この記事は、
パフューム について書いています。
今回紹介するのは↑な。
せっかくだからワシもレヴゥしてみるわい。
あらすじは
18世紀、パリの魚市場で産み落とされたグルヌイユは
驚異的な嗅覚を持っていた。
青年に成長したある日、赤毛の少女が発する至福の香りに出会うが、
夢中になるあまり彼女を殺してしまう。
死と共に香りも消えてしまうことを知った彼は、
香りを永遠にとどめておく方法を探るため調香師に弟子入りし、
さらなる技を求めて職人の街グラースへ向かう。
途中、自分自身に体臭がないことに気づき衝撃を受けるが、
やがて運命の香りと再会する。
↑
goo映画より引用な。
てな映画です。
ちなみにこの監督は10年ほど前に
ラン・ローラ・ラン と言う、
MTV好きに受けるような映画を撮った監督です。
この映画知ってる人いるかもな。
さてさて、この映画で大事なのは処々REVでも書いてある通り、
「匂い」を映像で表現する
と言うチャレンジである。
これはすごく成功していると思う。
こういうのはドイツ人監督は得意分野なのでしょうか?
グロいシーンなんかは特にね。
ドイツ映画にはこう言う偏執的なのを撮った映画は実は結構多いのです。
有名どころで言えば
ネクロマンティックとかアナトミーとか。
オソロシス
脱線した。
でだ、
この映画で重要なのは
主人公がいったいそこまでして
執着したものはいったい何だったのか?
と言う事である。
ストーリーライン上ではそれは当然「香り」なワケであるが、
その「香り」を通じて得ようとしていた物が
何なのかをそれこそ「嗅ぎ取る」事で
この映画のテーマと言うものが解かるのではないかと。
そして、その得ようとしていた物を
主人公がある事を犯してしまった女性から
きっかけを得てしまったが故に
処々の事件が起こるワケ。
この辺は深読みするには
非常に面白いプロットと言えよう。
動機付けとしても説得力はあると思う。
ネタバレになるが、
実はこの主人公は無臭と言う体質で、
無臭であること=自己存在の無さ
と同義と解釈すると、
何故究極の香水を作ろうとしたのか?
と言う部分を上記事件と「香り」とを関連付けすると
なるほどぉと言う個人的ではあるが、
あるところに帰結するのです。
帰結内容は内緒な。
見ておのおので判断するべきだと思う。
まさに「生(性)」と「死」と言うものが
その存在意義においてどのような意味を成すのか?
或いは、どう表現するのか?
と言う深いテーマを
ちょっとシニカルな表現で上手く展開していたと思う。
ちなみに
CM等でも話題になった
大群衆セクロスシーンだが、
そこを期待して見ると大怪我します(笑
むしろそういうところが
ピックアップされて語られてしまう状況
(まぁ、インパクトでかいわな)
と言うか、宣伝の仕方する配給元のセンスがないっつーか。
この手の宣伝手法で内容と宣伝にギャップが
大きすぎる映画ってのは結構あるからね。
騙される側としてはエライ迷惑です。
みんなが映画雑誌読んで事前にストーリー知ってるわけではないからな。
テーマと実際の展開とセクロスとがごっちゃになってるので
あと、少しグロいので、
ハリウッド系映画が好きな方にはお勧めしません。
女性と見るのも止めといた方がいいと思う。
しかし、野郎が一人で見るというのも
それはそれでキモイwwwwwwwwwwwwwwwwww
ワシ個人としては
この映画は
アリ
です。
75点はある。
そのくらい個人的には面白かった映画。
つか、そもそもあんな香水が存在したら
間違いなくワシは欲しい!
そうは思わないか?wwwww
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movie | 日記
Posted at
2008/01/04 14:33:32