2007年02月27日
おそろしいやまい
最近、街のあちこちでマスクを付けた方を見かけますな。
ああ、カゼが流行ってるんだなぁ、ちゅーか、こんなにみんなカゼひいてて、日本、大丈夫か?鶏インフルとか流行ったら日本オシマイじゃんか、と思ったら花粉なんですね。
バカはカゼひかないといいますが、私くらいになると花粉ごときじゃビクともしません。
父も母も姉も弟もしっかり花粉アレルギー持ってたりするわけで、するとなんだか悔しいんですわ。
このフェラーリのようにデリケートで神秘的かつ官能的なオレちゃんなのに、と。
昔はですね、こんな私でも肌が弱かったんだそうですよ。生卵でポツポツが出来たり、冬場は寒冷性蕁麻疹とかになったり。
いつからですかね、強くなったのは。
やっぱ小学校低学年から毎日毎日プラモのラッカー&エナメル溶剤まみれになり、中学になると電動工具でABSの粉塵を吸い、高校に入ったらガソリンとオイルと排ガスまみれ。バッテリー液とブレーキフルードも目に差したり飲んだりしたからですかね。
「おう、シゲさん、変なヤツが入ってきたぞ!とっちめてやるか?」
「構うこっちゃねぇよゲンさん。こんな今にも崩れそうなボロ長屋だ。放っとけ放っとけ。」
「だぁな。だいたい、めんどくせぇしな。おーぃ!そこのどっかの馬の骨ー!こっちきて一杯引っかけていかねぇか?」
「うるせー馬鹿!こんなツマンネエトコ、とっとと出てくわ!」
…きっと、私の身体の中の免疫抗体どもなんて、こんな感じなんでしょうね。今じゃマジックリン普通にハンドソープ代わり。一度、試しに頭洗ったら、すんごいことになりましたわ。サイヤ人かと思いましたわ。
さて、毎度のごとく前フリは長いのですが、やっとこ本題に入りまShow。
そんな強靱ボディを持つ私ですが、高校生ぐらいまで、原因不明の症状に悩まされておりました。
その症状はというと…
■例えば、真冬日
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
■暖房の効いた部屋に入ったり、風呂に入ったり、マラソンをしたり、日陰から出てきて直射日光を浴びたりするなど、急激な体温変化がおきるような状況、またはそのような行動を自ら起こすと…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
■直後、もしくは数分後に、どこか身体の一カ所が、「チクッ」とする。場所は背中とか、尻、頭のてっぺんとかに多い。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
■この、「チクッ」はハチにさされたような激痛ではなく。まるで、体長5mmほどの妖精に小さな針で「チクッ」と刺された感じ。(妖精と表現するのは、私が愛とメルヘンとロマンの人だから)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
■その後、1秒間隔ぐらいで、その周辺、もしくは全然別の場所に「チクッ!」、「チクッ!」が立て続けに起きる。まるで、妖精がどんどんと増え、みんなで刺してくる感じ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
■さらに妖精は増え続け、「チクチクチクチクチクチク!」と、全身に広がる。もう、全身が妖精に埋め尽くされて攻撃される感じ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
■妖精が刺す針と針の間隔はもう、1mmくらいまでに。「チチチチチチチチチチチチチチクチクチク!」で、「うひゃぁ~!!!!」っという感じ。(なんじゃそりゃ)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
■その後、チクチクマキシマム。すると、突然全ての妖精がフッ、と消え、いつもの状態に戻る。
一度、医者行きました。
今言った事を話したんです。 正直に。
たくさんの妖精が小さい針でチクチクと…って。
そしたら、途中からカルテを書くのもやめて
「何だろうねぇー。」
サジ投げられましたわ。
この医者は、新しい病気とか、治療法とか絶対に発見できず、凡庸な町医者で終わるんだチキショウ、と泣きながら帰りましたよ。
家族にはダニとか、ケジラミじゃねぇのかと言われるわけで、ナイーブなお年頃だったので、非常に傷つき、家にかえりたくもなくなくなくなるわけです。
それから数年後。高校生になったある日、何となーく、この症状を級友に話すと、
「あ~、あるあるある!」
と、フレンドパークなヤツラが数名。何だか涙が出そうになりました。
そして全てのクラスを回って調査すると、かなりの数の発症患者がいることがわかったのです。
「そうそう、マラソンとか、風呂はいるとなるなる。」
「『チクッ』とすると、『あーっ!来たぁー!(泣)』と、いつも思ってたよ~」
医者に行ったと話したら「オマエ、バカじゃねぇの」となじられましたが、患者達は自然と仲良くなるわけで、この現代医学で改名されていない病気の名前を付けることにしました。
その名も
「ちくりん病」
そのうちに、あくびのように、「ちくりん病」は伝染るということも判明しました。
マラソン中とかで…
「うわーっ!チクリン病来たーっ!」
「バカ!言うな…うわーっ!オレも来たー!!」
しかし、高校をあがる頃には、その多くに「ちくりん病」の症状は現れなくなりました。
考えてみると、あの頃からオツムの程度は変わっていないので、生物としての成長が終わった証拠だと私は学会に発表しようと思ってます。そのうち。
で、あのバカにした医者のトコに行って「君は精進が足りんヨ」と言ってやるのです。
ちなみに、地元以外の友人に話すと
「何ソレ?横須賀の風土病じゃねぇの?」
と言われます。
ブログ一覧 |
バカ話 | 日記
Posted at
2007/02/28 00:00:01
今、あなたにおすすめ