羊の皮を被った狼【エコじゃないAH5】 - アクティブハイブリッド 5
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echochanパパ
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BMW / アクティブハイブリッド 5
アクティブハイブリッド 5 ラグジュアリー_RHD(AT_3.0) (2013年) -
- レビュー日:2016年1月10日
- 乗車人数:3人
- 使用目的:その他
おすすめ度: 5
- 満足している点
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○他に乗りたいと思うクルマが見当たりません。動力性能、走行性能、乗り心地など、基本的に
満足しています。
○ゴテゴテと飾り立てず、なおかつ質感の高い内装や装備なども、好ましいと思います。
○ドアの閉まる重厚な音、「ボッ…」と火の入るエンジン始動の音、カチカチと些か古風なターン
シグナルの音など、聞こえてくる音が雰囲気を醸し出しています。
○私は決してベンベの回し者ではありませんが、国産車が漸く追いついたと思ったときには次の
進化を追及して遥か先を走っているように思います。どうしても国産車が追いつけないものが
あるようです。
○キドニーグリル、ホフマイスターキンク、ショートオーバーハングなど、絶対に変わることのない
造形が大好きです。BMWといえばエンジン屋ですが、一貫して世界のモータリゼーションを
リードしてきた伝統の技術を象徴する「造形」に痺れます。世界一のデザイン力は、ますます
スタイリッシュです。 - 不満な点
-
○どうしても要求水準が高くなるので、あえて言います。唯一の不満として相変わらず残るのは
RFTランフラットシステムです。E60初期型のころは「ズシーン」 「ビリビリ」 石のように堅くて
驚いたものでした。あのころに比較すれば随分と改良はされましたが、それでも縦にも横にも
【撓まない】ことを基本的な性格とするタイヤであるため、どうしてもバネ下が突っ張ったような
印象を払拭できません。今日の高性能なラジアルならば殆ど無いといえるパンク時のために
乗り心地を多少なりとも損なうことを良しとするのかどうか…。ランフラットをオプションにする
ことは、やっぱりできないんだろうなぁ…。
○17,000Km乗ったところで、ノーマルのラジアルタイヤ【パイロットスーパースポーツ】に換装
しました。ポテンザS001も候補に挙げましたが、【構造のミシュラン】PSSを一度履いてみた
かったので…。サイズは19インチ、前40、後35。結論を言うと、タイヤはサスの一部であり
その性能はクルマとの人馬一体の関係によって発揮されるものだということを、改めて実感
しました。ランフラットは、タイヤが冷えていても熱をもってもまったく変化はありません。しかし、
PSSは熱を持ってくるとグリップの印象が変わります。ステアリングにタイヤが追従して、軽く
感じます。それがはっきり判るのもBMWだからこそかも知れません。タイヤのトワロン採用に
よる最適化と、クルマのアクティブステアリング廃止の相乗効果で、連続コーナーが楽しくなり
ました。また、ズッシリとした乗り味はそのままに、乗り心地も柔軟に改善しました。
○コンフォート系の静かなタイヤをお望みの向きには、レグノGR-XⅠをお勧めします。今回の
レグノの改良は素晴らしいものがあるということです。
- 総評
- 良いクルマです。長く乗りたいと思います。
- 走行性能
- 無評価
-
○E39後期型の530i、E60後期型の550iと乗り継いで3台目のBMWです。
○エコの時代のクルマづくりのコンセプトとして最もBMW社らしい回答という印象が、一層強く
なりました。排気量のダウンサイジングによって燃費を稼ぎつつ、 ターボチャージと電動モー
ターを組み合わせて、トータルで550 に匹敵するエンジンをつくることを狙った、まさに5erの
旗艦モデルです。このクルマを【エコ】と呼ぶべきではありません。
○基本的に大人しいこのクルマにカタログスペック的速さを要求することはありませんが、 ただ
恐ろしく速いですね。動力性能は、凄いの一言です。縦置きの直6 FRの拘りにシルキー6の
伝統を感じます。3,000から5,000回転を吹き上がっていくときの、機械的な音や振動を全く
感じない静かな瞬間にゾクッとするのは先代の5erと同じです。ワインディングなど刺激的に
トルクフルです。
○走る、曲がる、止まるというクルマの基本の操作に扱いにくさが全くなく、例えば運転にあまり
慣れていない女性ドライバー等にもお勧めできるクルマです。
○前回もレポートしましたが、このクラスにおけるアクティブステアリングの廃止は英断だったと
思います。例えばワインディングの連続コーナーをいなして走るとき、グリップの手応えを感じ
ながら切り足す感覚が、タックインには不可欠ですから…。
- 乗り心地
- 無評価
-
○ズッシリ、ゴツゴツとした独特の乗り味が相変わらずBMWらしさです。 硬い設定ですが誠に
よく動く、気持ちの良いサスペンションです。
○回転計がゼロを指しているときなど、とりわけ静かなクルマです。
○先代のE60は、シャーシーの剛性感に若干の不足を感じましたが、E39当時のガッチリ感を
取戻しました。路面から大きな入力があってもハーシュネスは角がとれ、振動はスパッと収束
します。 - 積載性
- 無評価
- ○リチウムイオンバッテリー積載のため、トランクがやや狭くなるのはやむを得ません。
- 燃費
- 無評価
-
○このクルマは【エコでは…】ありません。それでも、Ecoモードで省エネ運転に徹して走れば
タウンユースでも12 km/L以上走りますから、充分にエコですね。いや、禅問答みたいな
ことをいってごめんなさい。 - 故障経験
- ○今のところ、まったく不具合はありません。
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