[モンキーR改] 路上復帰への道29_花咲かG でサビ取りの巻(その11・浸漬3回後のブラシ洗浄)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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2
次に撮影アングルを、少し上方に向けた画像です。
底面と交わる側面との境目に、若干サビが残っていますが、(後に)業者さんに樹脂コーティングを施工いただく際の妨げになるほどではないと考えます。
次はプローブを直上(天井方向、給油口付近)に向けて観察します。
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こちらは燃料タンクの天井(給油口付近)です。
3回目の浸漬をする前には、花咲かG(サビ取り溶液)の喫水線を境として、溶液に浸かっていなかったと思われる部分の全体に渡って、サビが残っていた部分でした。
しかしこの画像から分かる通り、天井部分はサビがキレイさっぱりと除去できていることが確認できました。次はタンク前方の状況を観察します。
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こちらの画像は、給油口から燃料タンク前方の底面を撮影した画像です。
底面のサビは、ほとんどが取れているようです。ただし、排水パイプの陰に隠れている部分に、若干のサビが残っているようです。さらに撮影角度を上方に移して、観察を続けます。
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燃料タンクの前方については、タンク底面と側面との交わりの部分のサビも、よく除去できています。
また、排水パイプの陰になって見えにくかったサビも、次第に姿を見せるようになりました。さらに内視鏡のプローブを上方に向けて観察していきます。
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燃料タンク前方の壁面(左右および正面の縦方向: 垂直方向の壁)にはサビが残っておらず、こちらも除去がうまくいったことを確認できました。
次は先ほどの、底面(排水パイプの陰)に認められた残存サビの様子について、さらに詳しく見ていきます。
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燃料タンク底面の、前方で左寄りの画像です。
中央に写っている長短2つのパイプは、キャブレターへの給油パイプです(長い方: 燃料コックON時の流路、短い方: 燃料コックRESERVE時の予備タン流路)。
その給油パイプの右側に、残存サビがあります。ここは何としても、物理的なブラシ掛けでサビ落としをしておきたいところです。
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こちらは燃料タンク底面の、前方で右寄りの画像です。底面右側では、サビはほとんど撤去できています。また、画像には載せていませんが、タンク前方の天井側にもサビが残っていないことを、別途確認できています。
以上より、3回目の浸漬の結果としては次のようになります。
・全体的にサビ除去は うまくいっている。
・底面と側面との交わり部分に、サビが
若干だが残っている箇所がある(リヤ)。
・底面前方の左寄り(排水パイプの前方)
に、残存サビが確認できた。
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そこで、再びロングリーチブラシを活用してブラシ掛けを行います。左の画像は、そのブラシ掛けの様子です。
思った通り、残存サビは物理的なブラシ掛けにより、除去することができそうです。このまま内視鏡のモニター画面を活用しながら、ロングリーチブラシが効果的にサビ部分を擦(こす)り取ることができるよう、ガイドします。
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燃料タンク底面と排水パイプの間の、僅(わず)かなスキマにブラシを通し入れて、前後にブラシを往復させながらサビ取りをしている最中の画像です。
当初、この部分にはうまくブラシを当てることが困難でしたが、ブラシを曲げたり伸ばしたりなど、形状をいろいろトライして使い勝手をカスタマイズする過程で、前述のように「底面と排水パイプのスキマ」にブラシを通すことができたことにより、サビ除去が可能となった次第です。
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見かけ上、薄い茶色っぽく見える領域が、ブラッシングによるサビ落としを加えた部分です。
内視鏡(のモニター画面)とのコンビネーションにより、何とか残存サビも擦り取ることができて良かったです。
目立つサビについては、物理的にも落とすことができましたので、次は散水栓でタンク内部を水洗いしつつ、剥離させたサビ粉を排出させる工程へと進みます。
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作業場所を、VNHレヴォーグの荷台から玄関前に移して作業再開です。
散水栓の切り替えノズルを「ジェット(直噴)」の位置に合わせて、水道水を勢いよく燃料タンクの内部に吹きかけます(投入量: 約2L)。
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タンク全体を持ち上げて、前後左右に揺すってから給油パイプのゴムキャップを取り外し、ドレンします(次の画像へ)。
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ドレンされた水に混ざって、プラ箱の中には遊離したサビ粉もいっしょに流れ落ちます。
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今度は給油パイプからドレンするのではなく、水の入った静止状態からタンクを急激に逆さまにひっくり返すことで、給油口からの水の排出時の勢いを借りて、サビ粉を一気に流れ出るように作業をします。
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排出されたサビ粉の例。一つ前のステップ(段階)で例示した作業を続けます。
具体的には「散水ノズルの位置をジェットに合わせてタンク内に注水」→「前後左右など、タンク全体をシェイク」→「勢いよくタンクをひっくり返して、給油口から一気に排水」→「サビ粉もいっしょに排出させる」…といったステップ(※)になります。
排水時にサビ粉が出なくなるまで、上記(※)のステップを繰り返します。当初、5~6回ほど繰り返せば良いかな?…くらいに思ってたのですが、毎回、少なからずサビ粉が排出され続けました。
結局、サビ粉が出なくなるまでに要した洗浄回数は、合計12回。水洗い(シェイク)を12回も繰り返すことになりましたが、何とかやり遂げました。
この後は、いわゆる「リンス」で表面仕上げを行います。
「路上復帰への道30」 に続く。
↓
2025-04-29(Tue.) : 更新
[モンキーR改] 路上復帰への道30_花咲かG でサビ取りの巻(その12・仕上げのリンス処置)→
https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28696/8207601/note.aspx をアップしました。
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