無個性君が高校デビューしたような痛さが随所に‥ - キューブ

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無個性君が高校デビューしたような痛さが随所に‥

三杯酢もずく
日産 / キューブ
15X_FOUR_Vセレクション_e4WD(CVT_1.5) (2008年)
- レビュー日：2018年6月16日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：その他

おすすめ度： 3

デザイン：無
走行性能：無
乗り心地：無
積載性：無
燃費：無
価格：無

満足している点: ポップアップタイプのカーナビが若干視界にうるさいが、
これは車体固有の特性ではないので除外するものとして‥

運転席からの前方左右の見切りが良く、後方もリアガラス直下がほぼ後端という
箱箱した構造による車両感覚の掴みやすさは特筆すべき。
これは車名である「キューブ(立方体)」というコンセプトを
初代から堅持しているがゆえの利点であるといえる。
不満な点: 内装の多くに曲線を取り入れたことで、初代より続いていた実用性や統一感が薄れていること。
また、天井に意匠された波紋状の立体模様は
車内清掃時にものすごく手間がかかる。
曲線で構成されているという事はすなわち容積の現象も招いており、
「見た目に反してモノが格納できない」という理不尽さをも生み出している。
総評: 現行モデルではあるがデビューから10年が経過しており、
見慣れた(見飽きた)車種であることには違いない。
初代で爆発的な販売台数を得た次発モデルで傾き、続く3代目でコカすのも日産のお家芸。
車両性能はそれほど悪くは無いのにアチコチつまらない点で──
特に外観とインパネで!!
折角の客を逃がし他社の後発類似車両に持っていかれる無能デザイナーと糞開発による
集団強姦の集大成。

走行性能: 無評価; 1.5Lと今日びのコンパクトモデルにしては実用十分なパワーソース。
ただし、約1.3tの車重はいかんともしがたく信号スタートやひと踏ん張りの加速などで
もう少しパワーがあればと思う時もある。
フル乗車で峠道を走るのはまず厳しいだろう。

オッサン二人がゴルフバックを後ろに積んで
近隣県のゴルフ場に行って帰って来る、
くらいが限界か。
乗り心地: 無評価; 起毛地のシートがモコモコしていてキモチ良いが、夏場はめっちゃ熱が籠ってツラい。
状況によってはこのモコモコ起毛が滑り止めにもなるし、潤滑剤になって
ケツが勝手にドリフト走行をする時もある。
速度域と旋回半径に左右されるので、あまり派手に飛ばして
クイックターン(笑)なぞを連発しなければそこまでおかしくはならんが。
積載性: 無評価; リアシートを目一杯後ろにスライドさせての一枚。
「やあチャーリー、これで何を積めって言うんだい？」
って言いたくなるくらいにラゲッジスペースは少ない。
見た目以上に載る(自車のタイヤ2本は載る)ものの、リアシートを前にスライドさせるか
いっそシートを倒してしまうか。
本気を出して荷物を載せようとすると相当量が見込めるのだが、
そうすると今度は人が乗らなくなる。
後端(ラゲッジスペース)をバッサリ切り捨てた弊害がここにきて噴出する訳だ。
ただ、これは代々続くキューブの特性でもあるので
「キューブに荷物を載せるか人を載せるかの二択」と考えておけばよろしい。
燃費: 無評価; 公称値では15.6km/Lとのことだが、実態としては市街地で10～12km/L強がいいところ。
燃料タンクには45L入るので、500～550km走行でガス欠になる程度の認識で良い。
それ以上に持ったらそこはもうオマケだ。

大体、1.5Lエンジンに1.3tの時点で15km/Lなんて
そうコンスタントに出るワケねーじゃん。
故障経験: 前オーナーが丁寧に乗っていたこととディーラーによる定期点検を怠らなかったことからか、
ことこの車体に至っては機械的異常は無いようだ。
経年劣化からくる内装部品の不調は散見されるが、
これを故障の類に入れるべきなのか？と考えてしまう。