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調布市のKAZの"VNHCレヴォーグ STI Sport#" [スバル レヴォーグ]

パーツレビュー

2024年7月3日

スバルテクニカインターナショナル(株) STI [特別装備17] リヤサブフレーム締結ボルト・大径(φ14)仕様  

評価:
5
スバルテクニカインターナショナル STI [特別装備17] リヤサブフレーム締結ボルト・大径(φ14)仕様
・車両製造: 2023年06月08日
・STI架装 : 2023年06月10日~23日の間
・納車   : 2023年07月16日
・現物確認: 2024年06月07日

■概要
LEVORG 2.4STI Sport# の特別仕様として、カタログでの記載は無いものの、リヤサブフレームの締結ボルト(前後左右で合計4本ある)のうち、前側2本が大径化されています(※)。

(※)出典
◎SUBIE CHANNEL(14:00頃から~)
 → https://www.youtube.com/watch?v=rZ36xFsxbgw

2023年07月に納車されて以来、大径化された締結ボルトの現品を見られずにいましたが、このほど(2024年06月に)実際に当該ボルトをサブフレームから取り外し、標準ボルトと比較することができましたので、パーツレビューに上げる次第です。

■特徴
まずは純正部番から記述します。今回は当方の都合により、レイバック用の締結ボルトを含めての(標準品とSTI品との)比較になっていますが、ご承知おき願います。
  ・部品名称: BOLT FLG(フランジボルト)  
  ・レヴォーグ標準ボルト  : 20058FL020  (14×127.5)
  ・STI Sport#用大径ボルト: ST20159V2000
  ・レイバック標準ボルト  : 20058FL000(参考、14×163)

レヴォーグのサブフレーム締結標準ボルト(20058FL020)は、
  ・ボルトの首下長サはパイロット部を含めて127.5mm。
  ・ボルトの首下14mmの範囲までは、太さがφ14mm。
  ・首下14mmの部分でくびれがあり、ボルトの径が縮小。
  ・首下14mmから下方では、太さがφ12.9~13.0mmでした。
  ・ねじ長さは約45mm。

その一方、STI Sport#用大径ボルト(ST20159V2000)は
  ・ボルトの首下長サはパイロット部を含めて163mm。
   これはレイバック用のフランジボルトと同等。
  ・ボルトの太さは、首下によらず一律でφ14mm(くびれ無し)。
  ・ねじ長さは約85mm(レイバックは約75mm)。

■雑記
STI によると、サブフレーム締結ボルトのうち、フロント側の2本を拡径φの強化ボルトとすることにより、横力が発生した際の初期ステア特性の改善を図った…とあります(前述のSUBIE CHANNELより)。逆に、リヤ側を含めた4本とも拡径φの強化ボルトに置換してしまうと、狙った特性改善効果が得られない…とされている点が、奥深いと感じます。

要は、何でもかんでも強化品にするのではなく、適材適所のバランスが重要なのでしょうね。…まぁ、日常の走行でその恩恵を体感できるかどうか?については微妙だと思いますが、ポテンシャルアップの方向性については期待というか、賛同したいところです。
  • 地下ピットに潜って、STI Sport# の床下周りを覗き上げたところ。赤丸と青丸の部分が締結点。
  • STI Sport# のサブフレーム締結ボルトを取り外すところ。フロント側の左右2ヶ所が強化品。
  • 標準品(20058FL020、20058FL000とも)はボルトの首下にくびれがあり、細径になる。
  • (参考)レイバック用とSTI Sport#用の比較。強化品はレイバック用と同等の長さとなっている。
  • (参考)レイバック用はパイロット部を含めた首下長さは163mm。ねじ長さはSTIの方が長い設定。
  • (参考)レイバック用とレヴォーグ用(Sport#はリヤ2点用)の比較。ボルト長さもねじ長さも異なる。
  • レヴォーグ用(20058FL020)の概寸を追記(上のボルトは比較用のレイバック用)。
  • サブフレーム締結用のフランジボルトの強度区分は、いずれの機種・部位ともに10Tとなっています。
入手ルートその他 ※2.4STI_Sport#に標準装備。比較のためいったん車両から取り外し、その後に復元。
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この記事へのコメント

2024年7月3日 7:37
 おはようございます。
詳細調査、お疲れ様です。(前後ならびにレイバック用とごっちゃになっててわかりにくかったですが)
 ボルト長さだけ変えてしまう人がいて気になっていたのですが、
挟み込むものの厚み(サブフレームの黒丸部および20157)とボディー側の雌ネジ部深さの方に差はないのでしょうか?
 ボルト長さ、ネジ部長さを長くしても車内シート側に突き出ているだけだと思うので。
コメントへの返答
2024年7月3日 12:00
分かりにくくてすみません。実は標準ボルト(20058FL020)とSTI強化ボルト(ST20159V2000)の2つを、直接並べて比較した画像を写していなかったことに後から気が付いたため、やむなくレイバック用ボルト(20058FL000)を仲介させての相対比較とした次第です…(苦笑)。

当方がボディ側めねじ長さを確認したときの値は約23mmでした。めねじは貫通ナット構造でしたので、めねじ長さを越えた(ボルトの)雄ねじ部分は「突き出し」となります。

ボルトの長さ(雄ねじ長さ)を長くしても、被締結物や締結トルクには変わりなく、ボディ側めねじは貫通構造となっていることから「ねじ噛み合い長さ(実効値)」は不変。軸力も不変。
ひとえにボルトの首下部分の太さ(φ12.9~13.0mm→φ14.0、径拡大率108%、断面積拡大率116%)による剪断方向の抗力UP(微小たわみの抑制、大まかには2乗で効くかな)を期待しての施策になる認識です。

■前側の締結構成
「(1)車体側めねじ」←「(2)車体鋼板」←「(3)STOPPER UPR(スペーサ)」←「(4)サブフレームAssy(20152VC003)」←「(5)SUPPORT R F(20157FL~)」←「(6)締結ボルト」

(1)~(2):車体側の構造物、めねじ長サ≒23mm、貫通ナット構造
(3)~(5):被締結物
(6):当該ボルト、締結トルク=145±15Nm

■後側の締結構成
「(1)車体側めねじ」←「(2)車体鋼板」←「(3)STOPPER UPR(スペーサ)」←「(4)サブフレームAssy(20152VC003)」←「(5)BRKT COMP STAB R(20476VC000)」←「(6)締結ボルト」

(1)~(2):車体側の構造物、めねじ長サ≒前部と同等と推定、貫通ナット構造
(3)~(5):被締結物
(6):当該ボルト、締結トルク=145±15Nm
2024年7月3日 12:09
 追加のご回答ありがとうございます。
 モヤモヤがはっきりしました。ネジ部長さが違うのが気になってました。(R#と普通のシャーシの方を比べないと何とも言えないかとは思いますが)
やっぱりフォレスターなどの長いボルトに変えても剛性にはなりませんよね?
コメントへの返答
2024年7月3日 12:20
どーも。
お尋ねの件、長いボルト(この場合は、ボルト長および雄ねじ長さのロング化)に変えても、事実上、ボディの雌ネジ側で決まる「ねじ噛み合い長さ(締結有効長)」が不変のままですと、結合剛性は変わらないと思います(ボルトが長くなった分だけ、相手側の空間に突き出るだけになることから)。

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