でっかいグロム - NC750X

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でっかいグロム

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ホンダ / NC750X
RC90 DCT仕様 (2019年)
- レビュー日：2019年3月18日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：通勤通学

おすすめ度： 5

デザイン：無
走行性能：無
乗り心地：無
積載性：無
燃費：無
価格：無

満足している点: ① グロムをそのまま拡大したかの様な出で立ち。

② 回さなくても愉しい癒やし系のキャラクター。

③ 新設計エンジン、DCT、ABS、HSTC（トルクコントロール）、ETC2.0、グリップヒーター、多機能カラー液晶メーターといった最新ハイテク装備満載感。
不満な点: ① 車重。もう少しダイエットしてくれると…。
ただ、低重心のおかげで引き回しは案外楽勝。
フル転舵での転回だけ気を付けていれば立ちゴケの心配無し。

② ウインドプロテクション。
スーパーボルドール並みのカウリングを纏ったモデルがあれば…。
（→GIVIのロングスクリーン＋純正フットディフレクター装着でかなり改善）

③ タンク容量。ツーリングでは航続距離400km前後が目安となるが、あと100km欲しい。
つまり、14L→17L位が理想。
総評: グロム乗りとしては、このバイクの思想がグロムの正常進化形に思えてしまう。

中低速トルク重視で低燃費なパワートレーンで、毎日の通勤や買い物の足として気軽に乗り回せ、しかも運転が愉しいというキャラクターが素晴らしい。

教習車（NC750L）の地味で鈍重なイメージにとかく引きずられがちだが、実際に所有してみるとバイクとしてのキャラクターやフィーリングは全く違う事が判る。

フロントラゲッジボックスのユーティリティもあり、素のままでも毎日の通勤の足から週末のツーリングの供まで、マルチに使い倒せるFUNバイク。

まさに、でっかいグロム。

走行性能: 無評価; 美味しい領域を中低速の常用域にギュッと凝縮した今風の並列２気筒エンジンと、カチッと小気味良く賢いシフトチェンジ（DCT）の組み合わせから成る、優しく上質なパワートレインが自分の嗜好に合っている。

ひと言で言うと、優しいアクセルワークでのんびりと流すのが愉しいバイク。

一般公道巡航時に多用する2,000回転附近の、ドロドロとしたエンジン特性がたまらなく気持ち良い。

溢れんばかりの中低速トルクを活かし、出足の力強さが心地良いのも美点。

もともとクルマも含めてMT派だった私としては、DCTはシフトチェンジの楽しみを奪うかな？という懸念もあったが、実際に所有してみると全くの杞憂で、DCTならではのFUNがしっかりあった。

走りはMT車そのものの走りであり、しかも左手足がフリーになるおかげで疲労感が全然違い、いくらでも走れてしまう所が素晴らしい。
乗り心地: 無評価; 固めで乗り心地がよくないとの評判だったが、実際に所有してみると全然そんなことは無かった。

サスペンション前後ともしっかり仕事している様子が伝わってくるし、フラットダートでも安心して走れた。

車両重量がそれなりにある為、段差乗り越えは少々気を遣うレベルではある。
グロムの時は早々にオーリンズに換装した私だが、このバイクはノーマルのままで全然OK。
積載性: 無評価; フロントのラゲッジボックスの存在は本当にありがたい。

とりあえずキャリアやボックス無しでも何とかやり繰りできてしまう懐の深さはやっぱりミラクル。

純正オプションのフルパニア（トータル74リットル）は着脱が至極簡単で、外した状態でのスタイリングへの影響が殆ど無いのがgood。
必要な荷物量に応じて、＋29リットル、＋45リットル、＋74リットルと、フレキシブルにラゲッジスペースをアドオン可能。

キャンプツーリングの際はサイドパニア（29L）＋ツーリングバッグ（70L）＋GIVIタンクバッグ（10L）の組み合わせも。
キャンプ道具積載時は給油に難ありの悪評もあるが、実際の所、ツーリングバッグを固定している左右のバックルを外してバッグを少しだけ後方へずらせばリアシートを無理開け可能なので、さほど苦労する事無く給油可能。

ちなみに、フルパニアを外した普段のアピアランスはこんな感じ。
左右のパニアステーとロック部の存在感はミニマムなので、私的には気になりません。
燃費: 無評価; カタログSPECは60km定地燃費値が42.0km/L、
WMTCモード値が28.3km/Lですが、、、

普段の通勤燃費がリッター26〜27km位。
郊外へツーリングに出ればリッター28〜30km位…といった所。

高速道路燃費は巡航速度域に応じて明確に逆スライドする感じで、リッター30km（100km/h巡航）〜35km（80km/h巡航）位。
100kmより上の速度域でリッター30kmを切り始め、28km附近で収束する感じ。

納車以来のトータル燃費は、今のところWMTCカタログ値よりも若干良い29.2km/L。

とにかく走る事が好きなので、レギュラーガソリンでこれだけ走ってくれる経済性と航続距離は嬉しい。
故障経験: ウインカースイッチの操作フィーリングが悪く、極寒地走行中にウインカーの点灯モードがおかしい事象が時たま発生するので、保証期間中にドリームへ持ち込み予定。。。(@@;)