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クルマレビュー - アルファードV
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トヨタ / アルファードV
MZ_4WD(AT_3.0_7人乗) (2002年) -
- レビュー日:2025年12月15日
- 乗車人数:2人
- 使用目的:その他
おすすめ度: 3
- デザイン:3
- 走行性能:3
- 乗り心地:3
- 積載性:4
- 燃費:無
- 価格:3
- 満足している点
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1.高級感の演出の巧みさ
2.ワンボックス文化を残した室内
3.V6 E/Gの力強い加速と静粛性
4.極めてソフトな乗り心地
5.競合を意識した割安な価格設定
絶妙な商品力のバランスにトヨタの底力を感じる。 - 不満な点
-
1.操舵に対する反応の遅さ
2.ブレーキが少々弱い
3.電車の様に奥まったホイール
4.Gに対してVは高級感の演出が不足
旧来のワンボックスカー的な味が楽しめる。 - 総評
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●これが私の生きる道
2003年式のアルファードVに試乗する機会を得た。N兄さんの弟さん(=N弟さん)の愛車を借りたという事で私も乗せていただいた。
2002年5月に、初代アルファードが発売された。グランビア/レジアス系4車種を統合し、エスティマの車台を流用した上で「THE KING OF MINIVAN」をテーマに開発されている。
FFの採用によって国内最大(当時)の室内空間と快適性・ホスピタリティあふれる豪華な内外装を追究した。先代のグランドハイエースと比較してベースとなったエスティマよりも大きい。

強力な競合車であるエルグランドに対する特徴は、FFである事や両側スライドドア、レギュラーガソリンが使える2.4L直4の存在が大きい。ライバルが持つ高級車らしい豪華な内外装だけで無く経済性にも配慮している。高級ミニバンが経済性を意識する事は、当時の感覚では矛盾しているようにも感じられるが、高級車らしくいいものを用意するだけで無く、メカニズムにこだわらない層、背伸び層に対して効果的な差別化を行っている点がトヨタらしい。4車種が束になっても勝利できなかったため、並々ならぬ闘志を燃やしてエルグランドに挑んだ。

対するエルグランドも2002年5月21日にFMCを果たしていた。燃費に有利なディーゼル車が全体の40%を占めていながら、V6 3.5Lに一本化。5速ATや4輪独立懸架など高級車らしく、メカニズム面の進化を果たしただけではない。古風な威圧感のある顔は当時の日産らしくモダンに改められ、内装もグッと進化した。メカニズムは名機VQ35DEに一本化し、後輪駆動の走りの良さを引き継ぐ事は正しそうに見える。当時の私も圧倒的にエルグランド派だった。エルグランドの方が先駆者だから!とか多人数乗車にはFRのエルグランドの方が良い!など情緒的・性能的な要素で有利に見えたのだ。
ところが実際の販売ではアルファードは大ヒットした。アルファードはトヨタらしい本音ベースでかゆいところに手が届く「ドヤれるミニバン」になっていた。
具体的には、2代目エルグランドよりも大きく作り、エクステリアはとにかく装飾的で威圧感のある大きなグリルを採用。内装もアグ●スチャンの部屋のような豪華絢爛なセンスを発揮した上で、FFやトーションビーム式サスペンションなどエルグランドよりシンプルなメカニズムで値引き合戦の原資を稼ぎつつ、V6は3.0Lと直4 2.4LのE/Gを設定した。
高級車は6気筒以上という不文律があった当時は4気筒の設定はブランドイメージを毀損するリスクもあったが、それよりも「レギュラーガソリン仕様だとお財布が助かる」「走りにはこだわらない」というペルソナマーケティングで選ばれにくい市井の人の声なき声を汲み取っていた。
実際にアルファードは乗ってみると、物足りない部分もハッキリしていた。しかし、フルサイズミニバンとして顧客層が求めているものは「そこじゃない」ことをトヨタは分かっていて敢えて見切るという神業的な選択と集中を行った商品だった。
商品以外でもトヨタの闘志を感じるのはその発売日だ。2002年5月22日、この日は日産エルグランドのFMC翌日にぶつけたのだった。しかも記者試乗会の会場も日産陣営の目と鼻の先。エルグランドの話題が出れば、そこにアルファードが割り込むという広報合戦はあまり上品とは言えない振る舞いであった。
エルグランドは以後、熾烈な販売競争に明け暮れた。我々顧客層から見れば、値引き競争により「健全な競争は消費者の利益になる」という一つの証明にもなっている。
ここに2005年の月刊自家用車がある。ここにアルファードが40.4万円引き事例が紹介され、目標値引き額は29.6万円とされている。エルグランドの目標額はは37.5万円という強烈な販売競争が繰り広げられていた。
顧客側からすれば、無理だと諦めていた車に手が届くというメリットがある。

上記は1997年から2007年までの販売ランキングをグラフ化したものだ。エルグランドは1998年の5.5万台強をピークに好調な販売をキープしてきた。2002年にエルグランドがFMCを実施し、販売は伸びたものの先代ほどの勢いが無くなっているのはアルファードに顧客が奪われたと考えられる。アルファード登場以前は4モデルでまとめてエルグランド同等の販売台数だったと言われているから、Lクラスミニバンの市場規模は年間6~11万台レベルだと思われる。デビュー直後の2002年にはエルグランドとアルファード合わせて9.3万台であり、アルファードは56%と拮抗している。販売力の差を考えても日産は善戦したと言えるが、翌年にはアルファードは69.9%を占有し情勢が決定的になった。日産はV6のまま2.5Lを追加して若干販売を伸ばしたが、その勢いも長く続かず息切れした。
アルファードの登場以降は、年間9万台~14万台規模に市場が拡大し、最後発のホンダが参入してもアルファードはシェアを維持し続けた。
2008年にはアルファードがFMCを実施し、以降の絶大な人気はもはや説明不要であろう。
ネット界隈でハンドルが取られるだのトーションビームだのと言われたところで消費者からの圧倒的な支持がビジネスとしての結果に表れている。

初代アルファードはフルサイズミニバン競争に打ち勝つため、徹底的に戦い抜いて首位を奪還した重要なモデルである。そしてフルサイズミニバン市場の規模が大きくなるにつれて消費者は高級セダン顔負けの高級感やくつろぎを手に入れ、高級セダンでは手に入らないビッグスペースを知り、路上での圧倒的優越感に浸った。
初代アルファードは一部の国・地域で販売された。後にアジア圏内で並行輸入されて新しいプレステージカーの形としてアルファードが支持を集め、中国市場の為に左ハンドル仕様が開発されるなど日本発の新しい動きが見られた。2020年にはアルファードを基にレクサス初のミニバンLM300hが作られるなど、セダンに代わる高級車としてミニバンが名乗りを上げる契機になった。
最初はエルグランドを追いかけ、追い落とすためだけの企画だった。あまりの露骨さゆえに判官贔屓にならざるを得ないジャーナリスト達をはじめとする自動車マニア層の批判があれども、商品力も良く検討されており消費者の立場では良い選択肢になった。エルグランドを選んだ人も値引き合戦によりきっと定価より安く買えたであろう。

今日では中国製の幾多もの「中華アルファード群」に追われる立場になった。彼らはアルファードを研究し得意の電動化やハイテク装備を武器に猛追されている。一方、エルグランドも次の動きがありそうだ。次はユニットを1.5Lターボのe-POWERに一本化して戦うという。

いずれにせよアルファードの戦いは次のフェーズに移行するだろう。また、長らくアルファードを育て、生みだしてきた子会社のトヨタ車体による生産を2027年以降はトヨタ自動車田原工場に移すという。傍流のミニバンでは無く、大きな収益が期待できるモデルに成長させたところで本社に移すあたり、ミニバンスペシャリストを自認するトヨタ車体にも複雑な想いがあるのでは無いかと察する。

2025年、初代アルファードに乗ってみると現代の高級車の主流になる前の勢いを感じた。特に過剰に装飾的に見えた内外装も、それが高止まりしている現代なら冷静に見られた。走らせるとファジーさが残るが、それも当時残っていたミニバンの世界だ。そして高級車と名乗りつつも、道具としての利便性も忘れていない。今の寡占状況下で高額化が進み、受注停止で気軽に買えなくなったミニバン市場の事を考えると、ライバルとの競争によって顧客がメリットを享受できたこの時代の「健全さ」が羨ましくなってしまった。
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komaitsuneo
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トヨタ / アルファードV
MX_Lエディション_4WD(AT_3.0_8人乗) (2002年) -
- レビュー日:2025年5月5日
おすすめ度: 5
- デザイン:無
- 走行性能:無
- 乗り心地:無
- 積載性:無
- 燃費:無
- 価格:無
- 満足している点
- 人も荷物も多く乗せられて満足しています
- 不満な点
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特になし
強いていえば部品の供給が出来ないものが有ること
部品の展開図等が中々見つからないこと。 - 総評
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全体的には大変満足しています。
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