アイルトン・セナの想い出：6th_２位は敗者のトップ

アイルトン・セナの”アナザーストーリーズ”を見て、知らなかった事や勘違いしていた事に気づく。
セナの言葉、”２位というポジションは敗者のトップ、僕にとって最も大切なのは勝つことだ”　
これを聞いて、思わず蓮舫さんを思い浮かべたのは私だけではないだろう。
勝つためには自分の命を賭けるというセナ、かつてチームメイトのプロストもその事は気にかけていた。
私自身は１９９１年の鈴鹿を思い出した。
セナが決勝最終コーナーでチームメイトのベルガーに勝利を譲り、自ら２位を選んだレースがあった。
このレースでドライバーズ・タイトルを決めたセナとベルガーには二人の約束もあったらしいのだが、年間サポートしてくれたベルガーへ感謝したのだと思えた。
このレースも鈴鹿でリアルタイムで見ていた事は、今思えば幸せだったな。

セナの女性広報官ベアトリス・アスンソンさんがウイリアムズ、チーフエンジニアのパトリック・ヘッドの奥さんだったとは。
そしてこの事故と裁判がきっかけと思える離婚。

呪われた週末サンマリノGPで３件の事故、意識不明になったが奇跡的に一人生き残ったルーベンス・バリチェロ。
セナと同じブラジル人としての苦悩。

F1ジャーナリストの尾張正博さん、事故後のセナに対面した唯一の日本人。
実は私、いつの間にか金子浩久さんがその人かと勘違いしていました。反省。
この方も事故が人生を変えていた。

事故の１１日前、サッカースタジアムでのセナとブラジル・サッカーチームとの会話。
４回目の優勝を誓い合い、サッカー・ワールドチャンプへセナの後押しがあったなんて。

常に限界・全力でレースに臨んでいたセナ。
良い番組だった。