カーライフをより豊かにするフリップダウンモニター

2020年9月23日

フリップダウンモニター

ミニバンや1ボックス車などの3列シートモデルの場合はリヤ用のモニターが欲しいというニーズも多いことと思います。こうしたタイプのクルマは純正のリヤモニターもオプション設定されていることが多いのですが、どうしても価格は高めとなっています。そこで注目されるのがアフターマーケットのモニターです。今回はヤフーショッピングの人気データをもとに、天井に取り付けるタイプのフリップダウンモニターを紹介します。

なぜフリップダウンなのか? プラスで欲しい装備とは?

フリップダウンモニター

リヤモニターは2つのタイプが代表的です。ひとつはフロントシートやセカンドシートのヘッドレストに取り付けるタイプ。もうひとつは天井に取り付けて、展開して使うフリップダウンタイプです。ヘッドレストに付けるものは、万が一の衝突時に顔をぶつける可能性があるので、安全面でフリップダウンのほうがいいという理由です。メーカー純正のヘッドレストタイプもありますが、それらは多くの場合安全テストをクリアしているものです。いずれにしろ、リヤシートでもシートベルトをきちんと装着していることが大切です。

フリップダウンモニターは物理的に後方視界をさえぎることもあるので、装着位置に気をつける必要があります。また位置を工夫しても、夜間に使っていると車内が明るくなってしまうため、車外が見にくくなることもあります。そうしたときはモニター&カメラ式のバックミラーや、リヤビューモニターなどをセットで取り付けることで安全性を確保できます。

アルパインの人気モデルは12.8型

アルパインブランドで人気となっているのが12.8型のモデルです。ヤフーショッピングの上位にランクインしているモデルは「RXH12X-L-B」「PXH12X-R-B」の2タイプです。どちらもスマートフォンとの連動が可能でYouTubeやウェッブページの表示が可能。HDMI接続によって720p出力ができます。前後別で駆動が可能なので、フロントではナビ、リヤではエンターテインメントという使い方ができます。

「RXH12X-L-B」と「PXH12X-R-B」の違いはプラズマクラスター装置の有無。「PXH12X-R-B」にはプラズマクラスター装置が搭載され、車内の空気清浄ができます。「RXH12X-L-B」が8万円弱、「PXH12X-R-B」が10万円弱で約2万円の価格差があります。

パイオニアの大型&中型フリップダウン

パイオニアの「TVM-FW1300-B」は国内最大級の13.3V型大画面を誇るモデルです。ヤフーショッピングでの価格は11万5000円程度となっています。解像度は1920×1080画素のフルHDでとなっています。ビデオ入力は2系統、音声出力端子は1系統、HDMI入力端子は1系統(480i/480p/1080i/720p/1080p)です。国産各社のミニバン、1ボックス車に対応する取り付けキットも別売で用意されています。

また、パイオニアでは中型のフリップダウンとして「TVM-FW1030-B」「TVM-FW1020-S」「TVM-FW1020-B」「TVM-FW1020-S」も用意されています。4種どのモデルもモニターサイズは10.2V型を採用します。1030はルームランプ内蔵タイプ、1020はルームランプなしタイプです。末尾の-Sはシルバ色、-Bはブラック色のモデル。入出力端子は「TVM-FW1300-B」と同様にビデオ入力2系統、音声出力端子1系統、HDMI入力端子は1系統(480i/480p/1080i/720p/1080p)なります。ヤフーショッピングでの価格は4万円台前半となります。

そのほかにもノーブランドのモニターが1万円台から発売されています。これらのモニターのなかにはフィッティングキットが用意されているものもあり、上手に使うことでコストダウンを図れることもあります。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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