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2014年01月24日

ハスラー見学

ハスラー見学 20日月曜日は、スズキ ハスラーの見学に行ってきました。
以前から注目していたこの車。実車に触れられるのをずっと心待ちにしていました。

スズキ「ハスラー」発表直前:【N-ONE】以上の【デザイン&アウトドアオプション】!【カタログ】公開!
 (Etical & LifeHack、2013年12月24日)
スズキ、まったく新しいジャンルの新型軽自動車「ハスラー」発表会
 (Car Watch、2013年12月25日)



「今までなかった新ジャンル!」と銘打っているものの、往年のKeiの再来に等しいですよね。
目新しさの中にも懐かしさを感じるのも、気になる理由です。

今時の軽自動車は、省燃費や、ミリ単位での室内や荷室の空間や、乗り降りのしやすさといった、街中の短距離を苦慮無く移動するためのシティコミューターに特化したものが中心です。
それはそれで結構なことですし、軽本来の使い道とはそういうもの。
でもそれだけに、一事が万事右へ倣えで、魅力に乏しくなってきたのも事実。少なくとも、個人的には。
収斂進化というか、コモディティ化というか…。
どのメーカーのどの車を買っても同じ。外れがない代わりに、代わり映えもしなければ有難味もない。当然、所有欲も満たされない。

そんな中にあって、(N-ONEもそうですが)個性を訴えるこんな車は、もうそれだけで貴重です。
個人的にも、Laevateinnだけでは生活に限界を感じるようになってきており、「家族が乗れて、荷物が積めて、冬でも走れる、実用本位の車があればなあ」と思っていました。
ハスラーは、実用本位なだけではない、遊び心があります。個性的な内外装デザインや、豊富なオプションパーツによる拡張性。
しかもそのオプションというのが、よくある豪華装備やエアロパーツではなく、登山や海水浴やキャンプや車中泊に便利そうな、アウトドアレジャーに向いたものが中心。
これ一台があるだけで夢が広がりそうだと思わせます。





今回お邪魔した、スズキ新潟販売 スズキアリーナ新発田です。

ゆっ、雪がない!Σ(゚Д゚;)
たまにしか来ないからというのもあるでしょうが、道路も整備されているし、新潟はいいなあ(´ω`)



こちらが展示車。
グレードはX・スマートフォン連携ナビゲーション装着車、駆動方式は4WD、外装色はパッションオレンジ×ホワイト2トーンルーフ、乾燥重量は850kg、燃料タンク容量は27L、JC08モード燃費は28km/L、変速機はインパネシフトCVT、型式はDBA-MR31S-HBXQ-N《-RN》、標準小売価格は\1,461,000(消費税5%込み\1,534,050)。

SUVミラココアだとか軽FJクルーザーだとか言われていますが、中々に個性的です。
色もありふれたものばかりではなく、確かに他車と共通した塗装が多くを占めるものの、専用に生み出された塗装とその配色があるという、力の入れよう。
丸型ヘッドランプは、パイクカー路線の車に最近静かに流行っているようですが(ミラココア、アルトラパンショコラ、N-ONE)、単純に丸型にするのではなく、オイル缶のキャップのようにも見える歪な外周が特徴です。
箱型をしたボディのシルエットや、軽らしからぬ大径タイアとも併せて、個人的には可愛らしさよりも無骨さを感じます。



フロントドアを開けたところ。
インナードアハンドルにも、ダッシュボードとお揃いの加飾パネルが。いいですねえ。
ドアスピーカーやエアコン吹き出し口やメーターには、ヘッドランプと共通意匠のデザインリングがあしらわれています。内装にもデザインの統一性を持たせています。

全体に渡ってダークグレーの樹脂剥き出しですが、加飾パネルとは質感が変えられており、変化があります。
人によっては安っぽくて嫌だと感じる向きもあるかも知れませんが、この車の場合は、むしろキャラクター性に合っていると思います。
アウトドアレジャー用の車なのだから、下手に上質さや豪華装備や快適装備で固めるべきではない。



前席。
外装をオレンジにすると、シートパイピングもお揃いの色に。他、サマーブルーメタリックやキャンディピンクメタリックでも同様。

形状は、今の軽の流行に違わぬ、平坦なもの。感触は良く乗り降りはしやすいですが、ホールド性はまずありません。
乗り降りのしやすさだけでなく、倒したり寝かせたりとシートアレンジする必要があるから、仕方ないのですが。
それにこの車は、未開の不整地を分け入って突き進む、競技用にも使えるクロスカントリーカーではありませんからね。あくまでクロスオーバーSUVであって、この車が走るのは雪道や砂利道などの、日常生活の中での未舗装路。
だからこれで良いのです。



インストゥルメントパネル。
外装とお揃いの加飾パネルが、たまりません。お洒落だし、欧州製Bセグメント車のようでもあります。
しかし、オレンジ以外は白しか選べないのが不満。せめて専用色である水色とピンクだけでも、シートパイピング同様にこちらもお揃いにして欲しかった。

デザイン自体は単純で、至ってシンプルですが、飽きさせない工夫があります。
インダッシュナビは、スマートフォンを横倒しにしたようなデザイン。これはスズキ軽の共通意匠ですね。
ステアリングもスズキ共通意匠です。Aグレード以外は本革巻きであり、感触は良く、太いので疲れにくそう。ステアリングスイッチも最小限。

収納スペースを増やそうとして無暗に窪みだらけにするでもなく、要所要所に絞って配置しており、カップホルダーは収納式です。
実用性を重んじつつも、美観を損ねないよう配慮されています。細かい気配りの出来るスズキらしさです。
写真には写っていませんが、センターアームレストにも、蓋付きの収納スペースがあります。


その助手席側の収納を全て開けたところ。
水平に開いて1.5kgまで載せられる、インパネボックス。引き出し式のカップホルダー。グローブボックス。
N-WGNのスライドセンタートレイのように、助手席の人が、軽食を食べる際のテーブルとして使えます。これはいいですね。軽はどんな使われ方をされているかを研究したのでしょうか。

空調インパネスイッチは大き目。
最近はタッチパネルが主流になりつつあるようですが、こういうものは運転中でも頻繁に操作するもの。誤操作や、操作に気を取られて事故を起こしては、元も子もありません。
だから原始的な物理スイッチ、それも大き目なのは良いことです。


助手席シートバックテーブル。
運転席に座ったまま、これをテーブル代わりに出来ます。また、後席の人ともこれを挟みながら食事が出来ます。後席と遮るものがないとだけでなく、媒介するものがあるというのは、会話が楽しくなりそうです。
とはいえ、事前に写真だけで見ていた時から薄々感付いてはいましたが、やはり水平にはならないのですね…。これは画竜点睛を欠きます。
(それとも、座面を外せば水平になったのかな…?)



リアドア。
フロントドア以上に安っぽい(褒め言葉)。肘掛も兼ねるインナードアハンドルは、もはや完全なる大型グリップそのものであり、ドリンクホルダーはネット状。
だが、それが良い! タフで無骨な、男の車です。


後席は、思っていた以上に広々!
ワゴンRと車台を共用しており、よって広いFFベースであり、更にそこから車輪を四隅に追いやっている。よって見た目以上に室内空間を広く取れています。
ドアも大きく開くので、怪我人や病人や、両親が老いて体が不自由になったとしても、難無く乗れそうです。

只、前席シートバックに、レジ袋を引っかけられるフックや、簡易な折り畳みテーブル、ないし小物を入れられるネットが備わっていないのが、惜しい。
これだけ広いのだから、簡素でもそれなりの便利アイテムは欲しかった。
(N-WGNにはあったんですけどねえ…。スズキの場合、1ランク上のコンパクトカーのソリオにならないと、付かない。コスト削減なのか安全性なのか)。



荷室。
後席の居住性を確保したために、若干狭いかも知れませんね。
ラゲッジボードをめくっても、その下には工具が隠されており、収納スペースがあるでもありません。荷室の左右の内壁にも、蓋があってその中に収納スペースが隠されているということも、ありません。
この辺は、狭いながらも工夫が見られたN-WGNに劣ります。

A以外のグレードには、ラゲッジフロア(凸モールド状のリブが付いた硬質樹脂製)が装備。
後席をスライドさせても追随し、隙間を目隠ししてくれて(めくると、後席と荷室の間から、シャシが丸見え)、傷から守ってくれます。


荷室右壁面には、電源を取れるソケットが。


天井には、独立したルームランプ。
実用本位で良いですねえ。

内張りも、上のほうは起毛処理された布張りになっており、黒い樹脂製の下半分とは質感が変えられています。
円形カバーで隠されていますが、それらを外すと、様々なオプションに対応したジョイントが現れます。


後席を寝かせたところ。
防水処理もされているので、気兼ねなくどんどん放り込めそうであり、アウトドアレジャーに活躍してくれそうです。
勿論、後席を起こしたまま前席を仰向けに寝かせれば、車中泊にも対応します。マットやカーテンや天井用ネットなどの、そのためのオプションもあるというのだから、想像するだけで楽しくなってきます。



……こういうPOPを見せられると、自分のような貧乏人にも、具体的に買えそうな気がしてくるじゃないか…(;^ω^)
(いや、買えることは買えるんだけど、停める場所と、何より維持が…)



カタログ(中)とオプションカタログ(右)だけでなく、一ヶ月前にもらっていたティザーカタログ(左)と。




デザインは個性的で、変に高級感を追わずに道具感を追求しており、オフロード走破性があると言ってもそれほどハードではない程々さがあり、所帯じみた実用性というよりは遊びに活躍してくれそうな意味での実用性があり、これに乗れば生活が楽しくなりそうと思わせるオーラがあります。

開発陣はミニ・クロスオーバーを参考にしたと公言しており、良い意味での影響を感じます。
先月の東京モーターショーに参考出品されたハスラークーペに至っては、殆どミニ・ペースマンですからねえ。

長らく途絶えて久しかった、楽しい軽の復活です。
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Posted at 2014/01/24 23:38:07

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