カローラクロス前期Ⅱ型　G“X” 簡易乗車記録 - カローラクロス

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カローラクロス前期Ⅱ型　G“X” 簡易乗車記録

やっちゃそ
トヨタ / カローラクロス
G“X”(CVT_2.0) (2023年)
- レビュー日：2025年7月4日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 4

デザイン：無
走行性能：無
乗り心地：無
積載性：無
燃費：無
価格：無

満足している点: 見た目を裏切る動力性能のゆとりがある。ノア/ヴォクシーと同じ170馬力エンジンが積まれているが、乾燥重量が1,360kgのため、パワーウェイトレシオは8となっている。ドライブコースの跨線橋越えや右折待ち復帰などでは、１０前後の車に比べて余力を感じられた。
国際戦略モデルのため、シートが大振りでゆったりしており、見た目よりも居住空間が広く感じられる。他のカローラシリーズよりも高さ方向の余裕があるうえ、フロア高も自然な高さのため、乗り降りや荷物の出し入れも苦にならない。ラゲッジスペースも高さ方向で余裕があり、ユーザーによってはカローラフィールダーよりも荷物の出し入れがしやすい。
G“X”は、エンジンフードインシュレータが装着されないものの、遮音性が高く気にならない。
電動パーキングブレーキは、踏切待ち等で便利。
上位グレードは、後席用冷房吹出口があり、ゲスト乗車率が高い方も安心。
全グレードでLEDヘッドランプとリヤスポイラーが標準装備されており、社外ホイールに変えてしまえばG“X”でもそこそこの外観に仕上げられる。
2020年代の車では珍しく、水温計がついている。
不満な点: 全幅1,825㎜のため、細い道や狭い駐車場では注意が必要。幅が気になる方は、ヤリスクロスやライズと比較試乗してみる価値あり。
動力性能に余裕があるが、スポーティー要素は少ない。標準装備タイヤがALENZA001であることが影響している可能性もあり、タイヤ/ホイール変更で変わるかもしれない。
昨今の国産車の中ではボンネットが長めの部類に入り、開閉時に重さを感じる。気になる方は後付けボンネットダンパーを検討してもいいかもしれない。
標準状態では２スピーカーのため、よほどの方でない限り追加が必要。
パンク修理キットは標準装備だが、パンタグラフやホイルレンチはDOP扱いのため注文しないとついてこない。
簡易試乗のため実燃費不明だが、メーター表示を信じ切るなら、エアコン常時使用の街乗りで10を切っており、2020年代のモデルにしては燃費が悪い。
個人的主観だが、前期型はグリル周辺のデザインが未消化で終わっているうえ、バンパーと一体のため社外品交換も難しい。フロントマスクの洗練度合いは、圧倒的に後期型の勝ち。
総評: 見た目よりも動力性能に優れ、車内やラゲッジは高さと横幅方向で余裕のある車です。2024年に京都の嵐山で、カローラクロスのタクシーを見かけましたが、今回運転してみてタクシーとしても十分活躍できると思いました。実燃費と車幅の広さと標準装備の少なさが気にならなければ、急なゲスト乗車や思いがけず買い物が増えても対応できる車として選択価値があると思います。

乗り心地: 無評価
積載性: 無評価
燃費: 無評価
価格: 無評価