（株）タカラトミー トミカプレミアム インプレッサ22B STiバージョン（10周年記念特別復刻版）  

・2024年09月28日： 発売開始
・2024年09月28日： 購入（東京駅近くのトミカショップにて）

■概要
トミカプレミアムシリーズは「大人のためのトミカ」を開発目標に掲げ、2015年にリリース開始。今回、その10周年記念として、生産終了となっていたインプレッサ22Bが復刻版として販売されたものになります。

■特徴
インプレッサ22Bは、2016年04月にトミカプレミアムに初登場。今回、復刻販売するにあたり、発売当時の金型を使用しつつ、ボディカラーは当時を限りなく再現しています。また、パッケージは「10周年記念ロゴ入り」特別仕様となっています。
本品は、基本的にトミカ専門店である「トミカショップ」、またはタカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」での販売となっています。

　・商品番号： 4904810951599
　・スケール： 1/61
　・材質： 本体→ 亜鉛合金、ABS、MABS、リヤウィング→ PVC
　・サイズ： W29mm×H22mm×D70mm

◎公式WEBページ→ https://www.takaratomy.co.jp/products/tomica/tomicabrand/10anniversary/
◎ニュースリリース（PDF）→ https://www.takaratomy.co.jp/product_release/pdf/p240730.pdf

■私的な雑感、徒然記
本体の材質として表示されているMABSとは、透明なABS樹脂といった意味です。
　　・M： Methyl Methacrylate（メチルメタクリレート）
　　・ABS： Acrylonitrile Butadiene Styrene（アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン）
低比重で吸湿性が少ない素材で、熱に対して安定かつ成形性に優れる特質を持っているとのこと。

公式ページによると、「発売当時の金型を使用」「デザインやカラーは当時を限りなく再現」…とあります。トミカの金型寿命は不明ですが、当時のショット数が多ければ金型も「ダレてくる」はずなので、もしも「デザインを限りなく修正」したとすれば、それは摩耗した金型に修正を入れる必要があった…ということの裏返しの表現になるのでしょうね（＞私見です）。

その他、発売当時（2016年）と現在（2024年）で異なるものがあるとすれば、それは生産技術の向上が挙げられることでしょう。同じ金型や車体塗料（カラーコード）を適用した場合であっても、塗膜の粒径や温度管理だったりコンタミ管理（異物混入防止）だったりの技術は進歩しているはずなので、現代の技術を以て「当時を再現」させるコンセプトなのでしょう。

なので、もしもオリジナル版と復刻版とで相違があったとしても、それは技術の進歩（あるいは当時、供試されていた材料の入手が困難になって代替品を用いた、などのBCP対応）に由来するもの…かもしれません。もっとも、相違の有無すら分からないのが現実でしょうけど。