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下駄車として親しめるマツダ車の最終世代 - カペラワゴン
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Tin Tin Unpoco
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マツダ / カペラワゴン
SV(MT_1.8) (1999年) -
- レビュー日:2019年9月14日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:レジャー
おすすめ度: 3
- 満足している点
- 同型セダンに比べ、Aピラーの角度が立ち上がっており、また着座位置は25mm高くされている。アップライトな運転姿勢を取ると大変良好な視界を得られる。ステーションワゴン型として、スタイリングについては好みの問題もあるが、サッと座った際に得られる感覚として「開放的である」と言えるのはこの時代までではないだろうか。
- 不満な点
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多彩なシートアレンジをアピールポイントとしていたカペラワゴンであるが、このSVグレード(最廉価グレード)の最終型に限っては、後席のスライド・リクライニング機構が省かれている。ドライバーの立場としては、後席居住性にこだわる場面というのは案外少ないものであるが、初心貫徹、シートアレンジを持ってカペラワゴンの名を成すという先駆者の気概を示して欲しかった。
内装の質感は、完全にファミリアのそれ。遮音・防振がいまいち。特に防振に関しては、ロングドライブの際にフロアの振動で足がムズムズしてくる。シートの出来が良いので残念。もっとも、ムズムズしてくるのは高速で半日続けて走った場合などであり、日常的には問題ない。 - 総評
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初めての車で、飽きずに長く乗っており様々なエピソードを持っている車。操作した通りに走る、素性の良い車。積載性を生かして様々な場面で活躍した。車中泊もその一部である。スポーツ走行では全力を出し切って走ってくれるので一層親しみが持てる。
タイトルにも付けたが、下駄車として親しめるマツダ車の最終世代ではなかろうか。クロノスの末裔がファミリアと大して変わらない質感に落ちついたことはとても感慨深い。
言うまでもないが、今日のレビューとしては、さすがに古さを感じさせ、他者にオススメできる車とは言えない。同様の車体験に魅力を感じるのであれば、話題の中心となるのは1.5リッタークラスのコンパクト・ユーティリティで、サブロク板の搭載は忘れるべきだと思う。
- 走行性能
- 無評価
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MT車でのインプレッションとなる。
FP-DE型エンジンは最大トルク (約16kgm) を約4500回転で発生する。発進加速時に2000回転あたりからだとトルクが湧き上がってくるまで一呼吸待たされる。他の方のレビューを見るに、加速の悪さは散見される。トルコンの制御がどうなっているか私には分からないが、やはりこの車重では2000ccクラスが望まれるところであろう。
ただしMTであれば騒々しさと引き換えに弱点を補うことができ、少し威勢よく発進してやればレッドゾーンまでのフケ上がりは軽快そのもので、普及型とはいえDOHCエンジンの面目躍如とみえる。約125馬力を約6000回転で発生。これでメーター読み180km/hをサーキットで発揮したが、実用では80km/hからの追い越しでも、素早く済ませようと思うなら5速から3速へのシフトダウンが必要になってくる。
概して言えることはトルクが細いがクセのない特性で好感が持てるということだ。 - 乗り心地
- 無評価
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古典的な4輪ストラットサスで前後ともにスタビライザー装備されず、最近ではあまりないがスタンダードな足回りだ。ステアリングはロック・トゥ・ロック3.0回転。姿勢変化は大きいが粘りを感じさせる感覚で、後輪がしっかり追従してきてしなやかに感じる。ホイールベースが2670mmと比較的長く取られており、安定性に寄与していると考えられる。
標準のタイヤサイズは185/65R15となるが、インチアップして195/55R16としたところ、路面からの入力が手に取るように分かり、高速コーナーの初期に接地感が持続するようになった。カペラワゴンはハイオク仕様に205/50R16が装着されていたが、そちらはおそらく履きこなせないと思う。それ程195/55R16は私のベストマッチであった。 - 積載性
- 無評価
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5ナンバーステーションワゴンで歴代最高の積載性と言われている。意外とサブロク板を平積みするには、跳ね上げた後席シート座面に当たるので、少々斜めに浮き上がる。とはいえ簡単に詰め込めてしまうのは重宝。1,510mmの車高で高さ方向も余裕があるので、後方視界を損なうものの相当の嵩を積める。積めなかった物としては、横倒しにできない洗濯機・冷蔵庫くらいしか思い当たらない。高さ1800mmの本棚もそのまま搭載可。
いい気になって詰め込みすぎると、リアゲートを閉める際に猫背になったリアガラスに荷物をぶつけることになる。100系カローラバンに代表されるような湾曲したリアゲートは良し悪しである。
それにしても広い、美術畑の友人が展示即売をやるのに何度も出動し、1坪ほどのブースに出す絵画と什器を一度に運搬できた。
もちろん車中泊も何度もした。 - 燃費
- 無評価
- 街乗り11~12km/lをコンスタントに記録する。
- 故障経験
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<定番>
・エアクリーナーホースが破れ、アイドリングが不安定になる。ボンドで塞いだ。
・リアランプに水滴が入る。よく乾かしてパッキン交換をした。
・ウレタンステアリングが劣化しボロボロ。芯からウレタンが剥離しハンドルが「絞れる」状態に。
・コンピュータリセット後、十分にアイドリング学習させないと、走行中にエンジンがストールする。私の車は、ヒューズを抜いたりバッテリーを外したりが一瞬でもあるとコンピュータリセットとなり難儀している。
<珍?故障>
・アクセルペダルは一般的な吊り下げ式であるが、裏面にトーションバネが付いており踏み込んだ際に少しだけ角度が変わるように工夫されている。ある日、停車中に足を伸ばしていたらペダルの裏を安全靴のつま先で何度か蹴るような格好となり、バネを抑えている部分のプラスチックが割れてペダルが脱落した。安全靴のせいで足裏の感覚が鈍かったので、しばらく気が付かずに、踏みしろの無いただのステーを踏んで走行していた。
・ミラーの電動格納機構、展開しきってもモータが止まらず、延々と「ヴィーーー」と鳴り続けうるさくてかなわずコネクタを抜いた。後日、同型同色のミラーをヤフオクで落とし、付けてみたらなんと手動可倒式!電格は熱線とセットで寒冷地仕様のみの装備だったのだ。安価な車とは言え、2リッタークラスでこの扱いには驚いた。
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