきましたが、3時間おきの授乳と体温の保持が必須なのは充分承知です。
すでに真っ暗な崖下へまーちゃんを乗せて直行
崖の擁壁に何十箇所も開いている排水管。
キャリーから出すとまーちゃんはそのひとつに飛び込みました。
そして
何かを咥えて私の足元にポトリ。
まだ目も空いていない、へその緒が付いた子猫でした。
まーちゃんは「あんたのせいだ」と私の目を見て大泣き。
拾い上げてみると既に体温を感じません。まるでミイラ状態。
あまりにかわいそうで画像は撮れませんでした。
両手で温めてみます。
私、こういう経験が過去にもありますが、無駄な行為。
しかし、数分後、口をパクッと。心臓も動き始めました。
急ぎ病院に電話をすると、今すぐに連れてきてと言っていただきまーちゃんも乗せてUターン。
先生は酷い脱水症状、低体温で五分五分ですがお預かりしますと、その場で入院。
そして
「まだ兄弟がいるはずなので、崖下排水管に母猫をもう一度放して」
と、またまたUターン。
高熱で意識朦朧でしたがなんとかたどり着き、まーちゃんを目的の排水管前に置きます。
ですが
残念ながら、まーはもう穴の中に入ろうとしませんでした。
きっと他の子は全て駄目なのを知ってたんでしょう。
1時間ほど真っ暗な坂道でまーと一緒にいました。
懐中電灯で配管の中を照らしましたが相当奥で産んだようで何も見えません。
自分の具合も悪く、ここで諦めです。
本当なら術後の当日に崖下にリリースする予定でしたが、当日は相当寒く、私が子猫達を殺してしまったと言う自責の念から自宅へ連れ帰りました。
あとは入院した子が元気になる事を願うばかり。
実は我が家の２匹、人見知り、猫見知りが酷く保護した子猫に授乳しててもフーシャー。
仕方ないのでまーちゃんは私と一緒にベッドで扉を閉めて就寝。
ですが翌朝、カミさんに布団も床も真っ黒な下痢便だらけと起こされました。
フーの先生は電話が繋がらず、我が家の２匹がお世話になってる近所の病院へ。
事情を話して診察していただくと、急性腸炎との事で治療して帰宅。
その後、留守電を聞いたフーの先生から連絡があり急性腸炎だと回復に3日くらいかかるので、その間のゲリは許してあげてほしい、また子猫は生きており治療中だが相当厳しい状態だと説明を受けました。
あと2日早く手術してあげられれば、こんな悲しい事にはならなかった、すいませんと言われ、返す言葉もありませんでした。
まーちゃんは猫見知りもしない子なので、崖下ではノルやトラジと仲良くしていたんですが、我が家では、顔を合わせるなりしゃんにフーシャーされビックリ。
しまいにゃ本気で飛びかかられ
しゃんはこう見えてベンガルなので気が強くて
するとこの子、猛反撃！
ぶ〜はそこまで酷くはないのですが、
先生によれば歯から、生後1年未満、体重2.5kg、今回の出産が初めてだと言われましたが、5kg以上あるしゃんに本気喧嘩を売って行きます。
なかなか仲良しになってくれないのが最大の悩み。
本人は、すでに我が家状態。
ただカミさんは哺乳瓶から育てたぶ〜としゃん、コレはかわいそうだけど比べようもなく、13歳になった2匹にあまりにストレスがかかるようなら、まーに出て行ってもらうと言ってます。
私も幼猫なら里親さんを探す自信はあるんですが、このサイズとなるとねぇ、、
かと言って産んだ子を思い出す崖下にリリースもできず、
悩んでいる4〜5日前、フーの先生から子猫が亡くなった連絡がありました。
せめてこの子が生きていてくれれば、まーちゃんも母猫として我が家の大きなケージで子育てができ、その間にぶ〜やしゃんとも仲良しになれたかもしれません。
私が余計なことをしなければ、今頃、みんな幸せだったろうに。
本当にかわいそうなことをしました。
自分の馬鹿さ加減が嫌になります。
動物病院通いというのは、いつも続くのが私の常で、、、
毎日崖下と事務所の猫ご飯を休む訳にもいかず、崖下にはデカ、ペケも毎日待ってます。
フー動物病院から残念ながら子猫が亡くなった連絡があった日、崖下を終えて事務所に周ると、いつもなら玄関ガラスの内側で「腹ペコだい」と泣きまくるチロリンがいません。
あれっと思いながら中へ入ると猫ホカペの上にはミーコが寝てます。
たまにチロが裏の崖にウンコに行っていないことはあるんですが、
「チロリン」と呼ぶと弱々しい声で「にゃっ」と返事が。
慌てて探すと、テーブル下の猫マットから出てきました。
前足を引きずってます。
数年前も大晦日にケガをして営業している動物病院を探したのを思い出します。
いつもなら、とりあえずチュールを4本食べてからパウチ、カリカリといくはずがその日はチュール1本のみ。左前足を触ると痛がるので、車にぶつかったのかもしれません。
まだギリ病院がやっている時間なので連れて行こうとしたら、、
キャリーがまーちゃんで使ってそのまま自宅。
事務所にあるのは以前、貸してほしいと言われ貸したところ、洗濯機で洗って返され、ジッパーが壊れてしまったヤツのみ。
ジタバタしてるうちに動物病院の営業時間は終了。
手元にあった猫用の鎮痛剤を飲ませて帰宅しました。
朝一で自宅からキャリーを持って病院へ行くつもりですが、もし冷たくなってたらどうしようと、本当切ない一晩でしたが、すでに自分の体が限界。
事務所は24時間出入り自由で目の前の道路は交通量も多いので、いつかこんな日が来るという覚悟はしているつもりでしたが、そんな覚悟はやっぱりできてません。
翌朝、事務所へ行くと元気はありませんがチロ、生きてます。ホット一息。
早速我が家の２匹がお世話になってる病院に電話を入れ9時に到着。
先日まーちゃんの急性腸炎を診ていただいた院長があちこち触診。この先生も無駄な診察はしないという方です。
と、触診中に「これ見て」と指差してくれた箇所に噛み傷がクッキリ！
他にも探すと数カ所のキズがあり、「こりゃケンカで負けた？んだね」でした。
微熱があるのでどこか炎症をおこしているけど多分骨折はしてないので、10日以上効果の持続する抗生剤と鎮痛剤の注射を1本づつ打って様子見ということになりました。
おかげで治療費もまーちゃん同様、だいぶお安くしていただきました。
ちなみに昨日で4日経ち、チロリンすっかり元気になりました。
ノルも元気
ぶ〜はまーちゃんが怖くて一日中押し入れへ。
ダラダラ長文、最後までお付き合いありがとうございました。字数制限で終了です。
みんな仲良く元気で長生きしてほしい、それだけです。
