ライオンエアーは現状、7機種(確か)を運行、主力はB737-900ER。現状51機、さらに127機を導入予定とのことで、順次この機種に統一し、コストダウンを図る戦略なのでしょう。
さて、ライオンエアー初体験のバリ旅行に際し、予約のためにライオンエアーのHPを開いたところ、LCCなのに、ビジネスクラスの設定されている便が幾つかあります。値段はエコノミーの倍近く…といっても、1万円が2万円になるという程度の違い。空席のあった往路のみ利用してみました。
B737のエコノミーは3席+3席の並びなのに対し、ビジネスは2席+2席。 全10席しかなく、結構プレミアム感があります。しかしこの日、エコノミーは満席なのに、ビジネスの乗客は私と同僚を含めても6人。
座席はゆったりしたレザーシートですが、結構くたびれていて、リクライニング機構は不調。足のせ、ヘッドレスト等はもとより、モニター、音楽もなし。
それでも、席に着くと、オレンジジュースとおしぼりが届けられます。巡航高度に達すると、アテンダントが白いテーブルクロスを広げ、軽食のサービス(写真)。
アテンダントは揃って可愛らしく、スタイルもグッド。ユニフォームはシンガポール航空のような大胆なスリット入り。これ目当てで搭乗する人も少なくないのでは。
総合的に言って、日本人の金銭感覚からすれば、ほぼ東京〜札幌に相当するフライト、たっぷりと余裕のあるレザーシート、軽食と美人アテンダント付き、これで2万円強と考えれば割安感あり。しかし、1時間半程度の搭乗時間であり、現地水準では無用の贅沢なのでしょう。私も次はエコノミーで十分かな、と思いました。
そのエコノミークラスは、前の背もたれに膝がつっかえるほど、ぎゅうぎゅう詰め。シートはペラペラ。もちろんモニター、イヤホンなし。
しかしビジネス並みに足元がゆったりした席が2列のみあります。機体のちょうど中央にあたる20列と21列は、非常口への避難経路確保のために、ゆったり脚を伸ばせる余裕があるのです。翼の上なので窓からの視界は一部遮られますが、それが気にならねば特等席だと思います。私は実は、ライオンエアーでの4回のフライトのうち、2回この列に当たりました。座席指定したわけではないので(そういった仕組み自体ない模様)、結構な確率です。
最後に、”INVOCATION"、すなわち"お祈り"について。
下の写真はガルーダ・インドネシア航空の機内誌に載っていたものですが、ライオンエアーでも同様のリーフレットが各座席にありました。
イスラム教、プロテスタント、カトリック、ヒンドゥー教、仏教、儒教の順で、偉大な慈悲深きアッラー、天なる神、等々に旅の無事を祈る言葉が記されています。
最初は「飛行機が落ちませんよーに、という神頼みかいな」と意地悪な気持を抱きましたが、それだけ日常生活の中に宗教が浸透していることの証左なのでしょう。
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Posted at
2012/01/25 09:03:30