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ハスラーとは似て非なるクルマ。 - タフト
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ENID
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ダイハツ / タフト
G(CVT_0.66) (2020年) -
- レビュー日:2020年6月18日
- 乗車人数:2人
- 使用目的:その他
おすすめ度: 5
- 満足している点
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実車を見ての第一印象は、一言「カッコイイ!」。直線基調で無骨な印象ですがワイド感もあり、独特の迫力があって大きく見えます。かと言ってゴテゴテした感じはなく、けっこう洗練されたデザインに見えました。
インテリアも直線基調でワイルドな感じですが、各種操作系が運転席周りの近いところに集中していて操作しやすいと思いました。内装の質感も上質感があり、しっかりした造りで安っぽさは感じませんでした。今自分が乗っているN-WGNカスタムも「SSパッケージ」という特別仕様車で、軽にしてはかなり高級感のある内装ですが、ドアの内張やインパネの一部、センターコンソールの足元まわりなど、プラスチック素材が部分的に薄かったり、取付きが甘くて、やや安物感が否めない。しかし、タフトの場合は隅々までしっかりした造りで、素材の厚みが感じられ、アクティブにガンガン使えそうな印象でした。
インパネ周りも実際に運転席に座ってみると近未来の乗り物のコックピットのような感じで、適度なタイト感、囲まれ感もあり、非常に男心をくすぐる、ワクワクさせるデザインになっていると思いました。シートもメッシュ素材の堅めのシートで、今までに乗ったことのある軽のほとんどがベンチシートだったこともあり、サイドサポートが効いたタフトのパーソナルなシートは、軽自動車ということを忘れさせてくれるほど上質な座り心地だと思いました。
話題の「スカイフィールトップ」も賛否あるようですが、開けて走るとやっぱり気持ちいい!開放感抜群で運転する楽しみを倍増させてくれます。いろんなところに出かけたくなる、運転意欲をかき立ててくれる装備ですね。
数々の安全装備も抜かりはありません。全車速追従型のACCや電動パーキングブレーキ、ホールド機能にレーンキープ機能など、最新の安全装備が満載です。シートヒーターや標識認識、アダプティブドライビングビーム、パノラマモニターなど、高級車に匹敵する充実した装備は驚愕に値します。 - 不満な点
- 自分の生活スタイルや好みから考えると、不満らしい不満は特に感じませんでしたが、サイドのサポートの張り出しが効いている分、フロントシートの座面が若干狭い気がしました。自分は身長170cmで中肉中背ですが、自分より大柄な人や、お太りになっている方などはシートが小さく、狭く感じるかもしれません。それと、明らかに不満な点として、アームレストの長さが短かすぎ!右手だけでハンドルを握っている時はいいですが、アームレスト側の左手でハンドルを握ると肘が落ちる!ここだけは早急に改善してほしいところです。
- 総評
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巷では「ハスラー」のパクリとか揶揄されていますが、少なくともデザイン的にはまったく別物だと思います。ハスラーを意識したクルマだとは思いますが〝パクリ〟は言い過ぎかなと。軽自動車の規格いっぱいで4ドアハッチバックの車を造ろうと思ったら、カタチ的にはだいたいこんな感じになるのは仕方のないところ。外観の印象はハスラーとはかなり異なり、デザインに関しては、女性やファミリーにも支持されるハスラーに対して、タフトの方がSUV感があり、男性的なイメージだと思います。
ネットではハスラーを引き合いにかなりディスられていますが、例えば、後席のシートアレンジができないことへの不満も、自分たちのようにほとんど後席を使わない、夫婦2人だけの家庭なら大した問題ではないし、小さいお子さんがいるご家庭ならともかく、そもそも後席のスライドやリクライニングって、どれほどの頻度で使うものでしょうか?同様に前席がウォークスルーできないという声もありますが、運転席側と助手席側を車内で行き来することって、そんなにあります?
「軽のSUV」という括りではハスラーの対抗馬として企画されたのは事実かもしれませんが、そんな中でもハスラーとは〝一味違う〟ものを目指したのがタフトだと思います。「使い勝手が悪い」という不満を覚悟で、あえて後席のシートアレンジを捨てたり、「そんなのイラネ」という声を覚悟で「スカイフィールトップ」を標準装備したり、そんなところにダイハツの意気込みを感じます。
いい部分があっても「後出しジャンケン」なんだから当然、ズルい、卑怯と揶揄され、劣る部分があると「後出しジャンケンなのに」と罵倒される。それはちょっと気の毒かなと思います。
どちらを選ぶかは、家族構成や生活様式、趣味や好みによるので、軽のSUVをご検討されている方は、ご自分の日々のクルマの使い方をもう一度思い返しながら、本当に必要な機能や装備の取捨選択をしつつ、一度ご試乗に行ってみてはいかがでしょうか。
- 走行性能
- 無評価
- 短い時間の試乗なので、高速道路や悪路を走行したわけではないので細かいところまでは判断できませんが、街乗り程度の走行ではNAでもまったく不満は感じられませんでした。ターボなら高速走行や高低差のある山道などもストレスなく走れると思います。190mmという最低地上高により、四駆でなくともある程度の悪路なら問題ないと思います。
- 乗り心地
- 無評価
- 約15分ほど乗り回してみましたが、とにかく軽自動車とは思えない乗り心地に驚きました!今自分が乗っているのは初代N-BOXと基本設計は変わらない旧型N-WGN。それと比べるのは酷かもしれませんが、車体の剛性感、エンジンのフィーリング、静粛性、操舵性、どれをとっても一段も二段も上質に感じられ、まるで普通車を運転しているようでした。今回試乗したのはノンターボのNAモデルでしたが、街乗りに関してはこれでNAなのか?と思うほどパワフルな印象でした。タフトに限らず新しいモデルはこんなものなのかもしれませんが、最近の新しい軽自動車を運転したことがなかったので、性能の進化にとても驚きました。いずれターボモデルも試乗してみたいと思います。
- 積載性
- 無評価
- 後席の積載性についてもよくハスラーと比較され、スライド機能やリクライニング機能がないことに不満の声がありますが、そいう言った機能を省いて固定にした分、シートが肉厚でしっかり感があり、座り心地がいいように感じました。固定された背もたれの角度もそれほど立ちすぎている印象はなく、長距離ドライブも問題ないと思います。もちろん、後席の背もたれを倒せば十分な量の荷物は積めます。そもそも我が家のような子育ても終わって夫婦二人だけの家庭の場合、後席に人を乗せて遠出するという場面がほとんどないので、シートアレンジに関しては特に不満はありません。
- 燃費
- 無評価
- カタログ値ではターボでも20kmちょっとらしいですが、及第点ではないでしょうか。ハイブリッドのハスラーと比べるのはちょっと酷かな。
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