走行距離の違いで、ハイドロの乗り心地がどれだけ違うのか?
が、わかるのではないか、というわけだ。
C5ツアラー2.0というのは、いわゆるステーションワゴン。
新しい1.6リッターエンジンの前のモデルのため、エンジンは2リッターで、変速機はオートマ4速。
12月16日まで借りているので、追加加筆あり。
怒らず、にやけず、の顔つきが、なかなかナイス。(笑)
リアビューはスッキリ系。
夜のリアビュー。
派手さはないけど、凡庸ではないそのエクステリアは、毎日の足使いにも快適。
駐車場へ戻って、車が目に入ったときどう感じるのか?
隣にいくら高い車が並んでいても、目移りせず「いい、カッコイイな」と思えないとね。
ここの満足度が低いのは、ワタシ的にバツ。
自己満足もプライスレス(笑)
広い荷室、リアゲートは自動でゆっくりと開く。
私の場合広い荷室を使うことはないのだが・・
閉じるときはこのボタンで自動的に閉じる。
チカラいらず。
インテリアはベージュのため、一般的な黒い内装より雰囲気はかなり明るい。
フロントシートは室内の内側に位置しているため、ドアまでの空間はたっぷり。
物理的にももちろんだが、これは視覚的にもかなり効くことになり、とても広い感じがする。
このあたりは非常によく考えられたデザインだ。
ドアハンドルとその延長線が織りなす曲線が美しい。
下の写真でわかるように、剛性感の確保のためだろうか、Bピラーはかなり太め。
ツアラーには、パノラミックガラスルーフが標準装備。
紫外線もカットしてくれるうえ、電動サンシェード付き。
このいわゆるサンフーフはサイズが巨大なため、室内は非常に明るい。
後部座席からのショット。
これだけ開口部が広いとボディ剛性が気になるのだが、特に気になるような兆候はナシ。
夜のフロントシート。
インテリアは細部も含め丹念にデザインされていることがわかるだろう。
曲線の使い方が巧妙なため、車からは柔らかな感触が醸し出されているように感じる。
夜でもこういう感じ。
とにかく、開放感がすこぶる高いのだ。
シトロエンはC3もピカソも、外の視界が開けて明るいのが印象的な作りになっている。
ドイツ勢はこのあたりが「ちょっと暗い」から、この方向性は大正解。
ミニのカブリオレは、幌が締まっていると暗めだけど、幌を下ろすとダントツの開放感、というジキルとハイド的な変化が素晴らしいわけです。(笑)
ステアリングにはオーディオの操作ボタンや、ディスプレイのモード切替などのボタンが並ぶ。
素行距離などのメータのディスプレイ切り替えが、なかなか便利。
自動のパーキングブレーキは、最初違和感があるが、慣れると便利。
私的にはパーキングブレーキは手動でもOK。
ケジメの儀式でもあるわけで・・
ブレーキは秀逸。
最初は軽いタッチに戸惑うが、慣れると非常にデリケートなコントロールが可能。
ステアリングの応答は繊細で。最初は過敏とも思えるほど。
かすかな入力でも反応し手応えと同時にノーズがスッと動くため、ボディーの大きさにもかかわらず、意外と俊敏な感じがする。
ステアリングを丁寧に切れば、、意外にロールは少ない。
これはハイドロの特性なのだろう。
だが急に切ると、同乗者にグラっと来る感じを与えるので要注意だ。
特に感銘したのは、まさに「矢のように直進する」シトロエン独自の走行感。
高速になると、この直進性はさらに際立ち、とにかく車はまっすぐ走ろうとするのだ。
長距離になると、これが安心感に繋がり、巡航時の疲れは非常に少なく感じる。
長距離を走るには最高の車ではないだろうか。
ヘッドライトはかなり明るい。
なんだか褒めてばかりになってしまったので、無い物ねだりを含め、気になる点を。
リアゲートが自動で締まるときの音や、ドアの蝶番のキシミ音などが、高級感にはマイナスの要素。
だがこのあたりは、ナンバープレートの裏に防振材を貼るとか、ドアの蝶番のキシミ音はディーラーが気をつければ済むこと。
ボディからの共振を含んだ振動や音が、欲を言えばもう少し少なければなあ・・
もちろんこの値段帯でそれを求めるのは酷なのは、百も承知なのだが・・あとハイドロについてだが、市街地の中低速では、目地段差などでの鋭い反応が、相対的に気になることがある。
柔らかい乗り心地ゆえに、浮上する問題でもあるわけだが。
セールス氏いわく、タイアをインチダウンして、柔らかいタイアをチョイスすれば、軽減できるとのこと。
目元が素敵。これ大事。
4速オートマは、停止寸前に1速へ落ちるときに、少しショックを感じることがある。
静かで滑らかな車ゆえに、目立つのかもしれないが。
2リッターのエンジンは、踏めばそれなりに速く走ることができるので特に不満なし。
全く省燃費運転を意識せず、アクセルは踏見込み気味で、周りの車より確実に速いペースで、約400キロほど走っての平均燃費は、リッターあたり 7.5キロ ほど。
ただ、どうしても4気筒の振動はステアリングを伝わってくる。
この浮遊感の高い乗り心地とのマッチングでいえば、3リッターV6のトロッとした感触の回り方のエンジンの方がいいのでは・・などと考えてしまうのもまた事実。
C5の選択が悔いのないように・・ というわけで、念のため、C6にも試乗してみることに。
続く・・
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アクセスカウンター カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2013/05/12 17:49:11 |
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