2007年02月20日
アイスクリーム娘のヒップアタック(その1)
ちょいと私らしくもないので書こうか書くまいか、悩みましたが、たまにはクルマネタを。連続シリーズです。
あれは8年くらい前。まだNAに乗ってた頃、カマを掘られたのです。
夕方の国道20号登り、調布近辺。激しい渋滞の中、襲ってきた睡魔と格闘していると、「ドーン」と凄まじい音が。
あれ?オレ?やっちまったのか…?と慌てた私。しかし、前のクルマの車間は3mも開いてます。
鶏のように周囲を見渡すとバックミラーの中にトヨタのセレスだかマリノがスルスルとバックしてゆく姿が。右手をウィンドゥから出し、チョイチョイ、と路肩に寄せる指示を出しました。
セレスから出てきたのは、いかにもっ、つう出で立ちのギャル2匹。
足下は当時流行の
『厚底サンダル』
ですわ。
このギャルが事故の対処法を知っているなんて万が一にもありえないので、100%被害者の私が警察と保険会社に電話。
さらに困ったことに、保険証とか車検証がドコにあるかもわかんない。誰のクルマだと聞いたら、お父さんに買ってもらったのだそうで。
まだ運転していた方は申し訳なさそうだけど、助手席の方はニヤニヤしとるわけです。垣根涼介氏の言うところの
『脳みそがアイスクリームでできてる女』
こんなションベン臭い汚ギャルと話してもつまらないのでクルマの中に閉じこもり、こちらの損保の代理店、つまりオヤジ様に電話。
「ああ、停車中にオカマ掘られたんなら、オマエには過失がない。」
「じゃぁ、100対0でオレの勝ち、10000対0でオレの勝ち。しゃーっ!!!」
「つーことで、自分で勝手にやりな。」
「えぇぇぇーっ!!??」
「保険会社はカネにならんことはしないのダ。まぁ、何かあったら電話しろ。相談に乗ってやる。」
全く、何のために任意保険を払ってるのだとタメイキをつきながらクルマから降りると、後ろに止めていたセレスからギャルも降りてきました。
運転していた方の娘は、やっぱり申し訳なさそうにはしています。
と
こ
ろ
が
助手席のバカの方、アイスクリーム脳でも、道ばたに落ちて完全に溶けきったようなクソバカ。
「ぜんぜん平気じゃーん」と、ンコ座りで私のNAのリアバンパを つんつん。
つかつかと歩み寄り、
「これはねぇ、一度ベコーンってへっこんで、元に戻ったの。中がやられてる可能性もあるのよ。」
「へぇー。そーなんだー。すごーい。」
わかってません。なので、トランクを開けました。大型のカメラバッグを開いて見せます。
「プロ用一眼レフ2台、超高性能レンズ4本、ライティング機材、その他諸々。全て衝撃に弱い精密機器だ。お姉ちゃん、全部でいくらするか知ってるーぅ?軽~く100万円超えるのよ。(ウソ)」
「…へぇ…」
「それにこいつらの点検料、その間の代替機料、オレの仕事のメーワク料。はっきり言ってオレのギャラは高いゼ。日当10万円だ。足し算できるか?」
さすがにバカも凍り付いてます。一度溶けたアイスが再び凍ったように、間抜けなまでにカキンカキン。
「お前ら笑ってたけどなー、そのクルマで100馬力もあんだよ。簡単に人を殺せる力だ。ハンドル握るなら気をつけろ。轢かれて死んだヤツ、轢いて殺したヤツの人生を見たことあるのか?」
し
か
し
きびすを返してNAに乗り込んだ時、後ろから「キャハハッ!マイったネー!」と助手席のバカが笑うのを聞き逃しませんでした。
多分、コイツはとんでもなく脳天気なバカの人生をムダに過ごす。何を言っても無駄無駄無駄無駄!誰か鬼畜な野郎にハメられて、風呂に沈められてお終いの人生。まぁ、いいや、オレシラネ。タメイキをついて帰宅。
しかし後日、さらに背後には「バカ」がたくさんいるのを知ることになりました。
(つづく)
ブログ一覧 |
事故紹介 | 日記
Posted at
2007/02/20 01:40:31
今、あなたにおすすめ